michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

なんにも無くても…    〔思うこと〕

2010-04-13 07:11:06 | Weblog
きのうは春の嵐。
桜がワ~~~ッと散って散って・・・。

今朝、地面は
花びらの絨毯です。


              


先日、TVをつけたら、
モンゴルの養護施設のドキュメンタリーでした。

お国事情は、
日本とはかなり違うようで、
社会的に皆んな貧しくて、
親は、とても子どもを育てられない。

泣く泣く、施設の入り口に赤ん坊を置いていくような状況らしいのです。

施設とて、貧しいことに変わりはない。
日本の、昭和初期くらいの乳児院のような感じでした。

でも、スタッフの方々は、
精いっぱいのお世話をされているんです。


沐浴のシーンになった。

やっと首が据わったかどうかくらいの赤ちゃんを、
お母さん代わりの方が、上手に片手で抱いて、
手桶で水を汲んだと思ったら、
それを自分の口に含んだ。
そしてその水を、口から赤ん坊の身体に注いだのです。

ビックリしましたが、
一旦水を自分の口に含むことで、
温めているのだと、すぐに分かりました。
  (温水シャワーなど、望むべくも無いのです。)




また別の番組。

中国の山間部での、小さな聾学校(私塾)。
全寮制のようでした。

ここも、誠心誠意、純粋に子どもにとって、という視点で
献身的な教育やお世話をしておられる。

子どもがアップになると、
耳につけた補聴器にカバーが。
細い毛糸(?)で、ネット状に編んであって、
手作りのようです。

それが、左右、紐でつながっている。

元気いっぱい遊びまわって、
補聴器が外れたとしても、
下にまで落ちない。(落ちたら、たぶん壊れますからね
大切な補聴器が無くなることも防げます。


  こういう、紐でつないだものは、他でも見かけたことがあり、
  親心を感じますね。





自分は、保母時代、子どもたちに何をしてやれたかしら?

  自分の子どもには…? 

と省みたりしています。



いつだったか、
もう、とうに成人した子どもが、
「お母さ~ん、あのさぁ、
 子どもの頃に、よく‘とろとろミルク’作ってくれたじゃない?
 あれって、どうやって作るの?」
と訊いてきて、驚いたんです。

まだ子どもたちが幼いとき、
お八つがなんにも無くて、
ふと思いついたんです。

おなべで牛乳を温めながら、
お砂糖をチョット入れて、ほんのり甘いくらいにし、
水溶き片栗粉でとろみをつける。
最後は練るようにする。
 これだけ。

舌触りが良くて、勝手に「ほら、‘とろとろミルク’やで~」と名づけて
食べさせたんです。


もう20年くらい前のことを覚えてくれていて、
嬉しかったですね。

コメント
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