michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

‘伝える’ということ。‘描く’ということ。    〔思うこと〕

2010-04-15 07:59:38 | Weblog
きのう、TVの朗読の話をさせてもらいました。

  私は、聞こえていた頃は、
  FM-NHKをよく聴いていました。

  特に楽しみだったのは、
  週一回の、ラジオドラマ。

  例えば、愉快なお化けの話とか、
  も、お腹かかえて笑い転げてしまいました。

  映像は全く無いけど、目の前に全部観えて、
  繰り広げられていくんですよね。



こないだの朗読の番組では、
敢えてBGMも、背景の映像もナシ。
その朗読者の声と表情、多少の動きだけで表現する。
絵本は、最初と最後に表紙を見せるだけ。

それに取り組むのは、
いま活躍中の、NHKのアナウンサーばかりで、
楽々こなしていくのかと思いきや、

もう、何度も何度も練習を重ね、
専門の人に見てもらい、
時に苦悩したり。。
著者にお話を聴いて、
また練習を重ね、打ち込んでいく――。

それは、本物のプロだから、
あそこまでいけるのだろうと思いました。


本番の日、
小学生の子どもたちは、
(今どきの子どもに、‘朗読’ってどうかしら…?
 などと多少心配していたのですが、)
驚くほど真剣に見入っていたし、
確実に、伝わっている、と感じました。



「撮ってきた映像も、BGMとか簡単な編集で、
 良い話題みたいになったり、困ったコトになったり、
 どうにでも演出できちゃうんだよ」と、
元プロの友人から聞かされて、
怖くなったことがあります。


今は、編集技術など進んで、
そういうものが当たり前になってきているようですが、
考えさせられます。


   ――ああ、今日のこんな拙ブログの表現で
     言いたい中身は どれだけ伝わったでしょう……。
コメント
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