福井市の中心部に、ブータンミュージアムが先日オープンしました。
http://bhutan-npo.asia/news/7/
ブータンはGNP(国民総生産)ならぬGNH(国民総幸福)を唱える国ですが、日本でもいろんな調査で幸福度が高いとされてきた福井と共通項があるということで、そのようなブータンと福井を通じて幸せを考えようというNPOがこれを設立したようです。
http://bhutan-npo.asia/about/
こちらのサイトでも紹介されていますが、福井とブータンはいくつも共通項があるようです。
・仏教文化 (ブータンはチベット仏教)
・米が主食、そばを食う
・人口が70-80万人(ブータンは70万人、福井は80万人)
・家には他世代が居住
・電気を輸出(ブータンは水力発電でインドへ、福井は原子力発電で関西へ)
http://bhutan-npo.asia/comparison/
スローなライフスタイルを重視するナマケモノ的視点でも、福井とブータンを興味深く拝見しております。
ただ、同じチベット文化圏のインド北部・ラダック地方が、西洋文化の急速な浸透とともに、いろいろなコミュニティーの変化に直面しているように、福井についても、3.11後のエネルギー需給の現状を踏まえ、長年頼ってきた原発について、もう一度立ち止まって考えたほうが良さそうです。