明日は僕が係わっているカヌー大会で、今日は朝から忙しかった。
雨中なのに、地元役場の方々にテントの準備などをしていただいた。
初めて北海道から訪れたという方が、今日の川を見て明日の出場を取りやめたが、天候のためと恨み言言うでもなく笑って下さった。
僕らなら普通に下れる川だけれど、激流慣れしていないと怖いだろうとは思う。
県外から年に一度ここに来られる選手たちももう20年もやっていると顔を覚えてて、気さくに声をかけてくれる。
初めて訪れる人でも、本に載っていた僕の顔を記憶していたらしく、声をかけてくれたりもする。
悪天候で、もし中止になっても、観光に来たんだからぜんぜん気にしませんよと、皆が皆言ってくれる。
嬉しいことだ。
とはいうものの全国からトップクラスの選手も出場するので、すでに緊張感に包まれている。
全国で水害がおこり、隣町では雹の被害で大打撃が出ている。
今日の川は濁っているが水量が増えてこない。この川は急激な増水はない。
国土交通省とも密に連絡をとり、周辺ダムの放水情報も確認している。
国土交通省の水位計も確認している。
川だけ見れば止める理由がないのだが、万が一のことを考えるとコース変更をしたほうがいいのだろうかなどと考えてしまう。
スタッフはこの1週間、仕事を休んでコース確認をしてくれている。
悪天候の中で大会を開催するのは、たとえ遊びでも本気で対処しなければならない。
幸いにもこの悪天候で釣り人がほとんどいない。
地元漁協には明日の朝も挨拶に行くが、少し気が楽だ。
とにかく無事に終わってほしい。
さてさてすべては明日だ。
R-D1 + GR28F2.8mm
車山にて。