このごろ『傾聴』についての話題を時々耳にします。
これまでの自分の経験からは、特に仕事のことでは、
「一旦、聴いてくれたらええんやけどなぁ…」なんて思ったり、
つい人に求めてしまうことが多かった。
(会話でも メールやメモなどでも。)
暮らしのなかでも例えば、親しい人に出会って、
「あら、どうしたの、しんどいの?」など訊いてくれたら、
「うん、、」と自分の体調不良、どこどこが…と話し出す。
すると、すかさず、
「あら、それって老化現象よぉ」
(私の これは、それとは別ものなんやけど…)
また別の件では、
「あ、わたしもねぇ~」と、自分の方に話をもってかれちゃったり。
(結局、自分のこと喋りたいんやなぁ…)
その話が参考になる場合は良いけれど、
例えば、「膝が痛い」といっても、
症状から原因、対処法など、千差万別なのですよ。
また別の例。
心の話になって、自分の最近の心境などしゃべり出すと、
パッと時計に目をやる人がいる。 そうなると、
(ああ、あたしの喋り方って、モタモタしてるから、
時間が気になるんでしょうねぇ…)
と、話を はしょってしまう。
そうなると、ますます話は中身の無いものになっちゃう。
話を引き出すのがうまい、と思ったことは――、
たとえば、
こちらが一つ話すと、身を乗り出すようにして
「うんうん、それで?」と興味を示してくれたりした時。
とにかく、ゆったりと安心して話せる 空気 が、まず必要だわねぇ、って
よく思うんです。
――と、ヒトのことは よく見えるけど、
果たして自分自身は、どんな聴き方をしとるかね・・・?
傾聴を心がけていると、
家族の間でも、職場でも、
互いの関係が良くなり深まっていくということです。
聴きながら こころから相手を思いやったり、
その人の立場になって考え、共感したり。
そういうのから始まるんですよね。
こんなサイトを見つけました。 ↓
https://sites.google.com/site/shigotonokotsu/qing-ting-liwo-gaomerukotsu
「あやつる」とか「スキル」とかいう言葉が気になったけど、
それは横に置いておきたい
(私は、「心を」「相手の方に傾けて」「丸ごと聴く」みたいなことをしたいんです)。
中身をサッと読んでみると、参考になることがたくさん。
少しずつ、じっくりと読んでみようかしらん。
そして、目指すのは、
『時間ドロボウ』のお話の主人公、
「モモ」です。