梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

花簪

2011-02-26 08:09:52 | 日記
散歩の途中で久しぶりに花簪の咲いて居るのを見つけた、可憐な花で好きな花だが私が此れを知ったのは最近だ、
初めて見たのはもう少し小さな花で丸まった感じだった気がする、しかし此の花には少し苦い思い出がついて居る。
今でも付き合いは有る仕事の関係者だが未払い金が有ってその都合が出来たが一緒に行ってくれと言う話になった、
行った先は軽井沢で相手が何と彼の母親、70を超えて居て大手企業の保養所に努めて居ると言う、随分悩んだが此方もかなり厳しい状況だった、
彼を載せて軽井沢に行き小さなマンションに着いた、彼の仕事は「順調です」と話をしたが自分で知る限りかなり厳しい状況だった、
老後の残り少ない貯えを用意して貰い帰って来たが・・ 自分が鬼になった気がして辛かった、
無論その金が全部こちらに来る訳ではなく彼の資金に廻る部分が多いので「何とか」と頼まれたのだが辛い選択だった、
その時に日当たりの良い掃き出しの板敷きに有ったのが花簪の鉢物だった、此の時始めてみたので「かわいい花ですね」と言ったら「花簪と言います」と教えてくれた、
窓の外は雪がかなり残っているのに咲いている花が何とも言えず暖かかった、彼女は「気に行ったら持っていってください、未だ何鉢もありますから」と言われて遠慮なく貰って来たのだがその事が自分の中での免罪符と言うのは変だが(全て承知で母親として行動したのだな)と思う事で自分を納得させてしまった、
その後花屋でも見る事が有ったが花も流行が有るらしく最近はあまり見なくなってしまった、ひさしぶりに見たが「彼のお母さんはどうして居るのだろう」と思い出したが、聞くのもすこし怖い気もする




お酒ー8:バーボンとカナディアン

2010-09-18 10:52:15 | 日記
ウィスキーと言えばスコッチがと思っていたがウィスキーと言うのはイングランド製のアイリッシュの事でスコッチはスコッチらしい、大まかに大麦を主とした蒸留酒の事だがスコッチはビートで薫蒸樽を使うのが必要らしい、アメリカに行くとウィスキーと言うとバーボンを指す、スコッチは「スコッチ」と言わないとバーボンが出て来る、一時流行って居たので飲んでみた時期が有る、有名なワイルドターキー、IWハーパー、ジャックダニエルからフォアローゼスや聞いた事のない物も買って見た、中屋ではなく久が原に有った小さな店にやたらに多く置いて有って色々試してみた、テキサスの黄色いバラと言うバーボンが有ったが味は印象にない、なぜ覚えて居るかと言うとフォアローゼスはラベルに真っ赤なバラが書いてあったがイエローローズオブテキサスと言うバーボンのラベルはそのバラが黄色になっただけの物だったのが実に可笑しかったのとネーミングが良いからだった、概してウィスキーのラベルは地味というか伝統的と言うのかエンブレムに文字のみのが多いのだがバーボンのラベルは結構色々楽しい物が有る、ハーパーとジャックダニエルは文字だけだがワイルドターキーはそのまま七面鳥が書いてある、フォアローゼスのラベルも気に入っているデザインだ、しかし味はかなりきつい物が多い、西部劇でカウボーイがカウンターでショットグラスのバーボンを喉の奥に放り込んでいるシーンを見かけるがそうしないと舌が焼けたらしい、今のバーボンはそんなことは無いが一種独特の野性味が有る、ジャックダニエルのビンテージはかなりコクが有るがワイルドターキーはまだその野性味が残っている様だ、米国と言うより新大陸系のラベルは文字だけと言う物より何がしかの画が書いてある、カナディアンウィスキーも香ばしい香りが好一時飲んだ事が有る、カナディアンクラブが有名だがオールドカナディアンと言うウィスキーが有ってこのラベルが面白い、画だけみると北欧かロシアではないかと思うラベルで雪の中を橇が走っいるシーンが書かれていて、全体に焦げ茶のラベルで四角のボトルだった、暫く見なかったが去年の秋頃八重洲の地下で見つけて買って来たが思っていた味では無かったな、ウィスキーでは無いがメキシコ製だったと思うがテキーラと言う奴が有る、有名なのはオルテガだがこのラベルはインパクトが有る、飾って置きたい位だがどうも空瓶を飾る趣味は無い、しかし入ったまま飾り続けるのも難しい、大体直ぐ飲んでしまうからな、しかし最近は体と財布の事情でもっぱら焼酎になったのは寂しい限りだ。

ハナミズキ

2010-09-17 09:43:46 | 日記
やっと涼しくなった、此れで夏が終わるかと思ったら未だ少し暑い日がある様だ、街路樹のアメリカハナミズキに濃い緑色の実がなっているなと思ったら木によったらもう赤くなっている木もある、何となくガマズミに似ている実だ。ハナミズキを知ったのは此方のアメリカハナミズキからだった、淡いピンクと薄い青紫の2種類があるが何となく日本的な花たと思っていたのだが植木市に行ったらアメリカハナミズキと言う名前だった、そこで聞いて見たら「単にハナミズキと言う木は日本にも有るが地味で売れない」と言う事だった。最近街路樹に増えてきた、花のある木は良い物だが今まであまり無かったのは弱いせいかも知れない、だとすると少しは排気ガスが減ったと言う事だろうか、東京都の木は銀杏なのだが見る事は少ない、多いのはプラタナスが多い、確かアメリカスズカケの木と言ったと思うが西洋何とかよりアメリカ何とかの方が多いのは何でだろうな。東京は緑が少ないと言う印象だが田舎の同級生なぞは「東京は随分緑が多い」と言われた、確かに地方の街は概して街路樹があまり無い、特に駅近くの繁華街はその傾向がある、ただし少し歩くと直ぐ田園風景か山野になる、わざわざ作る事も無いのか、彼と話していると自分と正反対のことを言うので面白かった、此方が「歳をとって仕事から離れたら田舎でゆっくり暮したいな」と言うと彼曰く「歳をとったら都会に出て来て暮したい、田舎に居ると刺激が無くて更に歳をとってしまう、第一こっちに居ると本当に便利だ」と言うが、経済的な問題を考えなくて良ければどちらが良いのだろう、まあ歳をとって知らない土地に生活すると言うのは結構エネルギーが要る、逆に東京に来たらそのエネルギーは必要は無いかも知れないが、孤独死なんかもセットであるからな、まあ今はそれど頃ではないが

初白星

2010-09-16 09:43:10 | 日記
為替介入があった、円は82円前半から一気に85円後半まで下げた、管政権は出来ないだろうと言う予想を一気にひっくり返しての介入だった、タイミングは最高だろう、抜くぞ、抜くぞと言うだけで飾り物の天下の宝刀と思っていたら突然斬りかかられたのだから効果は最高のタイミングだ、ヘッジファンドは此れでかなりの損を出しただろう、何時又斬りかかられるかわからなければ飾っておくだけで良い、今までの様に舐め切った為替操作はし難くなる、取りあえず此れで経済が上向くとは思えないが下げ止まる効果は有った、しかし景気はどん底だ、NHKで今年の高卒求人人数を放送していた、2003年に比べて1/10まで落ち込んでいると言う、管政権は雇用した企業に助成金を出すと言っているらしいが税金を其のまま送り込んでも企業にとっても国にとっても殆ど意味は無いだろう、助成金が切れたら解雇するだろう、雇用を維持できる経営状態に無ければ結局倒産するしかないのだ、今必要なのは雇用を維持できる事業を創生して構造的不況の事業を此方に誘導する事だ、そうしなければ結局一旦会社を整理する事による経費と処理された債権が次々と連鎖倒産を起こす、そして今度は新たな事業を始める為の手続きや資金繰りが発生する、この時間的ロスは個人の生活を直撃してしまう、その為にセーフティネットを整備しなければならないがそれが生活保護しかないのならあれが人間的生活が維持できるとは思えない、しかし其の程度でもそれでも手続きに大変な人件費が必要だし結局税金を投入して行く事になる、病気も同じで重態にになってから手当てをするより罹患したら直ぐ手を打つ方が金は掛からない、それより予防医療が一番良いのだが今の日本は既に重病だ、重態になってからでは遅い、早急な手当てが必要だ。カンフルでは基本的な治療にはならない、本腰を入れて長期療養は覚悟しなければならないが方向を間違えると更に進んでしまう、しかし政治家は会社の経営をした事が無い、貧乏もした事は無い、大企業の経営者では零細企業の実際が分からないだろう、入社した時からエリートとして経営に関わってきた人達は自社が儲かればそれで全てだろう、経済学者は自分の財布でやった事は無い、理論と違う方向に行ってもそれは理論の評価が下がるだけの話だが経営者は自己破産も覚悟して運営している、こう並べると如何したらいいか分からない、その時間を稼ぐ為のカンフルなら取りあえず効果は有るが次のカンフルは効き目が下がる、今回の白星に期待したい

やっと政治が始まるか?

2010-09-15 09:00:43 | 日記
やっと民主党党首の選挙が終えた、此れで政治をやってくれるか、まともに行くかどうかは別にして。最優先して貰いたいのは当然景気だ、官総理は「雇用」を重視すると言っているが雇用を創出するのも安定維持するのも全て「経済」だ、景気が上向かないとどう言う名目で金をつぎ込んでも意味は無い、税収が上がらないし其の税金をばら撒くだけになる、円高対策は国内雇用の創出に重要だ、それと同時に国内需要を持ち上げないと恒久的な景気浮揚にはとてもならない、経済格差の解消が急務だが今国民の大勢を占める貧困層ギリギリの国民が消費する事が全体の景気浮揚には重要だ、年収が300万前後の国民が消費しないのはしないのではなく出来ないのだ、それでも幾らかの蓄えは有る、しかしそれを使い切ったら死ぬしかない、第一病気にもなれない。この層は国民の7割近いのだ、消費が増える要素はかなり低い、残りは殆ど富裕層に近い、いわゆる中間層と言うか一般層がなくなっているのだ、富裕層は円高のメリットを生かす海外に出かけて行く、結局国内の観光自体も低迷したままだ、貧困層最下位に落ち込んでいる自分としては特別の事をしたい訳ではない、今後子供達に迷惑を掛けず生きて行ければ良いだけなのだ、しかし子供も自分の子供の面倒すら難しい状況になっている、景気浮揚は此処から始めなければ成らない、此れが雇用問題だということは当然だが「雇用した会社に補助金を出す」と言うのは結局税金で給与を出しているだけだ、それなら失業保険と年金、保険を全額負担した方がずっと早い、この負担が労使双方から免除されれば雇用の回復にかなり効果が有る、企業にとってこの負担はかなり大きいのだ、又雇用される側も15%位は手取りが増える、さらに重要なのはマーケットの創出だ、失業保険は掛けた年数で支給日数が決まっている、仕事が無くなったと言う状態は極限に近い、しかも残り期間が決められていて将来が見えないとすれば使えるわけも無い、此処を国家でカバーする事が必要だろう、当然何時までも見続ける事が出来ないので国家で例えば介護福祉事業等を設定し其処に渡す、このままでは悪循環は税収も含めて進む。輸出が難しくなって来ている、今までアジアの先頭を進んでいたが其のメリットは無くなり内需に切り替えなくては成らないのは目に見えている、円高なら其のメリットを使う方法を考えなければ成らない、円高メリットを前面に押し出せれば世界のマーケットも円安に向かう筈だ、思い切った方針を出して貰いたい、既に脱石化燃料は世界の流れだ、中東の国が原子力発電をする時代になったのだ、此処に重点的に投資できないか、税金は元より経済界もそうしないと生き残れないなら国主導でコングロマリットを形成し政経一帯で世界の先頭に出て貰いたい、此れは薬剤の世界も同じだろう、政府の手腕を期待するが時間は無い、既に遅れてしまっているのだ