波乱万丈 乳がん転移ライフ!

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「大竹しのぶ主演の舞台『フェードル』鑑賞」~一流の役者のエネルギーは凄い

2017-04-29 13:56:13 | 感動の出来事(演劇)
☆アッピア夫です。

やっと気候も安定し春も真っ盛り・・・そしてついにGWシーズンに突入しましたね。
この気持ちの良い季節ができる限り長く続きますように・・・

前回書いた息子の学校で勃発した「LINEトラブル」は、その後目立った動きはなく、
どのような展開になったのかは詳しくは分からない状態・・・
いずれにしても、息子は「スクショ」で注意を受けた程度で収まったようです。(取り敢えず、ホッ・・・)

昨夜は、大竹しのぶ主演の舞台『フェードル』を観てきました。
有難いことに無料招待の抽選に当たり、定時終業と同時にパソコンを閉じて会社を飛び出しました。

私は、自分の好きな劇団の劇場小屋に観に行くか、大きなホールで有名なオペラを観るか両極端なのですが、
今回のような一流俳優勢揃いの舞台を観るのは初めての経験でした。

観ての感想は、「期待以上で、完成度が高くて素晴らしい!」
・・・時間を忘れて舞台に引き込まれていました。

舞台そのものはシンプルで、俳優の存在感と演技だけで充分に楽しめました。
余計なものは不要・・・これが一流の証なんでしょうね。

驚いたのは台詞の長さ・・・一人ひとりが一気に喋る台詞の長さがこんなに長い劇は初めてです。
しかも最初から最後までずっと・・・
その長い台詞を一言も間違えずに喋るのですから、役者のプロ魂に感服です。

『フェードル』と言う作品は詳しく知りませんでしたが、
ギリシャ悲劇を題材にフランス人劇作家が17世紀に書いた古典的名作のようです。
身内に恋をしてしまったある国の王妃のどうしようもない激情や苦悩、そしてそれを元にした悲劇的な結末・・・

「ギリシャ悲劇」と言うと、身内同士の交わりや憎しみ合い、殺し合いなど破滅的な物語が多いですね。
私は、学生の頃にそう言う作品を読んで「人間の愚かさ、怖さや醜さ」を知りましたが、
そう言う破滅的な展開の中にこそ、きっと人間の本質が浮き彫りになるのでしょうね。

今回特に感じたのが、一流の役者が演じながら発するエネルギーの凄さ!
・・・その生身のエネルギーを直接感じながら、楽しめるのが観劇の醍醐味なんだと改めて感じました。

因みに、出演俳優の中でも一番気になったのが新進の「門脇麦」・・・
若干25歳のまだまだこれからの女優ですが、彼女の素晴らしさを初めて知りました・・・

彼女の迫力ある演技力は、主演の「大竹しのぶ」をも凌ぐ程素晴らしかったです。
これからの成長に注目して行きたい女優です。

それにしても、最近自分の中で応援したい若いアーティストが増えて来たのは歳のせい・・・?

2017年4月29日 アッピア夫


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コメント
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