昨日の診察日。お題目の通りいろいろありましたので、本題に入りますね。
点滴が終わり、少し待たされて診察室へ。
主治医 「こんにちは。それで、どうですか、痛みの方は。そういえ石垣はキャンセルしたとか・・・。」
いつもの癒しトーンではいる。
私 「えーと、CEA(マーカー)の結果は出てますか。」
と電子カルテを覗きこむ。相変わらず罰当たりな患者。
主治医 「CEA あまり変化ないですよ。」
私(嫌な予感)「5.6・・・上がってる。先月5.1だったのに。ダメじゃん。」
主治医 「まあ、これは上がっているというより横ばいの範疇だと思いますよ。」
と慰めてくれるが、私の場合は、CEAの少しの動きも敏感に反応するので、誤差の範囲
とは思えない。早くも耐性が出たのか、そもそもあまり効いてくれないのか。抗がん剤
やりすぎて、素直に反してくれない癌細胞ばかり出てきてしまったか。
今日は気になる部分もあるので、触診もしてもらうぞ。
早速、全く何のためらいもはじらいもなく脱ぐ。
私 「この辺の脇とか胸のこことか、湿疹のようなできもののような、何でしょう。」
主治医 「脇のこれは皮膚の皺というか、それからこれも関係ないですね、胸のここは、
(ぐりぐり触る)うーん、まだ小さいしわからないなあ、違うと思うけど・・・
まだわからないなあ。」
私、少し固まる。「これも違うでしょう」を期待していたので、私のカンとして、主治医の
発言は、「ヤバそうだ」に聞こえる。
私 「えーっ、皮膚転移てことですかあ。(軽く言ったつもりでも声が震えているぜィ。)、
それだけは嫌なんですけど。ひどくなると出血したり潰瘍になったり匂いが出たり、という
イメージで、ちょっとショックです。」・・・ショックと動揺を引きづりつつ・・・
主治医 「もし皮膚転移でも、少し放射線当てたり、生検ついでに切り取ることもできますよ。 出ては切り取り出ては切り取りしている人もいますよ。しこりの方はどんな感じですか。」
私 「このへんはやわらかくなってる感じですが・・・わかりにくい部分もあります。
それから骨の痛みの方は・・・。(ここ数日間の状況を説明)」
主治医 「ジェムがまだまだ効いていて良い方向にいっていると思いますよ。」
今の私には気休めとしか思えない発言。
私 「それと朝方がつらいんです・・・・・。朝起きると、痛みもあるんですが、
なんか気持ちが悪い方にリセットされて、家族の前で泣いてしまうんです。
ここ4~5日のことなんですけど。子供の前でマズイなあと思いながらもがまんできなくて。
子供もなんか悲しそうな顔してて。
(話しながら、ここ数日の状況が頭をよぎり、子供の顔が浮かび、泣き出してしまった。
鼻をぐしゅぐしゅかみながら、主治医に背を向けて話し出す。)
冷静に考えれば、今そんなに悪い状況ではないのはわかってますけど、前回のCTも良かったし、
でも先々の不安や、ここにきて急に出てきた激痛や、今日の悪い情報2つ、
腫瘍マーカーの上昇と、そして何といっても皮膚転移の疑い。
どうしても気持ちの方がコントロールできない状態で・・・。」
主治医 「うーん、辛いですね。ストレスは免疫下げちゃいますし。なんとか気持ちを
ラクにしてあげたいのですが。抗不安剤のお薬の量を増やすなどしてみますか。
外科医としては細かい処方はできませんが。そのへんご自分で調整してみて
ください。あとは・・・、ご主人は何かおっしゃってますか。」
私(おー、主人の話に来たか)
「私が不安定なので、やはり子どもへの影響を気にしていて、しばらく年休とるか
とか言ってますが、まだその時期じゃない、と私が言いました。」
主治医 「年休とれるなら、一度一緒にここで説明を聞いてもらってもいいですね。」
そうだ!その手があった。せっかくの年休を有効に使ってもらおう。
なんせ、転移してから6年半、要所要所の治療を決める際にもほとんど全部自分が
対処してきた。もちろん帰って報告はしているが、どこまで理解しているか。
さすがにハーセプチンはわかるだろうが、タイケルブやアブラキサンやエリブリン
なんてちんぷんかんぷんなんじゃない?いっしょに調べたり先生に突っ込んで聞い
たりしない性格だから、私もいつしか1人で対処するのが当たり前になっていた。
でも今は、ひとりではいっぱいいっぱい。この状況を共有してほしい。
私 「はい、日にち聞いてきますので、早速お願いします!」
しばらく、皮膚転移の不安や、気持ちの落ち込みなど話をし、今回は笑いもなく、
診察室を後にする。
会計カウンターで、看護師助さんが声をかけてくれて、別室で話ができた。
皮膚転移と決まったわけではないけど、もしそうだとしても、コントロールや処置のやり方は
あるし、それらをうまくやりながら、元気にすごしている患者さんもたくさんいるから、大丈夫よ、とのこと。
でも今の私にはなかなか素直に入ってこない話で・・・。皮膚転移自体が憂鬱なの!
でもそんなことも言ってられないのね。でもいろいろ話聞いてもらえて気持ちが少しラクになった。
吐き出せたことで、少し軽くなった気がする。またいつでも吐き出せるんだ、と。
家に帰り早速主人に相談し、来週の木曜日に、午後半休とってもらい、
午後の診察に同席してもらうことになった。看護師助さんももちろん同席してもらう。
3人もしかしたら初顔合わせかもしれない。信じられない。昨年の手術の時にちらっと挨拶したぐらいだから。
とにかくみなさん、よろしくお願いします。私をひとりにしないでください。
いつも読んでくださってありがとうございます。
もしよろしければコメントなんかいただけるとうれしいです。
1日1回、クリックお願いします。励みになります。
![にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ](http://sick.blogmura.com/breastcancer/img/breastcancer125_41_z_panda.gif)
3月半ばから、胃の具合から、少し鬱状態になっています。
アッピアさんの気持ちは、判りますよ。
食事は取れていますか?
習い事もキャンセルして、孤独になり、そこから立ち上がろうとしています。
オンラインの仲間が支えてくださいますので
少しは、癒されています。
再発の私でも温かく会話してくださるので。
私も左の方に? 検査の結果を聞きに行きます。ベットに仰向けになり、触診されました。
アッピアさんは、子供だんの為にも、頑張らなきゃいけません。
来月から、カラオケに行く事にしました。
一人では、ありません、温かく見守っていますので、苦しくならないようにしてください。
夏休みは、ハンドルネームのイタリアに渡航されたら如何でしょうか?
又、気分が高揚しますよ。
一人では、ありませんよ、多くの仲間が
居ます。
誰かと会話したい時には、私で良ければ。
Fさんに聞いてくださると、判りますので。
宜しければ!!
ワタシも再発転移性乳がん患者です。2001年に手術、2年半で骨転移、今10年目に入りましたが肝臓、卵巣、腹腔内播種でジェムザール&タキソールの治療始めました。
黙っておられず、コメントしてます。
この度、再再発が判明して画像を見て、1週間ほどたって腹痛もあり胸の痛みも出、どんよ~り暗くなり、あきらめようとホスピスの見学もいってきました。
暗い気持ちが覆ってるときは 本当にどうしようもありません。コップに水が満ちてる状態で少し揺れるとすぐ、涙が出てしまって…
ブログのお友だちにアドバイスもらいました。「いいのよ。だんなさんにも、ムスコさんにも泣いちゃっていいの。でも笑うときも大笑いして、泣くときも泣けばいい。」今はそうかな~って思います。
アッピアさんが旦那さまと状況を共有できそうでよかったです。
なんだか支離滅裂~~う~ん
言いたいのは ひとりじゃないよってこと。アッピアさんがPCの向こうで泣いてても笑ってても、ここにいますから!
私も半年の抗がん剤を経て、先月手術しました。
乳がんと診断された時息子が6ヶ月で、アッピアさんと状況が一緒だな~って
よく覗きにきています。
私の乳癌はタチが悪くて、
悪性度も3だし、HERⅡも陽性だし、
若年性だしで再発高リスクにあてはまりますが、
アッピアさんみたいなママになって
息子が小学生になるまで、がんばりたいな~って思っています。
(もっと生きますけどね♪)
でも、息子が生きがいって思っていても
涙がとまらなくなってしまう時もあります。
やっぱり人間ですもん。
辛い時は泣いて当たり前だと思います。
なぁんて、文才がないので上手に書けませんが
これからも辛い事含めてアッピアさんを目標にしていますので、
一緒に乳がんを乗り越えていきましょうね☆
アッピアさん自身が持つ前向きさ、明るさ、強さを、信じて、待っていましょう。
アッピアさんに、笑顔がもどりますように。
応援しています!!
体調すっきりしないと、気持ちまで萎えますよね。
まこちゃんさんの検査結果も気になりますが、いっしょに乗り越えていきましょう。
カラオケ、いいですね。私は80’です。
またたくさんおしゃべりしまようね。
まだまだ希望が持てそうです、と勝手に考えています。
「コップに水が満ちてる状態で少し揺れるとすぐ、涙が出てしまって…」
とてもイメージつきやすい表現ですね。まさに今の私の心の様子です。
見守ってくれてありがとう。心強く思います。
みなさんに甘えて、ブログに泣きごと吐き出してしまっています。
もう少し気持ち整理もしなきゃです。
息子さんが、これからの闘病や楽しい生活のパワーになること間違いなしですよ。
うんと楽しんでください。
HER-Ⅱ陽性なら、私の頃よりさらに選択肢が増えて、抗がん剤効きまくりですよ~。ハーセプチンは期待通りのくすりです。
とても治療環境が整っていますから、後は、息子さんとの楽しい生活を思い浮かべてください。
本当です。
私もまだまだご一緒に歩いて行きますよ。