Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

ラストは「祝福」でした!

2007-06-17 21:47:16 | お出かけ
素晴らしいコンサートでした。(過去の記事
17時20分くらいから20時10分まで、休憩時間なしのぶっ通しで張學友の歌声を
堪能してきました あの歌声を生で聞けて 嬉しいひとときでした。
会場に入った途端、普通語や廣東語や他の中国語が飛び交っていて 今までの
東京フォーラムで聞いたコンサートの雰囲気と明らかに違っていました。
席も周りは皆 中国語圏の人たちだったのですが、コンサート始まる前からすごく
エネルギッシュで圧倒されてしまいました。若い女の子グループや子供連れのお母さん
だけでなく、若い男の子たちもノリノリで一緒に歌っていて、彼のファン層の厚さを
改めて感じました。

MCはアンコールに入ってから ちょっとだけ普通語や英語があったけれど
殆ど日本語でした。これは意外でした。
隣の女の子はしきりに「ごんとんわ~」と絶叫していました。隣で絶叫されると
かなり辛いんですが、気持ちは分かります。私も廣東語トークを聞きたかったから。
普通語の歌の時は私の周り 皆ノリノリなんだけれど 廣東語の曲になると隣の彼女くらい
しか一緒に歌ってなかったからなあ。

「雪狼湖」や「如果、愛」のストーリーを30分、ミュージカル仕立てにしてあって
役者としても活躍している人だけに声だけでなくパフォーマンスも魅せてくれます。
昔懐かしい歌を歌っている途中で歌詞を忘れちゃった時の仕草など、非常におちゃめで
彼の人柄も分かるコンサートでした。結構聞いたことのある曲が多く、CDを1枚も
持っていないのですが、いろんなところで耳にしていたんだなあ。。。
彼の歌を聞いていて 「レスリーのコンサートはもうないんだ」としんみりしていた
矢先に「2003年は次々と親しい芸能人が亡くなり落ち込みました」とMCが入り、
ウルウルしてしまいました。バックスクリーンに出ていた“12月ラジオからあなたが
亡くなったことが流れて・・・”は梅艶芳(アニタ・ムイ)のことですよね。
子宮頸がんを告白した記者会見に成龍や劉徳華、楊紫瓊、鄭秀文らと共に駆け付けて
いましたものね。45歳の張學友、長生きして これからもステキなコンサートを続けて
いって欲しいし、また日本でやって欲しいです。

アンコールの最後の曲は「祝福」でした。
バックスクリーンに歌詞が映し出され、会場皆で大合唱でした。
コメント (2)
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「解夏」

2007-06-17 12:34:11 | 映画
友人が貸してくれたDVDを夜中見ていました。
目が見えなくなる前に 自分だったら最後に何を見ようとするだろうか?

押し付けがましさがなく、淡々した作風と長崎の美しい景色が相まって、余計に
胸にくるものがありました。主人公の隆之が小学校の春休みを前に、自分が受け持って
いたクラスの子供たちに学校を辞めて、故郷の長崎に帰ることを話すシーンや5年生に
あがった子供たちからの手紙を恋人の陽子に読み聞かせてもらうシーン。
「先生、○○がいじめにあっています。先生・・・先生、助けに来て下さい。」
陽子がぼそっと、「助けに行ってあげたいよね」って。
「眉山」では泣きませんでしたが、ここのシーンはうっと来てしまいました。

題名がいいなあと思いました。
ベーチェット病を発症した30代前半の男性が次第に視力を失っていく。
不治の病で死んでしまう、あるいは身体の自由が利かなくなる、記憶がなくなるとか、
そういった状況になっても辛いけれども 一見健康そうな身体だけれど目が見えない―
失明してしまう、しかも徐々に視力が失われていく悲しみは相当のものがあります。
隆之と友人の眼科医・清水は既に失明をしている患者に話を聞きに行くシーンが
あります。柄本明扮する黒田は、「以前は失明するというのは暗闇に世界に入っていく
ことだと思っていた。でも実際に失明して そうじゃないというころが分かった。
実際に失明して困ったことは 歯を磨く時に歯ブラシに歯磨き粉を付ける時ぐらい。
それもすぐに解決した。」と悩み苦しんだ後の達観した心境を語っています。
そこまでに至るには なかなかのことではありません。

古来、禅宗の修行僧は、夏の90日間は、「庵」に集まり、共同生活をしながら座禅を
する“雨安居”と呼ばれる修行をしました。この修行の始まりの日を「結夏(けつげ)」
、終わる日を「解夏(げげ)」と言うそうです。

劇中で「失明してしまう恐怖が辛くせつない行であり、失明し恐怖から解き放たれる
その時があなたの解夏です」と住職が隆之に説く場面が出てきます。
ここがこの作品の軸となるのでしょうね。住職・林を演じる松村達雄が上手いです。
含蓄のある優しい深い言葉の数々に説得力があります。

ラスト「解夏」を迎えた隆之の心の描き方が曖昧で、そこが残念でありました。
それにしても「眉山」の主題歌もまっさんに歌ってもらいたかったです。
大沢たかおはこの作品で2004年日本アカデミー賞主演男優賞を受賞したそうですね。
病に蝕まれていく恐怖や苦しみ、友人らとの関わりなど 自然に表現出来ていて
受賞も納得できます。

キーワード(解夏・ベーチェット病)

ネットで検索していたら ロケ地ガイド を見つけました。
中華街やオランダ坂など、高校の修学旅行が懐かしく思い出されました。
長崎の街を歌にしたものが多い、まっさんらしく 坂道や雨が随所に出てきます。
話の内容以外に長崎の風景も楽しめる作品でもありました。
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