時々平日の夜の閑散とした松本を徘徊する。
明かりの落ちた店や橋の欄干。たまにすれ違う人の姿。
レストランの窓明り。
流れ出る井戸の水。
そんなどうでもいいものを見る。
見慣れているのに、そんな眠りかけた街に会いに来る。
leica m-p + heliar classic75mmf1.8
明かりの落ちた店や橋の欄干。たまにすれ違う人の姿。
レストランの窓明り。
流れ出る井戸の水。
そんなどうでもいいものを見る。
見慣れているのに、そんな眠りかけた街に会いに来る。
leica m-p + heliar classic75mmf1.8
75mmのこのレンズは使いにくい。
R-D1でsummarit5cmをメインに使っていたんだから同じ感覚のはずなのに、なぜか出番が少ない。
たまに使ってみるといいレンズだと思う。
leica m-p + heliar classic 75mm
松本にて
R-D1でsummarit5cmをメインに使っていたんだから同じ感覚のはずなのに、なぜか出番が少ない。
たまに使ってみるといいレンズだと思う。
leica m-p + heliar classic 75mm
松本にて
朝ブラインドを開けると庭に鳥が何種類もあちらこちらを歩いていた。
会社に行く前に玄関に出たら、ほんの数メートル先の木の中でカッコーが暴れていた。
あまりの暴れようなので戦っているのかとも思ったが、どうもお一人様のようだ。
なぜ暴れたのかは知らない。
寝心地が悪くて寝返りでも打っているのか、朝の体操をしているのか。
近くに人がいることなんてお構い無しに派手に暴れていた。
楽しいのだろうか。それとも辛いのだろうか。
r-d1 + nokton35mmf1.2asph
少し古い写真をビューワーで見直していた。
十年ほど前の一枚。
あの頃もあちらこちらに出かけていたことがわかる。
今よりずっと精力的に移動していて、楽しい未来しか想像できなかったような気がする。
会社に行く前に玄関に出たら、ほんの数メートル先の木の中でカッコーが暴れていた。
あまりの暴れようなので戦っているのかとも思ったが、どうもお一人様のようだ。
なぜ暴れたのかは知らない。
寝心地が悪くて寝返りでも打っているのか、朝の体操をしているのか。
近くに人がいることなんてお構い無しに派手に暴れていた。
楽しいのだろうか。それとも辛いのだろうか。
r-d1 + nokton35mmf1.2asph
少し古い写真をビューワーで見直していた。
十年ほど前の一枚。
あの頃もあちらこちらに出かけていたことがわかる。
今よりずっと精力的に移動していて、楽しい未来しか想像できなかったような気がする。
日曜の午後会社に寄ると遠くから歌声が聞こえて来た。
音のする方に向かうと小さな特設会場からの歌声だった。
高校一年生から75歳までのグループだそうで、20名ほどで活動しているそうだ。
仕事も年齢も超えてこんな風に全身で力一杯陶酔して楽しそうに歌えるのって羨ましい。
人生のパワーみたいなものを仕事に使い切るのもいいけれど、喜びに使うってのもいいものだ。
leica m-p + nokton 35mm f1.2 asph
音のする方に向かうと小さな特設会場からの歌声だった。
高校一年生から75歳までのグループだそうで、20名ほどで活動しているそうだ。
仕事も年齢も超えてこんな風に全身で力一杯陶酔して楽しそうに歌えるのって羨ましい。
人生のパワーみたいなものを仕事に使い切るのもいいけれど、喜びに使うってのもいいものだ。
leica m-p + nokton 35mm f1.2 asph
仕事の途中に運転していて、洞から生え上がって巨大な蔦草の塊が目に入った。
見事な葛の花につられて車を路肩に停めた。
橋に立って目の前にある紫の葛の花は川からはすでに数メートルで見上げる高さだ。
隣の果樹園の農家のおじいさんが僕を見つけて歩いて来た。
葛は根っこを猪が掘り起こすんだと教えてくれた。
花がアスターのようだったので、「マメ科ですよね?」と尋ねると、「だから鞘があって豆が成るんだ」と葉の陰に隠れた鞘をつまんで見せてくれた。
「ということはこの巨大な木は一年草の蔓草ですかぁ?」と訊くと「このコウゾに絡みついてほぼ毎年枯れては生える」と教えてくれた。
コウゾの葉っぱを千切って作業服にくっつけて「ほら」と見せてくれた。
「子供の頃はこうやって遊んだもんだよ」と教えてくれた。
「葉裏に毛が生えてるんですかぁ」と僕。
「そうなんだ。やってみな」と嬉しそうに言った。
僕も目の前の(地面から4mほどの)コウゾの葉っぱを千切って太腿にペタッとつけた。
leica m9-p + hexanon35mmf2 1st.
葛はこうやって食べるんだよ
コウゾは紙にしてみるといいよ
籠を編んだりするにもいいんだ
など、この後もいろんな話をしてくれた。
車に戻って運転しようと思ったら、太腿にまだコウゾの葉がくっついていたので、外して助手席に置いて記念写真。
最短90cmの35mmだからこれが精一杯。
見事な葛の花につられて車を路肩に停めた。
橋に立って目の前にある紫の葛の花は川からはすでに数メートルで見上げる高さだ。
隣の果樹園の農家のおじいさんが僕を見つけて歩いて来た。
葛は根っこを猪が掘り起こすんだと教えてくれた。
花がアスターのようだったので、「マメ科ですよね?」と尋ねると、「だから鞘があって豆が成るんだ」と葉の陰に隠れた鞘をつまんで見せてくれた。
「ということはこの巨大な木は一年草の蔓草ですかぁ?」と訊くと「このコウゾに絡みついてほぼ毎年枯れては生える」と教えてくれた。
コウゾの葉っぱを千切って作業服にくっつけて「ほら」と見せてくれた。
「子供の頃はこうやって遊んだもんだよ」と教えてくれた。
「葉裏に毛が生えてるんですかぁ」と僕。
「そうなんだ。やってみな」と嬉しそうに言った。
僕も目の前の(地面から4mほどの)コウゾの葉っぱを千切って太腿にペタッとつけた。
leica m9-p + hexanon35mmf2 1st.
葛はこうやって食べるんだよ
コウゾは紙にしてみるといいよ
籠を編んだりするにもいいんだ
など、この後もいろんな話をしてくれた。
車に戻って運転しようと思ったら、太腿にまだコウゾの葉がくっついていたので、外して助手席に置いて記念写真。
最短90cmの35mmだからこれが精一杯。