関東大震災からちょうど100年が過ぎた、
デマによる朝鮮人虐殺と言う悍ましい事件が起きた
何でそんな流言飛語が巻き上がり、それを多くの人間が信じてしまったのか
彼らの子孫として生きている我々がそれを検証し、懺悔し謝罪をしなければ朝鮮民族に対して、全人類に対して許される事ではない
何故そう考え、なぜ多くのごく普通の人間がそれを信じて大災害の真っただ中で自らの命、生活を守る行動に優先してまで虐殺と言う行為に及んだのか、
恐らく当時のごく普通の生活をしている輩の心の中に(朝鮮人と言う人達を常に虐待をしている)と言う自覚が有ったのではないか
自然の猛威の下で自らの優位性が一瞬にして破壊されたとき、傍にいる(奴らに復讐される!)と考えたのではないか、
その恐怖が「朝鮮人が我々に復讐する」と言う妄想を産んで恰も現実に見たかのような拡声をはじめ、同じ恐怖を共有した連中に広がっていったのではないか
自分の中にある(理不尽な軽蔑)には常に滓のように内蔵し、発酵させて自ら怯えていたのではないのか
文字通り大地がすべてを破壊した時にその恐怖が居もしない怪物を作り上げ
そこから逃げる為に他人を巻き込んで虐げられ続けた人達を怪物にして襲い掛かる
虐殺した人間は「罪と罰」のラスコーリニコフの「罰」を体現した事になるのだろう
今韓国と日本の間にある溝とこの朝鮮人虐殺事件がリンクしない事を祈るのは虫が良いのかもしれないがこの件を責められたらそれこそ「何度謝罪しても贖罪にはならない」事件だと思う
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます