michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

「きらいや」――その中身は、、   〔(いわゆる)障がい児〕

2010-04-14 08:11:02 | Weblog
先日TVで、絵本の朗読をやっていて、

その中で、
ある女性アナウンサーが、
はせがわくんきらいや
という本を、
朗読、というか、
も、身体全体で熱演しておられ、
感動しました。



  ‘はせがわくん’は、赤ちゃんのとき、
  ヒ素入り粉ミルクを飲んでしまったために、
  後遺症が残っている。
 
  ‘はせがわくん’は、
  何するにも遅いし、手がかかるし、
  洟たらしよる…。

  でも‘ボク’は、
  ‘はせがわくん’のお母さんに、話を聞いて、
  よく分からないけれど、なにかを感じた。

  「だい だい、だ~いきらいや」
  と言いながら、

  実は、とても心が寄っている。

  「しょうがないなァ、ホレ」とか言いながら
  おんぶしてあげたりしているんですよ。



‘はせがわくん’は、実は著者、ご本人。

よく、
「ヒ素入りミルクを、知らずに飲まされた被害者」
「可哀想に――」
という目で見られるのがイヤだったそうです。


「きらいや」と言う‘ボク’のこと、
とても好感もっていたのでしょう。


  この“朗読”を実際に観て聴いた小学生たちの
  感想を聞いてみると、
  意外に深いところまで感じ取っているんですよね。 



こういう関係、
響き合い、
――素敵だなって、
  心に残っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする