サイトウキネンと言えばクラシックとなるのだけれど、昨年、一昨年は武満徹作品を渡辺香津美さんコバさんを中心としたアンサンブルで演奏するプログラムを観た。
今年は渡辺さんのプログラムでパーカッションを担当していたヤヒロトモヒロさんのクロスオーバー in あがたの森 II ~ラテン・ジャズ~を観た。
ヤヒロさんはウルグアイのピアニスト、ウーゴ・ファトルーソとのデュオ、ドス・オリエンタレスとして出演。
ファースト・アルバム「DOS ORIENTALES」は2011年の米国ラテン版グラミー賞のラテン・ジャズ部門で6位に選ばれたそうで、息もぴったりの楽しくて素晴らしい演奏だった。
様々なパーカッションを踊るように演奏するヤヒロさんの演奏は、ほんとに一人なのかと疑いたくなるほどに音が複雑だ。
曲目のひとつにはマラカスとピアノだけのデュオがあり実験的に思われるだろうけれど、実際に演奏を聴いているとマラカスの音の変化に驚いてしまった。
後半からは弊隆太朗さんのベースが加わった。帰宅後に知ったのだけれど、彼はSKFのコントラバス奏者でジャズベーシストじゃなかった。
演奏は素晴らしかったが、彼は不慣れな右手のピッキングで血を流して赤く染まった手袋しながらも、そんなこと全然感じさせたいパワフルで正確なベースを弾いていた。
演奏も素晴らしかったが、かなりの二枚目でモテるだろうなあと思いながら観ていた。
1枚目の写真は会場のあがたの森文化会館講堂の外で開演を待つ列。
2枚目は会場入り口でのドリンクサービス。カクテルなど何種類かありおつまみもある。ノンアルコールも用意してくれる。
SKFはどの会場でも開演前や休憩時にドリンクを出してくれる。
一旦入場しても、チケットを見せれば再入場させてもらえるので、あがたの森を散歩してベンチに座って飲んだりすることもできる。
3枚目はそんな雰囲気の中の1枚。夏らしい籠のバッグが似合う大人の雰囲気の女性の後ろ姿。
休憩時間にはこんなふうに屋外のあがたの森に出て夕涼みすることができる。
Leica M9-P + M-ROKKOR 40mm F2