波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

がんペプチドワクチン・・・新しい可能性

2012-02-07 14:17:14 | 日記
昨日のNHKあさイチを見た方も多いと思いますが、そう、がんペプチドワクチンのこと。
こういう免疫療法があるのは知っていました。確か九州の方(久留米大ですね)で臨床試験か治療を
やっているとか、その程度は。
でも昨日、ペプチドワクチンの解説をじっくり見て、初めてどういうものか分かりました。
(あくまでも素人として、ですよ)

癌細胞にくっついているペプチドというたんぱく質を標的に攻撃していくというもの。
分子標的薬のハーセプチンも、癌細胞にくっついているHer-2たんぱくというがん細胞の増殖を早める
遺伝子を攻撃するので、似ているかなあと思ったけれど、攻撃のやり方が違う。

ペプチドワクチンは、ワクチンというだけあって、ペプチドを体内に入れて免疫細胞のキラーT細胞を
増強させて、癌細胞を攻撃させる。
ハーセプチンは、標的であるHer-2遺伝子を直接攻撃する。
似て非なるもの。(似てないか・・・?)

共通項で患者に嬉しいことは、正常細胞を攻撃しないので、副作用がとても少ないこと。
しかもワクチンは注射のみ。

番組では、効いた例として、30代の膵臓がん肝転移の女性と40代の小細胞肺がんの男性が紹介されて
いたが、もう抗がん剤も使えない末期状態から、普通に子育てや外出や趣味をするぐらいまで
本当に元気になられていて、3年とか経過しているとのこと。これには正直驚いた。

免疫細胞療法も、いよいよここまで来たのか。乳がんはまだ臨床実験段階で、治験までいっていないが、
手ごたえは十分ありそうな感じ。
私のような、抗がん剤を使い尽くしてさ迷っている感の転移患者にとっては、早く早く実用化して、
保険適用できるようになってほしい。

薬の開発、医療技術の進歩は本当に目覚ましい。
こうしている間にも、世界中でいろいろな可能性が試されている。
そういう意味でも時間との闘い、なのかもしれない。
私たちの生きる時間が延びれば、それだけ多くの可能性を手に入れられるチャンスが広がる。

私としては、TDM-1、ヘルズマブ(?)に続いてがんペプチドワクチン、
これらを全部試してみないと、死ぬに死に切れませんわ。

なので、毎日楽しく過ごして、これらの薬が世に出るまでがんばって生きましょ!





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コメント (13)
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