NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

里山、掛木処理、焚火 (12月19日)

2010年12月22日 | 間伐
久しぶりに三郷の里山に戻ってきました。
今日の参加者は天野さんと私の二人だけです。
天野さんも私もバイクで現場に来ましたので、流石に寒さが身に染みました。
早速焚火で暖を取ります。




天野さんのポーズが少しわざとらしく見えますね。
これは年賀状用に撮影した1枚です。
もうそんな季節なんですね。
(気付くのが遅すぎる?)
後に写っているのは天野さんが名古屋から乗って来たバイクです。

焚火に当たってのおしゃべりにすっかり寛いで1時間半程も費やしてしまいましたが、本日の目的の間伐にも取り掛かる事にしました。


先ずは田圃との境界のヒノキに取り掛かりました。
ところが見た目以上に足場が悪く、伐倒準備に手間取った上しっかりと掛木になってしまったものですから、随分手間取りました。
しかし、掛木をあれこれ工夫しながら安全に処理するプロセスは大切な経験です。
こうした経験をを抜きにして安全な間伐作業は出来ません。
しかも正確に倒す事がいかに大切かという事を身をもって知る事が出来ます。
今回はいい体験になりました。

焚火に当たりながら昼休みに寛いでいると、脇を通り過ぎる車が大体不思議そうに見つめて通り過ぎます。
道路沿いで焚火に当たっている姿は、この田舎でも珍しいかもしれません。

午後は場所を少し換え、スギを間伐しました。

ヒノキとスギの伐倒感覚の違いが良く解りました。

2時には作業を終え、少し林の中を歩いてみました。
落葉樹の優勢な辺りの林床のやわらかさと木漏れ日のやさしさは、人工林のものとはまるで違います。
何も言葉にする必要の無い充足感に包まれます。
人工林の問題は、両者を同時に体験すれば誰でも理屈無しで簡単に理解出来るに違いありません。

今日は焚火を囲んでのおしゃべりの一日でした。
コメント
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