きのうの続きです。
それは、暑い暑い夏の日の昼下がりのこと。
まだ若く元気だった私は、牛舎一つ任され飼育をしていました。
せっせと牛たちの世話をしていたら、なんとなく外が騒がしい。
なんと、ウチの牛舎の屋根が火事
火は出てないけど、煙が。
人が集まってくれて水で消しとめることが出来ました。
も、心臓バクバク・・・でした。
原因は、番線(針金)らしい。
移動式の天窓で、気候によって開けたり閉めたりするんですが、その際、
数日前から、なにか番線が屋根に当たって、ちょっと音がしてたんです。
でもちゃんと開閉するし、特に支障ないだろうと、そのままにしていた。
それが、トタン屋根に擦れ、摩擦熱をおこし、
その熱(火花?)で屋根に落ちていた枯れ葉が燃えた、ということらしい。
あぁ。。。
もし火事になっていたら、数10頭の牛たちを、どうやったら避難させられたか――。
考えるだけでゾッとします。
(当時はスタンチョンで、一頭一頭つないでました。)
身をもって学びました。
正常ではない状態に気づいたら、
修理などして速やかに、本来の形に戻すのが大事な基本、ということ。
思いも寄らぬことから、事故や災害などにつながっていくことがある、ということです。