あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

信州まつもと大歌舞伎 三人吉三

2014年07月25日 21時40分35秒 | GR
忙しいなんて言いながら、2年に一度の平成中村座が信州松本に来るとなれば行かずにおられず、今回も仕事を早く切り上げて松本に向かった。

サイトウキネンもそうだけど、松本のイベントは演ずる人、支える人、見る人それぞれが、イベントの登場人物として演じている。
松本市民芸術館に入ると、男性も女性も和装の方が多く実に華やかだ。
僕は仕事帰りなので、ちょっと和っぽいシャツを着て、手には扇子を持って会場に入った。

2階の縁日横丁では多くの店が出て、客寄せの声もオペラグラスの貸し出しの声さえもどこか歌舞伎調だ。
歌舞伎の出演者もかなりの人数がそのままの格好で歩いていて、江戸時代にタイムスリップしたか如くの華やかさだ。
飴細工や切り絵、操り人形などを見せてくれる人たちも皆和装でなりきり感が潔い。
会場に入って開演前から、やはり演者の方が客席でアドリブで掛け合いをして会場を盛り上げていく。
僕の少し前の席に演出の串田和美さんがご家族で座った。

何かと話題の尾上松也を生で初めて見たが、こりゃあ華がある役者だ。
立ち姿も美しいが、通る声がとても素敵だ。惚れ惚れした。

席が舞台に近く通路が上手下手(かみてしもて)となり、桟敷も舞台の一部になる見事な演出。

御一人様のおっさんがすっかり舞い上がって、終わりに近づくと拍手のしっぱなしでカーテンコールでは立ち上がって拍手。
串田さんの演出はいつも驚かされるけど、今回も実に見事だった。

pentax ricoh gr
縁日横丁の外にて
コメント (18)
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