michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

母の介護を

2016-03-25 18:18:36 | 暮らし

3日ほど帰省。

母の変わりようには、ほんとうに…姉妹から聞いてはいたものの、やっぱり90過ぎるとね。。

もう一人暮らしは無理、ということで、私の暮らしも大きく変わりそう。

わたしに出来ることしかできないけれど、出来るだけのことはしていきたい。 

 

 

NHKの『介護百人一首』の小冊子、毎年送ってもらって、新幹線の中で読み、

それを母の家に置いていく、というのが毎年の恒例になっていて、今年も。

私の心にグッときた作品を書き出してみました。

 

嫁の出すグーを見てから手を広げ得意満面姉のリハビリ

 

医者にまでかわいい人と言われけり認知症とて幸せなりや

 

中腰で構える夫(つま)の胸もとに脚の立たざる吾(わ)が身あずける

 

「バカタレ!! 」は嫁に対する「アリガトウ」介護用語と軽く受け止む

 

病ゆえ家族に何もしてやれぬ私のしごと笑顔でいること

 

夜深きに介護手間取る吾(わ)が頭そっと手を置く夫(つま)のいたわり

 

出来ぬこと出来ることより多けれど今日また一つ出来ることあり

 

徘徊(はいかい)について歩けば地区の人我にエール勇気百倍

 

そんなこと悩みのうちに入らぬと言っている気がする百七歳の笑み

 

難病の夫(つま)への苛立(いらだ)ち晴らさむと愚痴聞き地蔵手作りしたり

 

起きぬけにどなたですかと問う夫(つま)に愛人ですと頰にキスする

 

爺(じい)ちゃんの車椅子が特等席みんなで囲みお花見弁当
 

 

 

 

 

 

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