梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

カネヨンで入歯を磨く

2019-10-14 13:29:26 | 雑記
カネヨンと言うクレンザーがある
ずいぶん古くから使っているが中性洗剤の他に必ずこのクレンザーが有る、
感じは昔の藁灰の様な感じだが兎に角きれいに落ちる、
細かな粒子が溶かし込まれた灰色の液体なんだが脂分もこびりついた汚れもよく落ちる
製造元はカネヨ石鹸と言う会社だが昔未だ洗濯機のこれほど普及していない頃固形の洗濯石鹸と言うものがありどっしりとした重量感のある石鹸で表面に「カネヨ」と掘り込まれていた、
当時は洗濯に使う石鹸を「洗濯石鹸」体を洗う石鹸は「化粧石鹸」と呼ばれてい居て化粧石鹸は「ミツワ石鹸」「牛乳石鹸」などと言うものでコマーシャルも「ワッワワ~輪が三つ」
とか「牛乳~牛乳~牛乳石鹸」とテレビで流れていたが洗濯石鹸のCMは無かった気がする、
粉石鹸が普及する前は盥に入れた洗濯物を洗濯板で洗う、
洗濯板に洗濯物を乗せると件の固形石鹸をゴシゴシと塗り付けて洗濯板の溝にこすりつけて洗う、
宮崎県で「鬼の洗濯板」と言う名前までついているのだから結構昔から使っていたのだろうか石鹸が普及したのは明治以降だからその前はやはり藁灰か糠で洗っていたのだろうが洗濯板の効用はあったのだろう、
脱線した「カネヨン」である、中性洗剤の台所洗剤ではなかなか落ちない頑固な油汚れや茶渋なんかも結構落ちる、
記憶にある限り20代の頃からあった気がするのだが今私が使って重宝しているのが入歯磨きである、
私は若いころの不摂生が災いして歯周病、当時は歯槽膿漏と言っていたが50代後半には上下入歯になってしまった、
部分入歯からするとかれこれ30年の付き合いで入歯だが落花生でも煎餅でも何でも食べる、連れ合いが「とても入歯とは思えない」と言う位の使いこなしである、
しかしやはりどうしても汚れが気になる、入歯洗浄剤と言う奴を使っているがやはり時間が経つと歯茎に当たる部分が黒ずんでくる、ブラシでこするがそう簡単には落ちない、と言うよりどんどん黒ずみは広がって行く、
ふと思いついて固めの歯ブラシにカネヨンを付けて擦ってみたがこれが思いのほか具合がよろしい、何回か濯ぎとブラッシングを繰り返したらほぼ新品に近い色に戻って来た、
最初のブラッシングで少々匂いが出たが数回すすぎを繰り返したら気になる臭いもなくなった、
口に入れると舌ざわりがさっぱりとしている、(こいつはいい)とそれから定期的にカネヨンで磨くことにした、
しかし義歯に影響が出てはと行き付けの歯医者さんに話したら「そんな話は聞いたことはないがまあ問題は無いですよ」と入歯を見ながら言ってくれたのでお墨付きである、
「自前の歯もこれを歯磨き粉替わりにするか」と言ったら流石に「それはエナメル質を傷つける可能性が有るのでやめた方が良い」そうだが入歯の割合は8割方なんだからそれで十分だ、
女房に話したら「カネヨンに教えてあげれば、なんかくれるかもしれないよ」と言われたがまだ連絡はしていない、
カネヨンさん、新たなマーケットができるかもしれませんよ


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