節分の日は、福井市内の神社仏閣で様々な節分行事が行われていました。天気もよかったので、こんなときでもないと敢えて行く機会もないので、いくつか寺社を回ってみました。
最初に訪れたのが、足羽山の麓にある朝日山不動寺。ごつごつした岩がむき出しの山肌に、めり込むようにお寺が鎮座しています。参道脇にはお稲荷さんが祭られて鳥居があったり、白蛇像が祀られているお堂があったり、いろいろとありがたいものがいっぱいありそうなお寺です。
本堂を覗き込むと、正面には護摩を焚いて大勢の人々が参拝し、節分の儀式が行われている様子。片隅には、さまざまな仏さまの座像があり、その前にロウソクが灯され、これもありがたい気分になります。
本堂の外にも、大きな子安観音があったり、他にもいくつかお堂があったり、人があまり多くないときにじっくり見て見たいと思うお寺でした。
境内の外に出て、左へ山を登っていくと、300m程歩いて藤島神社に到着します。ここは、南北朝時代に、福井で戦死した新田義貞(新田塚という地名もある)を祭る神社で、義貞公がかぶっていたという木の兜や、楠木正成が新田義貞に宛てた手紙などが、結構何気なく展示されています。というか、「お手洗いは奥へ」と書いてあるので、お借りしようと思って建屋に入ったら、そのような貴重な古文書などがふつ~に展示されていました。
こちらでは、節分の豆まきなどは行っていませんが、ピシッと引き締まった雰囲気の中、節分のお祓いが執り行われていました。