あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

2006年12月31日 00時33分51秒 | M-HEXANON50mmF2
道は険しくても続く限りは前に進める。無ければ戻ればいい。
山道はいつのまにか消えるけれど、星や沢を見ながら方向を見失わなければ、きっと次の道に出会う。

今年はいろんなことがあった。
道の終わりを探しながら歩くよりは、今ある道を楽しく歩こう。

皆さん今年はお世話になりました。
来年も宜しく御願いします。

R-D1+HEXANON50mmF2
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飛行機

2006年12月30日 15時21分26秒 | M-HEXANON50mmF2
年の瀬となり、故郷を離れていた子供たちが帰ってきた。
この辛い状況を家族にも友人にも話さず、一人で抱え込んでいるので、この慌しさにとても救われる。


今日は例年並の冷え込みで、空は深い青色だ。
自衛隊や民間の飛行機は、人口の少ないこの山間地のこの空を飛ぶ。
いつからこんなに信州の空を飛行機が飛ぶようになったのだろう。
銀色に光ってゆっくり移動していく。

目線を下げれば太陽は枯れた葉を黄金色に輝かせている。

R-D1+HEXANON50mmF2
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林檎

2006年12月29日 22時35分27秒 | M-HEXANON50mmF2
今日は朝から雪が舞って、やっと冬の雰囲気になれた。
積もるというにはおこがましいほど少ない雪だった。

冬になり雪が積もればみんなみんな汚いものを隠してしまう。
でも、やがて芽吹きの時期には汚いものも出てくる。
そんな汚いものは若芽や花に紛れる・・・とも思うのだが・・・
春には土に戻ってることもあるなあ。

時が解決してくれるものもある。


R-D1+HEXANON50mmF2
今日見た捨てられた林檎と倉庫代わりの廃車

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2006年12月28日 21時33分44秒 | GR28mmF2.8
さっき外に出たら雪が降ってきた。
雪を見ながら空を見上げたら、「こうして歩いていられて幸せだな・・・」と思った。
失くしたものへの未練で体も心もひどい状況にあったのに、風が吹き抜けるように飛んでしまった。

ずっと粥しか受け付けなかったのに急に腹が空いて来た。
そうか。なにもなかったと思えばいいんだよな・・・

急に世間まで明るくなった気がした。
急に掃除もしたくなった。人って心で動く動物なんだなあ。

R-D1+GR28F2.8
丈夫な体に感謝。
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大根

2006年12月27日 09時36分56秒 | M-HEXANON50mmF2
畑に大根の葉が捨ててあった。その葉で思い出したことがある。

小さい頃は冬になると沢庵漬けのために大根を洗うのが子供の仕事だった。
大人になってからは軍手をはめて洗うことを覚えたけど、子供の頃は素手だった。
田んぼの脇の用水に板で堰を作って水を貯めて、大根の葉を束にして、大根を洗った。
刺すように凍てる水で手は真っ赤になった。

数本の大根を束ねて葉を藁で結び物干しに干した。

R-D1+HEXANON50mmF2

今の僕はといえば、大根はおろか、相変わらずの体調と慌しさをいいことに、冬の準備は全くしてない。
ひとつずつかたづけなければ!!
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瓢箪

2006年12月26日 15時52分17秒 | M-HEXANON50mmF2
会社の近くで捨てられた瓢箪を見つけた。

小学校の頃、瓢箪を作ったことがあった。
御祖父さんが酒好きで、いつも晩酌を欠かさない人だったので、瓢箪をプレゼントしようと考えた。種から植えて実を取り、中を抜いた。時間のかかる作業だった。
今の自分ならそんなものをもらって嬉しいのかも疑問だが、子供なりに考えたんだろう。

R-D1+HEXANON50mmF2
御祖父さんは一度はその瓢箪を使ってくれたが、その後は使ったのを見たことがなかったなあ・・・
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原種

2006年12月25日 21時44分03秒 | M-HEXANON50mmF2
今回の旅行はぼくにはいい旅だったのだと思う。
御近所の医師の体験談も薀蓄にはなったが、一番は隣家の御主人が運転して、助手席でずっと話しができたことが良かった。

その御主人は癌で余命宣言もされたのに、見事に復活。
ぼくの体調のことも気遣ってくれた。

知り合いとは嬉しいものだ。


R-D1+HEXANON50mmF2
越前海岸に沿って車を走らせるとこの時期は水仙の収穫期にあり、急斜面に水仙が咲いていた。
道沿いのミュージアムに立ち寄ったのだが、水仙の原種はとても可愛らしかった。
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朝焼け

2006年12月25日 11時01分20秒 | M-HEXANON50mmF2
旅館ではうつらうつらしながら朝になった。まだ日が昇っていない海岸を歩いてみた

サーフボードを抱えた若者達がてきぱきと準備運動をした後、12月の海に飛び込んでいった。

空は徐々に朱に染まりながら明るさを増していく。


30年ほど前、サーフィンをしたくてトレーニング用にスケートボードに乗っていた。
自分もあんな顔して楽しんでいたんだろう。
ぼくもあんな笑顔で人生を楽しむぞ。

R-D1+HEXANON50mmF2

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東尋坊

2006年12月24日 21時27分31秒 | M-HEXANON50mmF2
精神的に余裕がなく、どこに行くのかも知らずに昨日は旅に出た。
行き先は富山ではなく福井だった。

最近は時々胃と心臓が痛いのに加えて、昨日からは御腹が緩くなり首から肩にかけて寝違えたように痛かった。
明るく振舞っていても、胃の痛みは消えない。

着いた場所は東尋坊。昨年も訪れた場所だった。

先輩の医師が薦めてくれたその宿で越前蟹三昧。海外旅行に行くほどの予算の蟹旅行は生憎の体調ではあったが、1年分食べ尽くした気分である。

用意された部屋は海に迫り出しており、波の音に一晩中包まれた。

横になっても眠りにつけず、暗い部屋から外を見ていた。
黒い海が足下にあり、音の方向には白い波だけが見えた。
気持ちを緩めると吸い込まれそうだった。
でも怖いという感情が足を竦ませる。まだ生きたいという本能がそうさせるんだろう。

まだ死ねない。まだ止まれない。まだやり残したことがある。

R-D1+Hexanon50mmF2
東尋坊で携帯電話で写真を写す女性。

暗いばかりの日記で申し訳ありません。

みなさん、メリークリスマス。素敵な聖夜をお過ごしください。
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小さい

2006年12月23日 01時06分45秒 | NOKTON35mmF1.2
自分のぼやきブログなので、気楽にぼやきましたが、人を殺めたわけではないし、人に恨まれているわけでもない。体もまだ病んではいないし、家庭が崩壊したわけでもないと思えば、なんということもないのです。

思えば、どんなに熱い恋愛をしたり、どんなに巨万の富を持ったとしても、長い時間の流れの中で星の数ほどの多くの人生の小さな波でしかないのかもしれません。

空を飛ぶ鳥よりも、路傍の雑草よりも、感情を持ち今を生きるぼくは幸せだと思うのです。
人として生まれて、夢をみて夢に破れ、泣いたり笑ったりできることは幸せなことなのでしょう。
そう思えば、今はとても人間らしい時を過ごしているのです。

来世があるとしたら、虫でもなく花でもなく、平凡な人としてまたこの世に生まれもがいて生きたいと思うのであります。

R-D1+Nokton35mmF1.2 近所の垣根
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