梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

原爆に関して

2010-01-25 09:50:25 | 日記
オバマ大統領が広島を訪れると言ったらしい、米国内では「原爆は戦争終結に有効だった」と言う意見が根強く、米国大統領が広島を訪れる事に関して反対だという意見が有るらしい、幾つか異論が有る、本当に有効だったと言えるなら何故大統領が訪問する事が拙いのか、確かに行ったら謝罪コメントが出る可能性があるが有効ならその後に堂々としかしと続ければ良いではないか、それよりも原爆が戦争の早期終結に有効だったと言う事はかなりおかしい、司馬遼太郎氏の本にもあるが戦争は基本的に経済だと思う、あの大戦前まで日本も経済を計算した戦争をしていたはずだが、あの戦争は短期で決着をつけないと自滅する事は自明の事だった、だからこそパレンバン降下作戦を開戦直後に行っていたのだが、結局制海権、制空権も直後に失ってしまって此れも意味をなくしている、恐らく開戦時点で燃料の備蓄は1年強しかなかっただろう、此れは燃料だが火薬の原料は殆ど日本では手に入らない、炸薬がなくなったらどうやって戦争を続けてゆくつもりだったのか、恐らく20年に入った頃には殆ど底を突いていた筈だ、そしてその事は連合国側では充分に知っていた事は間違いないだろう、開戦原因の半分程度は日本の軍事拡大策にあるのだから、日本も米国の上陸を覚悟していたのだがその戦法は竹槍だ、原爆を落とす必要は何も無い、静岡県沿岸は艦砲射撃を受けているが日本の都市は殆ど海岸線に有る、制海権、制空権も無くなっているわけだから艦砲射撃を繰り返せば後1ヶ月は要らなかっただろう、戦闘機が残っていても燃料は無く、機銃の弾薬もなくなってしまう、兵隊まで竹槍で戦うつもりか、百歩譲って1ヶ月でも早く終結させる為なら瀬戸内海の無人島を幾つか消して見せればそれで充分戦意は無くなっただろう、恐らくあの時点でアメリカが考えていたのはソ連だったないか、敗戦直後に日本を攻撃してきたソ連の情報が有りソ連が動く前に無条件降伏をさせる必要が有った、日本を分割統治する事を避けるにはソ連参戦の前に集結させる必要が有ったのではないか、そしてその後に残る世界2大戦力で優位性の誇示として人体実験をも合わせて投下したのではないか、米軍幹部がどう思っていたかは解らないが制服組政治家達はその当たりを充分計算して投下をしたのではないか、