NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

畑はどこに?(7月18日)

2010年07月21日 | 自然農
夏本番を迎え、植物は生命力に溢れています。
現在の中野方棚田跡地に開墾した畑の様子です。

どこが畑なんだ?
地元の農業委員会の方が立てた幟が、かろうじてただの草むらとは違うんだなと思わせていますが、草むらにしか見えなくも無いですね。
地元の方にも何をしているんだ思われているようです。
しかし、我々は畑の手入れをして、良く見れば作物が育っているんです。

トウモロコシ。


サトイモ。


大豆。

その他、サツマイモ、ナス、キュウリ、シシトウが元気に育っています。
今のところ、虫や病気や動物の害にも会わず、いたって順調です。
ただ少し目を離すと、他の草の勢いに負けて作物は直ぐに勢いを無くすようです。
草と作物は、地上での光の奪い合いだけではなく、地下での根の競争が行なわれているような気がしますがどうなんでしょう。
草刈りに精を出さず、肥料の心配も農薬の心配もしない我々にぴったりの自然農ですが、この時期だけは草同士の競争をコントロールするために適切な草刈を欠かせません。

本日は横井さんがジャガイモを収穫し、その後にゴボウの種を播きました。
私は見学にやって来た村上さん夫婦をうまく畝上げに駆り出し、そこにニンジンとゴボウの種を播きました。
皆で作業をすると一気に捗りますね。

午後から加藤さんがやって来て小屋の床を造り始めました。


明日は天野さんと一木さんがジャガイモの収穫に来る予定です。
ここでの活動は、色々な人が自分の都合に合わせて好きなように活動し、一見バラバラに見えても結果的に統一した活動になっています。
こうした動きをこれからも続けて行きたいものです。

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1 コメント

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自然と人間の関係 (村上)
2010-07-22 15:05:32
言葉巧みに引き込まれたとは思っていません。でも、草を抜かない、肥料はやらない。作るのではなくて、出来たものをいただくという、畑というか土というか農に対する考えにとても刺激を受けました。
自然と人間の付き合い方に通じる考えですね。人間も自然の中に組み入れてもらうようにするのが良いなあ。
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