梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

ピアスと老人ボケ

2020-12-01 09:34:00 | 雑記
かみさんは小さなピアスをしている、直径が5mmにも満たない小さな奴でそれも透明なので殆ど目立たない、
昨日の朝その一つが無くなったと一生懸命探している、何時もの小さな器に乗っているのは一個だけだ、
「外したのは家に帰ってからだからこの部屋ある筈」と言う、
「もしかして着ているものについて行ったら部屋の何処か解らない」と言うので「大丈夫その内出てくるよ」となぐさめておいた、
「気に入ってたのよね」と言うがかみさんが耳に穴をあけたのは60歳の誕生日だ、
私がピアスとか髪を染めるとかいうのがあまり好きでない事を知っているので恐る恐る「還暦祝いにピアスをしたいんだけど、良い?」と聞いてきた
もっとも髪の方は白髪が増えて来たので数年前から染めはじけていたが還暦の祝いにピアスと言うのは意表を突かれたが其れで若さを(気分的な、である)保てるなら良いんじゃないの、と言う事になった、がどうやらこれは娘の仕掛けた事だったの様だ、
その後出掛けると小さなアクセサリー店によって色々選ぶことが多くなったが楽しそうな様子を見ているとこっちもなんか楽しくなる、必ず「どう?」と聞いて選んで買うのだが娘も幾つかプレゼントしてくれるらしい、
自分としては(耳よりでかい奴は勘弁してくれ)と思っていたが流石に色の付いた石や飾りの大きなものは選ばない、
最終的に今使っている4mm程度の物に落ち着いたが最初は娘が恐らくガーネットの真っ赤なものを買ってくれたのだがくれた本人がかみさんの耳を見て「だめだ!これは、血豆にしか見えない!」と言う、確かに「血液検査の跡血が止まらない」ように見える、結局今の屑ダイヤの3~4mmのプラチナ台の物になった、
そのお気に入りのピアスが見当たらないという、
今日帰ってきて思い出して「そういえばピアス見つかったか?」と聞いたら「お願い!聞かないで」という返事ですぐに理解した、
「ついてたんだろう!」と言うと「そうなのよ、本当に嫌になっちゃう」と言う、「普通、真っ先に触ってみないか?」と聞いたが「外しておいたと信じきっていた」らしい、
眼鏡を頭において探すというのは老人ボケのお決まりだがまさかピアスとはね、
因に夫婦とも数年前に古希を迎えたがまあ互いに迷惑のかかる老人ボケではないので笑い話で済んが、「お互いに気を付けよう」と言う落ちになったが単なるおっちょこちょいか