波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

16歳の「グレタ・トゥーンベリ」さんの訴えを想う~台風の甚大な被害を目の当たりにして

2019-10-18 23:53:50 | 最近考えること
「多摩川花火大会」からちょうど一週間後の先週土曜日、台風19号の影響で多摩川が氾濫しました。
そして、多摩川だけではなく、東日本の71もの河川が氾濫し大きな被害をもたらしました。

5年ほど前の「NHKスペシャル」で、当時海外で大きな被害をもたらしていた強力な「スーパー台風」が、
近い将来に日本でも発生し、甚大な被害を受ける可能性が高まっている・・・と言うことが放送されました。

当時、「確かにこれは近い内に日本でも充分あり得るな・・・」と納得させられたのを思い出しますが、
この1ヶ月の間に千葉県を中心に甚大な被害を受けた台風15号と今回の台風被害を立て続けに経験し、
去年の21号と共に、早くも日本で「スーパー台風」が現実化してしまったことを実感させられました。

ここ3年間に起きた大きな水害を挙げると、福岡と大分に大きな被害を与えた2年前の「九州北部豪雨」・・・
巨大な勢力で大きな被害を受けた去年の「台風21号」と、200人超の犠牲者を出した「西日本豪雨」・・・
そして、去年の21号に匹敵する巨大な勢力で更に大きな被害を受けた、今年の「台風15号」と「19号」・・・

この3年間に「記録的な」「過去最大級の」「50年に1度レベルの」と言うアナウンスを聞き続けていましたが、
少なくとも「甚大な被害を伴う巨大な勢力」や「記録的で危険な雨量」は、もう日常となってしまったようです。

台風は、海水温が高い「熱帯の海」に溜まった熱エネルギーを「熱帯低気圧」として温帯に循環させることで、
全体のバランスを保つと言う地球の自然現象の一つのため、避けようがありません。

問題なのは、地球全体の海水温の上昇により、名前の通り以前は赤道付近で発生した「熱帯低気圧」が、
今は日本の近海で発生することが多く、急激に台風に成長し巨大なエネルギーのまま日本に襲って来ることです。

もう随分前から、地球の海水温の上昇の原因の筆頭は「地球温暖化」と言われており、
温暖化を抑えるために炭酸ガスの排出量を減らさないと、このままでは自然災害の巨大化は加速する一方・・・

「地球温暖化」は、ヨーロッパの45度にも達するような猛暑や熱波、米国やブラジルでの記録的な山火事、
オーストラリアでの記録的な干ばつなど、世界的な異常気象とそれによる多くの犠牲者を生み出し続けています。

思い出すのが、今年の「国連気候行動サミット」に招かれて、世界の多くの指導者を前に堂々としたスピーチで、
一躍名を馳せた弱冠16歳のスウェーデン女性の「グレタ・トゥーンベリ」さん・・・

彼女は、たった1人で毎週金曜日、スウェーデン議会の外で「気候のための学校ストライキ」を始めました。
しばらくしてそのことを知った時は、息子と同じ年齢にしてその勇気と行動力に感動したものです。

その後、彼女のこの行動をきっかけに、具体的な気候変動対策を訴える「未来のための金曜日」と言う名の
学校ストライキが世界中に広がり、去年の「国連気候変動会議」、今年の「国連気候行動サミット」に招かれて、
世界の指導者を前に堂々とした心を動かすスピーチをするまでになりました。

「多くの人たちが苦しんでいます。多くの人たちが死んでいます。全ての生態系が破壊されています。
私たちは大量絶滅の始まりにいます。それなのにあなたたちが話しているのは、お金のことと、
経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。」

「あなたたちは、私たちを失望させている。しかし、若い世代はあなたたちの裏切りに気づき始めています。
未来の世代の目は、あなたたちに向けられている。」

「もしあなたたちが裏切ることを選ぶのであれば、私たちは決して許しません。」

彼女の具体的な事実や根拠に基づくスピーチ、そして強い表現を伴いながらも切実な訴えは心に刺さります。

1人1人が本気で温暖化を抑えることに取り組んで行かなければ、我々が生きている「奇跡の星」は、
いつか生物のいないただの星の一つになってしまう・・・そのような気がしてなりません。

2019年10月18日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村

乳がんランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする