☆アッピアの夫です。1年ぶりの更新にたくさんの方に訪れていただき、また温かいコメントをいただき本当に有難うございます。思いもよらない反響に驚くと同時に、アッピアがいかに皆様に愛されていたか、また今でも愛されているかと言うことを感じ、強く心を動かされました。
色々と考えた末、このブログを私がアッピアから引き継いで更新を続けて行くことが、アッピア本人、またアッピアがお世話になった皆様への恩返しになるのではと思い、これからは週に一度程度の無理のない範囲で更新をしていくことに決めました。(リコメは難しいと思いますが、しっかりと読ませていただいております。)
私が皆様のお役に立てるとすれば、やはりアッピアと生活を共にし、いかに病気と向き合ってきたのか、何を話し、何を感じ、何を考えてきたのか、アッピアが逝った後何を思うのか・・・そう言ったことを自然体で綴って行ければと思います。その中で息子とのドタバタライフなどもお伝えして行きます。
さて、今回はアッピアの最期において、お伝えしきれなかったことを書こうと思います。義弟の書いてくれたアッピアの病院での様子の通り、アッピアは視力を失っても本当に前向きに過ごしていました。視力を失ってから行動範囲が極端に狭くなっていましたので、私が病院に行くと廊下を散歩(?)に連れ出されました。当然、私が介助しながらそろりそろり手探りで10分程歩いては戻ってくる程度なのですが、それでも動ける喜びを感じているようでした。
亡くなる三日前の金曜日に病院に行くと、「もっと来られないの?もっと来て欲しいんだよね!」「分かった。来週からもう少し時間を取るようにするよ。」と言う話をしました。当時はちょうど仕事が忙しい時で、週に1~2日何とか早く切り上げて夕方に病院に入っても、家では息子が一人で留守番をしているので、それ程長くは居られませんでした。次の土曜日に息子と病院に行くと、「昨日、私何か変なこと言った?」「いや、別に変なことは言ってないよ」「何か変なことを言ったような気がするんだよね」という会話をしました。やはり記憶力が落ちている様子でした。週末は苦しい治療もないし、なかなか会えない息子とも会えることが嬉しいのでしょう・・・とても死期が近づいているとは思えない程、楽しそうに話をしていたことを思い出します。その日の多分最後に交わしたのが、前にも書いた「ブログの代筆と更新してくれる?」の会話です。アッピアは視力がないためそう言っていたのですが、私は今でもその言葉が忘れられず、言外に「私がいなくなってもだよ!」という意味が含まれていたようにも思えます。それが今回、更新を引き継ぐことを決めた一つの理由でもあります。
その次の日曜日はアッピアが亡くなる前日ですが、ずっと眠ったままで会話は全く出来ませんでした。夜に眠っていないので薬で眠っていることを看護師から聴き、「もしかしたら厳しいのかな」と感じつつ、アッピアが眠っている横で、息子と二人でずっとクロスワードパズルをやっていました。アッピアとは何の話も出来ませんでしたが、本当に久し振りの家族三人での穏やかなひとときでした。その日の夕方にドクターに呼ばれ、急変する可能性を告げられました。そして、次の月曜日の朝3時位に病院から電話が入り駆けつけた時にはもう息を引き取った直後でした。
結局、最期に「有難う」を言うことも出来ずアッピアは旅立ちましたが、良く一人旅に出ていたこともあり、今でも『一人旅に出たっきりまだ帰って来ない』ような感じですし、多分本人もそういう感覚かも知れません。今頃お墓で「あれ!私こんなところに旅行に来たんだっけ?」と言っているのかも知れませんね。最期に言えなかった言葉をこの場所を借りて・・・「今までどうも有難う!ブログ引き継ぐことを決めたよ!」
★アッピアの息子です。今日は、亡くなる2日前の土曜日、アッピアと話していたことをお伝えしようと思います。10月25日のmusic stationで、嵐が、『P・A・R・A・D・O・X』という新曲を歌っていました。当時、アッピアは嵐に夢中でした。土曜日に、アッピアに新曲のことを教えたら、アッピアは『帰ったら聴きたい!』と言っていました。しかし、その願いは叶わぬものとなりました。僕は、命日にアッピアケータイにその曲を落とし、アッピアの仏壇の前で流しました。アッピアは、天の下で楽しく曲を聴いている事でしょう。こらからも嵐を応援します。
2014年11月23日 アッピア夫&アッピア息子
これからも男二人を応援していただける方、応援クリックお願いします。
色々と考えた末、このブログを私がアッピアから引き継いで更新を続けて行くことが、アッピア本人、またアッピアがお世話になった皆様への恩返しになるのではと思い、これからは週に一度程度の無理のない範囲で更新をしていくことに決めました。(リコメは難しいと思いますが、しっかりと読ませていただいております。)
私が皆様のお役に立てるとすれば、やはりアッピアと生活を共にし、いかに病気と向き合ってきたのか、何を話し、何を感じ、何を考えてきたのか、アッピアが逝った後何を思うのか・・・そう言ったことを自然体で綴って行ければと思います。その中で息子とのドタバタライフなどもお伝えして行きます。
さて、今回はアッピアの最期において、お伝えしきれなかったことを書こうと思います。義弟の書いてくれたアッピアの病院での様子の通り、アッピアは視力を失っても本当に前向きに過ごしていました。視力を失ってから行動範囲が極端に狭くなっていましたので、私が病院に行くと廊下を散歩(?)に連れ出されました。当然、私が介助しながらそろりそろり手探りで10分程歩いては戻ってくる程度なのですが、それでも動ける喜びを感じているようでした。
亡くなる三日前の金曜日に病院に行くと、「もっと来られないの?もっと来て欲しいんだよね!」「分かった。来週からもう少し時間を取るようにするよ。」と言う話をしました。当時はちょうど仕事が忙しい時で、週に1~2日何とか早く切り上げて夕方に病院に入っても、家では息子が一人で留守番をしているので、それ程長くは居られませんでした。次の土曜日に息子と病院に行くと、「昨日、私何か変なこと言った?」「いや、別に変なことは言ってないよ」「何か変なことを言ったような気がするんだよね」という会話をしました。やはり記憶力が落ちている様子でした。週末は苦しい治療もないし、なかなか会えない息子とも会えることが嬉しいのでしょう・・・とても死期が近づいているとは思えない程、楽しそうに話をしていたことを思い出します。その日の多分最後に交わしたのが、前にも書いた「ブログの代筆と更新してくれる?」の会話です。アッピアは視力がないためそう言っていたのですが、私は今でもその言葉が忘れられず、言外に「私がいなくなってもだよ!」という意味が含まれていたようにも思えます。それが今回、更新を引き継ぐことを決めた一つの理由でもあります。
その次の日曜日はアッピアが亡くなる前日ですが、ずっと眠ったままで会話は全く出来ませんでした。夜に眠っていないので薬で眠っていることを看護師から聴き、「もしかしたら厳しいのかな」と感じつつ、アッピアが眠っている横で、息子と二人でずっとクロスワードパズルをやっていました。アッピアとは何の話も出来ませんでしたが、本当に久し振りの家族三人での穏やかなひとときでした。その日の夕方にドクターに呼ばれ、急変する可能性を告げられました。そして、次の月曜日の朝3時位に病院から電話が入り駆けつけた時にはもう息を引き取った直後でした。
結局、最期に「有難う」を言うことも出来ずアッピアは旅立ちましたが、良く一人旅に出ていたこともあり、今でも『一人旅に出たっきりまだ帰って来ない』ような感じですし、多分本人もそういう感覚かも知れません。今頃お墓で「あれ!私こんなところに旅行に来たんだっけ?」と言っているのかも知れませんね。最期に言えなかった言葉をこの場所を借りて・・・「今までどうも有難う!ブログ引き継ぐことを決めたよ!」
★アッピアの息子です。今日は、亡くなる2日前の土曜日、アッピアと話していたことをお伝えしようと思います。10月25日のmusic stationで、嵐が、『P・A・R・A・D・O・X』という新曲を歌っていました。当時、アッピアは嵐に夢中でした。土曜日に、アッピアに新曲のことを教えたら、アッピアは『帰ったら聴きたい!』と言っていました。しかし、その願いは叶わぬものとなりました。僕は、命日にアッピアケータイにその曲を落とし、アッピアの仏壇の前で流しました。アッピアは、天の下で楽しく曲を聴いている事でしょう。こらからも嵐を応援します。
2014年11月23日 アッピア夫&アッピア息子
これからも男二人を応援していただける方、応援クリックお願いします。
一度もお会いしたことは無いのに何故か胸が締め付けられる思いです。
ご主人様、息子さん。
きっとアッピアさんはお二人と過ごした穏やかな時間の中にずっといるのかもしれませんね。
ここに来ると、一人の人が生きる事の深さと重みを凄く感じます。
また更新を楽しみにしています!
お母さんは あなたの近くで見守ってくれていますよ。
私は、ミスチルの「はなの匂い」を聞いて
乳ガンで亡くなった母のことを思い出します。
アッピアさんにコメントを見てもらえないままです。4年前に乳ガンを患い、初めて見たブログがアッピアさんのブログでした。
とても勉強になり、時には励みとなり、心強いブログでした。
アロマの講習会でご一緒させてもらいながら、アッピアさんとわからなくて話もせずに…あとから知り残念に思いました。
なくなられた時から以前のブログを読み返していましたが、また新しい記事が見えるのですね。
とてもうれしいです。
ありがとうございます。
楽しみにしています。
これから定期的に更新をしてくださるとのこと、とても嬉しく、そしてアッピアさんがそれを望んでおられたことを窺い知ることが出来、胸が熱くなりました。
アッピアさんとはブログを通じて数回ほどお目にかかりましたが、本当にチャーミングなハンサムウーマンで、何度となく励まして頂きました。
アッピアさんが見守って下さる中、お二人が大変な日々をしっかり過ごされておられるご様子を拝読し、大きな勇気を頂きました。
これからもどうぞ無理なく、ご様子を綴ってくださいますよう、宜しくお願いいたします。
陰ながらずっと応援しております。