昭和40年頃、会社のダンス部に入っていた、その頃一緒に遊んでいた「N」と言う奴に誘われてと言うか「一人で入るのが恥ずかしいから付き合ってくれ」と言われてどうも身に合わない倶楽部に入ることになった、会社のダンス部なので基本的にソシアルダンスで初心者はまずブルースのステップから入る、続いて練習するのがルンバだった、
いわゆるBOXルンバで続てキューバンルンバと言うやつになるのだが今はほとんど聞かない、3時間の中で基本を2時間やると残り一時間でくだけたダンスをする、先輩たちも真剣なレッスンから変わって楽しそうに笑顔で興じる、その中でジルバとマンボを知った、
この時期より少し前に「闘牛士のマンボ」が流行したのだがこの曲は踊るにはテンポが変わりすぎて難しい、どちらかと言えばそのあとで流行った「セレサローサ」が乗りやすくこの曲で楽しむことが多かった、更にくだけてくると流行していたダンスが出てくる、この時代より4~5年前流行った「ドドンパ」もさらに前に流行った「チャチャ」も「パチャンガ」も出る、もっとも流行りは「チャッチャッチャ」と言う言い方をしていたが元はマンボにスキップを組み合わせたような踊りでラテンアメリカの踊りらしい、
レッスンの時に流す曲も部員が持ち込んだものを使う事が多いので曲も流行歌や流行っている曲が出てくる、スロールンバに良く合ったのは「ワシントンスクエア」だった、日本名は「ワシントン広場の夜は更けて」となっていたがずいぶん売れた、
入部して1年半くらいで退社したのでその後は全くと言っていいほどダンスはやっていない、結婚して暫くした時ころ飲み仲間の旅行で友人の奥方が今でいう「ママ友」でダンスをやっていると言うので試しにジルバを踊ったがバリエーションが全く合わず女性をやたらに回転させるので敬遠されてしまった事があったが今ではもっとひどい事になるだろうな、いやそれ以前にカーネルサンダースみたいな体系ではとても踊れないし足がもつれそうだ、
スローフォックストロットと言うダンスも習ったはずだが全く覚えていない、半年くらいしてから本格的にワルツもやった、入部したてに一応基本ステップは教わったが実際に曲に合わせると大きく部屋を使う、体を入れ替えてターンするのが難しくパートナーに腿で次の行動を伝えて奇麗に回れると実に気持ちがよいのだが、それがいつも出来るまでには到達しないで終わってしまった、すこしだけタンゴもやってみたがあれがきれいに踊れたら本当に気持ちいいだろうなとは思うが相当はずかしいかもしれない、
ペレスブラードのパンフレットを見たらこんな事を思い出したが時代毎に流れていた音楽を思い出すとその頃の事を鮮やかに思い出す、最近はあまり音楽をゆっくり聞く事もなくなったがまた聞いてみたくなった