先日女房と話していたらそんな話になった、女房曰く「もう一度子供の頃からやり直せたらもっと真面目に勉強して、仕事も一生懸命やって・・」と言う様な話になった、自分はその時返事をしなかったが考えていた、貧乏自慢は趣味ではないが充分勝てる自信は有る位貧乏だった、15から上京して大手の会社に臨時工と採用して貰い、試験を受けて正社員となった、と言っても所謂工員だ、ある時私の課に大学を降りて1年過ぎの幹部候補(だと思った、本社に採用されて研修配属だった)が来た、当時の課長は後1年くらいで定年になる方で課の人数は80人程度、私のいた組は男女合わせて30人位か、此処の組長は今年で定年、しかしこの幹部候補には配属紹介からずっと敬語、本人も最初だけは敬語だったが次の週くらいから堂々とした物だった、私は翌月退社をして別の会社に移り40歳で会社を興して今に至る、現在会社は倒産の崖っぷち、あの時ああしなければと言う反省は充分にあるが(もう一度やり直せたら)と考えたとき、(恐らく同じ事をするだろうな)と漠然と思った、過ぎてしまった事はやり直せない、後悔はしない、悔い改める事はあっても悔い悩むのは止めようと自分に言い聞かせて今まで生きて来た、それがしっかり見に染み付いたらしい、あの時ああしていればと考えた事は無かったきがする、決して巧くやってきた訳では無い、だからこそ今の様な状況にあるのだが、一つ一つを考えてもどうしても(ああすれば良かった)と言うのが出て来ない、いや細かくは出て来るのだが、どうもそう思えない、此れで良かった訳でもないが、まあこんな物かと言う所か、