michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

“サクラ ~美しさの秘密~”    〔TV〕

2010-04-10 07:09:28 | Weblog
ゆうべのBS2、
アインシュタインの眼』は、
 “サクラ ~美しさの秘密~”というタイトル。

   私はへそ曲がりなのか、
    「教えてあげます」とか、
    「ぜんぶ見せます」
    「どうです、すごいでしょう~☆」
   という類の番組は、
   どうも。。 (関係者の方々、ごめんなさいね。)


   でも、桜の美しさの秘密、
   自分の眼で見れないところを、やっぱり見たいと思ったんです。


で、やっぱり観て良かったです。
番組で紹介していたことを、メモしました――。




まず、きのう書いた、
咲いたら花の中心が赤くなること。

拡大レンズで、ようく観てみると、
花びらじゃなく、‘おしべ’が赤くなるんですね。


受粉は、虫たちにしてもらってるんだけど、
虫って、濃いピンクには鈍感、
よく見えないんだそうです。

花が開ききったら、
虫たちに「もう今は、受粉の時期じゃないですよ。
おしべが白い花の方に行ってくださいね。」
って知らせているんですって。


   (今朝、実際の桜を確認。
    ホントに、おしべが赤かった



桜って、並木とか何本もあっても、
咲き出すと一斉に咲く。
それで「わぁ~、きれい
ってなるんですよね。


1つの芽から、3~5つの花が咲き出して、
1本の樹から10万以上の花が咲く。

  (それで、ウワ~ッと
   花が湧き出てくるように見えたんですね。

桜って、接木・接木で増やしてきたので、
クローン、同じ性質。

それで、その地域では、一斉に咲くのだそうです。



散りぎわの美しさ。

その散り方をハイスピードカメラでとらえると、
一枚一枚の花びらは、回転したり、
サーフボードのように舞ったり、
風に乗って、
たくさんの花びらが みんな一斉に上昇したり。


花びらの形に注目すると、
ほぼ円に近い。

こんな風に丸いと、常に重心が中心にあって回転しやすい。

そして、花びらは平たいんじゃなく、反りがある。
それで、滑空する。



蕾って、冬眠する。

(秋ごろ?)
わずか0.6mmの蕾の中に、
すでに花びら・おしべ・めしべがちゃんと出来ていて、
いつでも花咲かせられる状態で冬眠する。

それは、休眠物質(夏の間に葉の中で作った)で
咲くのを止めている。

寒さを乗り越えるために、
休眠物質を少しずつ使っていく。

冬の寒さで、蕾は目覚める。

一斉に咲くには、冬の寒さが必要。

そうして
春の暖かさで
開花物質が出てきて、咲き出す。

  なので、温暖化が進むと、
  九州や高知あたりでは、咲かなくなるかもしれない。。



最後に、
専門家の方が。
「花がきれいなうちに散るって、実は、
植物には、もったいないんですね。
秋に葉が落ちるとき、葉の養分を樹に移して、枯れて落ちるんです。
まだきれいな花が散るのは、もったいない。
けれど、
人間は、そんな風に散る様を潔い、美しいと感じて、
結果、桜をとても大事にするんですねぇ。」

  なるほど――。

コメント
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