波乱万丈 乳がん転移ライフ!

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いい大人からも感じる「マザコン族」の実体~誰かに依存しないと生きられない悲劇

2021-12-18 00:40:28 | 驚いた出来事
最近、女性の同僚からある年上男性の部下のことで相談を受けることが増えました。
とにかく何でもかんでも訊いてきて「少しは自分で考えてよ!」とキレそうになる位指示を仰ぐのだそうです。

一度私も驚いたのが、夜中にその人から会社携帯に電話があり、何かあったのかと慌てて電話に出ると、
オフィスの保温ポットの電源を抜き忘れたことに気づいたらしく、会社に行って確かめた方が良いかとの相談・・・

心配なら翌朝早くにでも出社して確かめれば良いことで、こんな夜中にその確認のために会社に行く・・・?
「ポットの電源を抜き忘れたくらいで発火することもないし大丈夫ですよ」と言うと、安心して電話を切りました。

皆さんの周りにこういう男性はいませんか?実は、私が仕事で接する人の中にもこのような男性が結構います。
自分で決められず何かにつけ「これでいいか?」と訊いてくる、細か過ぎる報告、細か過ぎる確認、指示仰ぎ・・・

年齢問わず圧倒的に男性に多い傾向のため「自分で決められない理由は何なのだろう?」と考えてみた結果、
「マザコン」と言う結論に行きつきました。最近、私はこのような人達を勝手に「マザコン族」と呼んでいます。

以前から、他者への依存度が高い男性や、頼りない男性と接すると「これはマザコンだ!」と思っていましたが、
実は「マザコン」というのはもっと根が深く、人間関係上とても厄介な「族」を生み出しているように感じます。

「マザコン傾向」にも強弱があり、強い人の特徴は依存体質や他責の念が強く、行動力・決断力不足が顕著・・・
誰かに頼らないと一人では何も出来ず、指示を出さないと何も行動できないような人も実際に存在します。

病気とまでは言えずあくまで一種の性格・傾向ながら、男性の半分程度は「マザコン傾向」という説もあります。
その原因は親の関わり方の影響力が大きく、子供の頃の親の過干渉や口出しが大きな要因だと言われています。

息子の中学受験で塾の保護者会に参加せざるを得なくなって感じたのは、怖いくらいの母親の熱心さ・・・
一字一句を書き漏らすまいと、必死にメモを取り続ける多くの母親の姿に恐怖を感じたことを思い出します。

この親の熱心さがそのまま子供に向かったら不幸だと感じましたが、実際にそれによる悲劇があることも知りました。
親からの過度なプレッシャーに耐え切れずにつぶれてしまう子や、メンタル不調となってしまう子も・・・

子供への過度な期待や願望が高じるとその子を支配するようになり、子供の自主性や自立心を奪ってしまう。
そして、自立の機会のないまま家庭を持つと奥さんが母親代わりとなり、会社では女性上司が母親代わりとなる。

私が就職支援をしているいい歳の男性と話していても「家内と相談してみる」「家内が抵抗を示している」・・・
そういった言葉によく耳にしますが、この人は自分の人生を自分で決める力がないことを知って愕然とします。

中学生になる息子と一緒に寝ていて「ずっとお母さんといる」と言うことを嬉しそうに話す同僚女性もいますが、
「それは希少価値だね」と言いながら、「この子も将来マザコン族の仲間入りかな・・・」とも思ってしまいます。

子供の自立心を養い、自分の人生を自分で決められる大人になるためには、ある意味放っておくこと・・・
後ろからちゃんと見守り心底応援することはもちろんですが、そういうことを痛感している年の瀬です。

2021年12月17日


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