尖閣諸島問題とGoogle

外務省がGoogoleに尖閣諸島に併記されている中国名を削除する様に要請したと報道された、しかし国境問題は国家間の問題で普遍的なデータベースとしてのGoogleの表記に削除を申し入れると言うのはどうも検討外れではないかと言う気がする、国として主権を主張する為に抗議をして置くと言う事なのかもしれないが此れにGoogole側が従うとは思えない、世界的に広がっている検索システムだから此れを一々対応すると日本の周りの名称はあっと言う間に中国や韓国、ロシアから大抗議の嵐になるだろう、第一「日本海」と言う名称すら認めているのは日本だけなのだ、ロシアは北方四島は明確にロシアの領土だと言っている、その為に世界的な歴史事実、第２次大戦の終結日すら認めて居ない位だ、Googoleに本気でこの事を要請しているとしたら日本の外務省と言うのは外交が出来るのか不安になる、あまりに幼稚な政策だ。世界的に異常な国と認められている中国ですらそんな要請をしたと言う話は聞かない、幕末ブームだがあの当時の日本は無論危機感が違うとは思うが世界に対しての知識は現在に比べれば相当貧弱な物だった筈だが実に見事な外交をしている、同じ日本人だから我等日本民族が劣っているとは到底思えない、あの時代は薩長土の人達が主役で活躍したわけだが殆どが地位の低い人達だった、士農工商の世襲制度で封建制度に甘んじていた時の幕府の力では無かった、今の政治経済はこの時代の封建政治に似ている、黒船が浦賀に来た時の江戸幕府の体を晒している、倒幕運動に類する物は現在では難しいがあの時の無血改革が起きる事を本当に願う