ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

まずは錦渓。

2009年09月22日 | 蘇州、上海旅行
やったあやったあ。あこがれの水郷地帯です!
詳しくはこちらのつれブログでも。
http://blog.qlep.com/blog.php/quinland/294847?categ=1&year=2009&month=9

錦渓は、最近開発された観光地とか。宗の孝宗皇帝に愛された陳妃のお墓を守ってきた、古い歴史のある街なのだそうです。街の名も「陳墓」だったのを、墓とは響きがよろしくないというので近年(って、すっごい昔だったりして)「錦渓」に改称したとか。

そしてこちらが、そのお墓をお護りする為に立てられたという蓮池禅院。黄色い壁なんて、異国情緒~、と思いましたが、きっと皇帝の色なんでしょうね。


湖を望むあの橋も、陳妃の為につくられたそう。湖はどこまでも静か。湖水に映る橋と、柳に睡蓮が美しいですね。橋に屋根がついているのが優雅。赤いぼんぼりもかわいい。夕日が映れば、さぞかし美しいのでしょうね。



船頭さんは、なんとお母さんたち。すご~い。漕ぎながらさらに、歌まで歌ってくれるんです。すごい肺活量だ!
舟を連ねてゆくと、お母さんたちはそれぞれ順番にソプラノ、メゾソプラノ、アルトで民謡を歌ってくれます。湖上に歌声が流れてうっとり。


緑が豊かですね~。まさに、東洋のベニス。うつくし~い。飛行機から見たときも、バスで移動中もあちこちに豊かな水路が見られました。台風が来たら水没したりしないんだろ~か…。(成田で台風直撃だったもので…。)


ゆったりゆったり。う~、いいきもち。目も喜ぶこの景色。あれはざくろかな~。すてき~。にこにこ。


川にモップを洗いにきたお母さんと、船頭のお母さんとで世間話。いいねえ。ほんと、生活の一部ってかんじ。

あれが陳妃さんの水墓。湖水の上にお墓なんて、不思議な感じ~。そうそう、デルフトのあの絵を思い出しました(でもフェルメールじゃな~い。だれだっけ)。


小舟でゆらゆら。いい感じ。そ~いや、蚊はいないのかなあ。朝だから?時季的なもの?とにかく、の~んびりゆ~ったり。い~いかんじです。

☆今日のちび庭気温:17~24℃ 涼しいですね~。種まきした九条ネギの芽が出てきましたよ。無事に育ってくれるかな?(^_^)

さて。上海。

2009年09月21日 | 蘇州、上海旅行
今回、蘇州の庭園巡りをめざそうとしたのですが、どのツアーもほとんどが上海メインで蘇州は日帰り程度。でも全く自分たちでまわるにはコストも手間もかかるし…まあ、庭主は上海も行ったことないので、上海3泊蘇州1泊となったのでございました。

という訳で、初の上海!

万博会場工事中です。大開発ですね~。


黄浦江、ですかね。揚子江かと思った(ぜんぜん大きさがちが~う!)ら、その支流なんですね。両側とも開発中。その向こうに外灘があるはず。


レストランに向かう街の中。おお~、足場が竹だぞ~。しかも、すごい量。


うあ~!ビルの壁面が室外機だらけ。つい、落っこちてこないのか心配してしまう…。


工事中で道路もでこぼこだらけ。すっごい荷を積んだ自転車のお兄さんが段差から抜けられずにいると、周りにいた人たちが後ろから押してあげて脱出。なんだか微笑ましい風景でした。

1日目の上海。工事中のところばかり通ってきたので、頭に描いていた「あの」きらびやかな上海にいるというまだ全く実感がわかず。次の日が楽しみ~。

ジフィーで種まき。

2009年09月20日 | 栽培
ジフィーセブン、買いましたよぉ~。高かったけど。
やっぱ、気難しいトルコギキョウにはね~。

先日家に残っていたジフィーに播いたトルコギキョウは、無事発芽。ここからが、長いのよ~ん。さあ、ジフィー1個に種5つ。ど~するかな~。春まで無事に育ちますように。


卵の殻のようにペレットを持ち上げて。う~、ちいさ~い!これがあんなに大きな植物体になるんですから、実に不思議。

さて、ふと気がつきました。昔買って残ってたジフィーは、周りを細かな網状のカバーで被ってあるのですが、新しく買ったやつはカバーが不織布になってる!!!コストダウンか?

<種まき>
●トルコギキョウ‘シャララ ピンク’(Eustoma exaltatum)
トルコギキョウらしからぬ一重の愛らしい写真に惹かれて、思わず手にしてしまいました。Eustomaとは、「美しい顔」という意味があるそうです。ちなみに、Exaltatumは小輪性の野生種だそう。花びらが薄いという話もありますが、切り花にうまく活用できるかどうか、楽しみです。

●カンパニュラ‘涼姫’(Campanula rapunculus)
こちらも小輪系。昨年播いたらうんともすんともいわなかったので、もう一度今度はジフィーでトライ。ど~ですかね~。

☆今日のちび庭気温:17~27℃ 涼しいですねえ~。まだ9月なのに。ほんとに温暖化~?でも、南方系の蝶は飛んでいる。体感温度ならぬ体感カレンダーを間違えてしまいそうです。(^^;)


秋のちび庭

2009年09月17日 | ガーデン
上海から帰ってきた後のちび庭。良かった、みんな元気でいてくれて。

リンドウ(Gentiana scabra var. buergeri)が咲いてました~。(植えたの忘れてた…)

お隣のお家が立て替えでちび庭にもちょこっと午後の光が入るように。リンドウ、こんな鹿の子みたいな斑点があったんだ~。しらなかったあ~。「和」ですねえ~。


ブラキカムも休みなく。えらいなあ~。ちょっと紫が濃くなったかな?これは、ブラキカムの中でもアングスティフォリア(Brachycome angustifolia)でしょうかね。


これは、葉っぱが見えませんがプレクトランサス(Plectranthus verticillatus)。葉っぱが厚めのタイプ。今時分咲き出したのがシソ科らしいですね。


そしてこちらが、うちのちびドラゴン。もとい、カナヘビちゃん。お目目としっぽがcoolです~。ちなみに学名は、Takydromus tachydromoides。略してタッキー、ってか?日本固有種だそうです~。らぶり~。

☆今日のちび庭気温:18~27℃ きょうはすずし~い。ホムセンでいろいろ園芸用品を買いそろえてしまいました。(^_^)

あたりまえのことをあたりまえに

2009年09月17日 | 蘇州・上海旅行

おひさしぶりでございます。庭主、蘇州&上海に行ってまいりました~。


その旅の話はまた追々…。


なお、細かい旅行記は「ちび庭日記写真編2」


http://orange.ap.teacup.com/jardin2/


と、つれ日記


http://blog.qlep.com/blog.php/quinland/


でも公開中で~す。





今回感じたことは、「あたりまえ」ということについて。


植栽については、前回北京のときにもうずいぶん刺激を受けていたので、今度はいくぶん落ち着いて観察してきました。


植えられているのは、どれも日本でもおなじみの植物。まあ、日本の植物は中国由来のものも多いですからね。


しかし、その見慣れた植物の使い方の素晴らしいこと。


上の写真の植物は、分かります?ヤブランの群生です。地味な印象のこの植物もこのとおり。まるでラベンダー畑のようではありませんか!手前の白花の大株が景をよく引き締めています。こんな使い方、思いもしなかったなあ~。


意外だったのは、イチョウの主幹を途中で切って杯型に仕立てていたこと。私の先入観では、イチョウは真っ直ぐ空に向かって伸びるものだと思っていたから…びっくり。そういえば、北京でも街路樹の姿が柔らかいなあと思っていましたが、上海でははっきりと、プラタナスも杯状に仕立てられているのが分かりました。


なるほど。確かにこうすれば、ずいぶん柔らかい感じになる。あっちもこっちも、車道まで緑陰が優しい。晩秋になったら本当にすてきだろうな。こんな街路樹を見ちゃったら、日本の街路樹がほんとに痛々しい…。


そして、今回の目玉だった蘇州の水郷と庭園!舟に揺られてふと岸辺を見ると、あちらこちらに美しく萩のように枝垂れるものが。あれは…あ~、わからない。ウンナンオウバイ???そうだとしたら、咲いたら本当にきれいだろうな~。みてみた~い!ふ~ん、こんな風に使うんだ~。本当に、青々した葉っぱを遠くから見ていると、日本の萩のようだな…。


見慣れた植物も、使い方次第でとてもすてきに見える。なにより、この生育の良さ。大切に育まれているのが分かる。ありふれた植物だけれど、愛情込めて手入れがされているんだなあ。今回もあちらこちらで植栽にタンクから水をやったり、掃除をするオジサンやらお姉さんやらを見かけました。


あたりまえの世話をかさねることが、美を生み出す。でも、それが難しいんですよねえ…。


それと。今回、庭主、海外旅行でははじめてお腹をこわしました~!今までどんなにつれがおなかをこわしても私がこわしたことなどなかったとゆーのに。そんなに変なもの口にしなかったけどなあ。まさかインフルに気がいって、まめにうがいを水道水でしたから???今となっては分かりませんが…。


そんなこんなで、日本って水道水飲めるし何食べてもいちいち心配する必要ないし、衛生的ってことがこんなにありがたいとは…と今更感心したのでした。本当に、あたりまえでありつづけることって、大変なことだったんですねえ~。感謝感謝。


☆今日のちび庭気温:17~28℃ 虫のすだく音に聞き惚れています。(^_^)