NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

ジャガイモ収穫,、土砂崩れ、洪水(7月10日)

2010年07月14日 | 自然農
畑の様子を出来るだけ頻繁に見に行こうと作業内容を特に定めず皆さんに呼びかけたところ、本日は午前中は永田さん家族と天野さん、午後からは青島さんと杉岡さんが参加してくれました。
畑を見るとジャガイモの葉が勢いを無くしていましたので、収穫する事にしました。

スコップで苗の周りを大きく掘り返し、土をほぐしながらジャガイモを探します。
これが宝探しのような楽しさで、大きなものは少なかったのですが、土の中からジャガイモが姿を見せると皆思わず「あったー」と声を出してしまいました。
午前中は小さなバケツ1杯分の収穫でした。
少し少なめの感じです。


午後からは、坂折棚田で草取りに汗を流した帰り道の元気な青島さんと杉岡さんがジャガイモ掘りです。
後から青島さんが72個収穫したと報告してくれましたが、小さなものもかなりあったはずですから数だけでは収穫量の評価はちょっとと感想を述べると、青島さんは断固とした口調で72個を強調していました。


私は皆さんの午後の収穫の間はおとなしくドクダミを摘んでいました。
これを小屋の軒下に吊るして乾燥させれば、やっと念願の漢方薬を手に入れる事が出来そうです。

ところで、畑前の中野方と飯地を結ぶ道路が直ぐ近くで土砂崩れのために通行止めになっていました。
ここのところ、恵那でも頻繁な大雨に見舞われています。
大雨での土砂崩れや洪水は大雨そのものが原因でしょうが、谷川や河川の増水のピークを出来るだけ下げれば、被害も少なくなるのではないでしょうか。
それには森林の保水力を高める事が間違いなく効果的です。
手入れの遅れた人工林では、都会のアスファルト舗装と同じ程保水力がありません。
そして、ほとんどの森林が手入れの遅れた人工林であることも驚くべき現実です。
地球温暖化で集中豪雨はこれからも増えると言われています。
これからも増え続ける土砂災害や洪水で失われる財産、何年にも亘る復旧工事経費や癒される事のない被害者の苦しみを少しでも減らすためにも、林業としてではなく、人工林の手入れは早急に必要です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 梅雨の晴れ間、五月晴れ、オ... | トップ | 畑はどこに?(7月18日) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自然農」カテゴリの最新記事