あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

オーディオ好きと音楽好き

2016年04月20日 18時09分08秒 | summilux50mmF1.4asph
10日ほど前に、オーディオを引越しした。
和室10畳程度から7畳ほどの天井が吹きぬけた洋間に移動。
床は無垢のオークで壁は珪藻土、天井も無垢材になり、簡単に言えばデッドな部屋からライブな部屋になった。
以前のここに書いたことがあるが、スピーカーはイタリアのソナスファベールのフロア型のConcerto Grand Pianoで、地元ヴィチェンツァ産のstoneの上に3本のピンで乗っている。

以前このスピーカーの低音が全く出なくて、使用しているアンプを設計された生前の上杉佳郎さんや、写真でお世話になっている御隠居に相談しても改善できず、スーパーウーファーを隠しで追加して使ってきた。

新しい部屋で音を出して違いに驚いた。(スーパーウーファは無し)
イタリア人はこれくらいライブな部屋を想定しているのかと思えるほど。低音がしっかりと聞こえる。
少しライブ過ぎるが、これから置き方や家具を増やしていくことで解消されると思われる。

オーディオは凝りだすと限が無いが、部屋がまずあるのだと改めて実感。

ミサ曲やオペラなどの人の声の響きがとても美しくて深夜と出勤前に少しずつ聴いている。
一応ハイレゾの環境もあるのだが、音源は主にCDだ。

先日車でラジオラジオをつけたら、うっとりするほどに美しい歌声が聴こえた。
誰なんだろうと最後まで聴いたら、60年ほど昔録音のマリアカラスだった。

オーディオの音はいいに越したことはないが、いい音楽は録音や機材の良し悪しを超えるところにある。
カメラも似ていて、いい道具ならいい写真が撮れる保証はなく、安いカメラでもいい写真は撮れる。
所詮趣味の世界。どちらも真理なれど、音に固執しすぎず音楽を楽しめるバランスが大切なんだろう。

と思うのだが、本物のハイレゾの世界に入ると、次元を超えたリアルな音がするのかもしれないが、知らぬが仏でしばらくいようかと思う。

leica summilux50mmf1.4asph
桃の花
コメント (25)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする