つくる、を変換しようとして。
作る、はこしらえること。
創る、は新しく生み出すこと。
造る、は大きな物を構築すること。
造園には,この3つがあるんだな~、と思った次第。な~んてたのしいおしごとなんでしょう。
今日は竹をいじくっておりました。いえ,たいした物はつくっておりません。
仕事で菊の支柱にと,ご近所から竹を分けていただいたのです。
久々に切り出した竹から鉈で小枝を払う。
いいねえ,竹。このしなやかな粘りは,やっぱ青竹だねえ。
風が強いここでは、人工の農業用支柱では頭の重い菊は倒れてしまうのです。竹なら丸い穴が土をしっかりつかんで、しなやかに風圧を逃がし,ちょっとやそっとでは倒れません。
適当な長さでさくさくと節の上で切り,支柱がたまってゆく。
細い先の方はポット苗の支柱に,太い方はその他の用途にとっておく。
後に残った大量の小枝は?
そうだ。手ぼうきをつくろう。
庭師の3種の神器。竹箒を先っちょだけにしたような形で,手の中に納まるほどの大きさ。これで苔の上や砂利の庭をきれ~に掃除するのです。
本当はもっと枝の細かい孟宗竹でつくるそうですが。京都では竹屋さんがあちこちにあったので手ぼうきが簡単に手に入ったのですが,こちらではなかなか手に入らないのですよね~。
さっそくつくってみると、やはりなかなか「あの」手ぼうきのようにはまとまらない。ちょっと枝先が硬すぎる。荒くてどうもうまくまとまらないな~。
でも、なんとかそれらしき物が出来ました。
うん,苔用には荒いけど,まずまずじゃないかな。
竹って,捨てるとこがなくてよいね~。よし,今度雨降ったときに手ぼうきみんなにつくってもらおっと。