軽井沢 砂利道

旧軽井沢のホテルを出て、薄暗い別荘地を歩いた。
道は未舗装でやがて道幅が歩くだけの幅になっても不安は無く、向かう先もないままに敷地の奥に見えるただただ暖かい灯りを眺めて濃紺の世界を歩いた。
既にライカの二重像は曖昧なので、置きピンで絞りもSSも勘の世界だ。
さすがに手振れするが、ずっと昔にテレビで見た歴史的な別荘などに遭遇して嬉々としてまた細道へと入った。


そうこうしてテニスコート通りに出た。


明りと一緒に締め切り過ぎた仕事や溜まった案件などが一気に噴き出すように頭に浮かんだ。
今は人生を楽しめていないなと思う。

leica summilux50mmf1.4asph

軽井沢 夕暮れ

娘が帰省したので９月に遅い夏休みを1日もらって軽井沢に出かけた。
午前中は仕事だったので、着いたのは夕暮れ時。
旧軽井沢のホテルから旧軽銀座まで少し歩いた。

leica summilux50mmf1.4asph

花火

ドン！という腹に響く音の後、会社の駐車場から「キャ！」という女性の声。
近くの神社の祭りで、昼の花火が始まった。
花火が上がる度に会社が揺れる。

毎年町内会が僕の会社の屋根付き駐車場に宴会場を作って、花火を見る。
多分一番近くてよく見える場所。

子供神輿の笛の音と声が会社の前と後ろから聞こえる。

秋、来たなあ。

leica m9-p + leica summilux35mmf1.4asph
写真が無いので、盆に撮影した妻籠