邦題「女帝(エンペラー)」にどうも抵抗があり、原題のままにしました。
女帝ってことはemperorではなく、empressなのではないかと思うのですが。。。
忌む日にあえて執り行ったクライマックスの『夜宴』が一番しっくりきます。
宮廷を舞台にした悲劇を描く時代劇です。
章子怡と周迅の競演を注目していました。
王妃ワンが嫉妬からチンニーに様々な嫌がらせをするシーンが上手かったと思います。
例えば、皇太子ウールアン(呉彦祖)が人質として送り出されることになった際に自分も
同行したいと申し出るチンニーに対し、
「何様のつもり?」と彼女を引きずり出し
鞭打ちの刑にしちゃうところの表情とか。
ふてぶてしく高慢な笑みを浮べる表情にしても「HERO」の時はまだ生意気な小娘という印象でしたが、本作品では、今乗りに乗っている彼女の勢いや充実感が感じられました。ある意味、この映画は彼女のための・・・と言ってもいいのかも知れませんね。生き生きしています。
対する周迅も無邪気で純粋なチンニーになりきっていて良かったです。
彼女は器用にどんな役にも変化していける役者のような気がします。
逆に章子怡は、役のどこを切っても章子怡になっている印象があります。
周迅は「花の影」や「始皇帝暗殺」にも出演していたのですね。どの役で出ていたのかな?
印象に残っているのが、皇帝リー(葛優)を暗殺するはずだったの不本意ながら
チンニーを死なせてしまったシーンです。
自分が愛するウールアンが心から悲しんでチンニーの亡骸を抱きかかえている様子を
目の前でジーっと見つめるだけしか出来なかったワンの気持ちはさぞや悔しかった
でしょうし、憎らしいワンにそれを見せ付けて死んでいくチンニー。
女同士のバトルはなかなか楽しめたのですが、逆に残念に思ったのが
前半の粛清シーンや臣下の撲殺刑、延々続くワイヤーアクション。
どれも凄惨で、しかも結構長い時間なので辛かったです
。
惨たらしいシーンの時間をもう少し短くして、その分、それぞれの愛を掘り下げて
見せてくれたら良かったのに、と思いました。
リーのワンへの想いやウールアンとチンニーの愛とか。
川や雪が鮮血に染まったシーン、ワンの即位式の赤い衣装や化粧など、作品全般に
わたって赤・茜色が使われています。色彩に凝っていて、目を楽しませてくれます。
呉彦祖の美しさに今更ながらですが気付きました。
あとワンは『いつでも自分のことが一番好き』で、ウールアンのためと言いつつ
自分の保身のために悪事を働く悪女ではありますが、彼女のせつない心情が分からない
わけでもありません。ただ彼女みたいなタイプとは関わりたくないですね。
踏み台にされるだけだから
。
ラスト 振り向いて 相手を指差しながら 「お前だったのね」という表情を見ながら
彼女は結局は踊らされたひとりだったのかなあと思ったりもしました。
普通語の知識が全くないから理解出来ませんが台詞が笑いを誘うようです。⇒記事
この映画は丁度、朱孝天が出演した「東京審判」と同じ時期に公開されていました。
中国でも興行収入ランキングがあるんですね。⇒ご参考までに
公式サイト女帝
中国の公式サイトの方が雰囲気が掴みやすいかも?⇒こちら
女帝ってことはemperorではなく、empressなのではないかと思うのですが。。。
忌む日にあえて執り行ったクライマックスの『夜宴』が一番しっくりきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/ff/4a359d5d4fd374785d71e9d96d062022.jpg)
章子怡と周迅の競演を注目していました。
王妃ワンが嫉妬からチンニーに様々な嫌がらせをするシーンが上手かったと思います。
例えば、皇太子ウールアン(呉彦祖)が人質として送り出されることになった際に自分も
同行したいと申し出るチンニーに対し、
「何様のつもり?」と彼女を引きずり出し
鞭打ちの刑にしちゃうところの表情とか。
ふてぶてしく高慢な笑みを浮べる表情にしても「HERO」の時はまだ生意気な小娘という印象でしたが、本作品では、今乗りに乗っている彼女の勢いや充実感が感じられました。ある意味、この映画は彼女のための・・・と言ってもいいのかも知れませんね。生き生きしています。
対する周迅も無邪気で純粋なチンニーになりきっていて良かったです。
彼女は器用にどんな役にも変化していける役者のような気がします。
逆に章子怡は、役のどこを切っても章子怡になっている印象があります。
周迅は「花の影」や「始皇帝暗殺」にも出演していたのですね。どの役で出ていたのかな?
印象に残っているのが、皇帝リー(葛優)を暗殺するはずだったの不本意ながら
チンニーを死なせてしまったシーンです。
自分が愛するウールアンが心から悲しんでチンニーの亡骸を抱きかかえている様子を
目の前でジーっと見つめるだけしか出来なかったワンの気持ちはさぞや悔しかった
でしょうし、憎らしいワンにそれを見せ付けて死んでいくチンニー。
女同士のバトルはなかなか楽しめたのですが、逆に残念に思ったのが
前半の粛清シーンや臣下の撲殺刑、延々続くワイヤーアクション。
どれも凄惨で、しかも結構長い時間なので辛かったです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
惨たらしいシーンの時間をもう少し短くして、その分、それぞれの愛を掘り下げて
見せてくれたら良かったのに、と思いました。
リーのワンへの想いやウールアンとチンニーの愛とか。
川や雪が鮮血に染まったシーン、ワンの即位式の赤い衣装や化粧など、作品全般に
わたって赤・茜色が使われています。色彩に凝っていて、目を楽しませてくれます。
呉彦祖の美しさに今更ながらですが気付きました。
あとワンは『いつでも自分のことが一番好き』で、ウールアンのためと言いつつ
自分の保身のために悪事を働く悪女ではありますが、彼女のせつない心情が分からない
わけでもありません。ただ彼女みたいなタイプとは関わりたくないですね。
踏み台にされるだけだから
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_cloud.gif)
ラスト 振り向いて 相手を指差しながら 「お前だったのね」という表情を見ながら
彼女は結局は踊らされたひとりだったのかなあと思ったりもしました。
普通語の知識が全くないから理解出来ませんが台詞が笑いを誘うようです。⇒記事
この映画は丁度、朱孝天が出演した「東京審判」と同じ時期に公開されていました。
中国でも興行収入ランキングがあるんですね。⇒ご参考までに
公式サイト女帝
中国の公式サイトの方が雰囲気が掴みやすいかも?⇒こちら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)