CubとSRと

ただの日記

笑顔で夏を

2019年08月20日 | 日々の暮らし
8月3日の日記より
 3時半、病院を出る。
 とにかく連日の猛暑だから、病院までの往復だけで体力を消耗する。他のことが何もできない。
 というより先の見えない闘病の毎日で、何もする気になれない。
 勿論、闘病しているのは自分ではないのだけれど、却って何もできないもどかしさから他のことに手をつけられない。
 精神的に何もできないのは言うまでもないけど、それよりもはるかに低次元な話、いつ電話がかかって来るか分からないから、数時間、家を留守にすることもできない。これが意外にストレスになる。
 早朝ツーリングとか、早朝ドライブとか、野菜の買い出しに道の駅まで行く、とか。
 「理想だけじゃ生きていけないんだよ!」とか「そんなガキみたいな青臭いことを言ってんじゃねえよ」なんて陳腐なセリフだけれど、言い返せない物理的な圧力がある。
 けど、一番暑い時間帯に家に居ないで、大汗流しながら炎天下の道路を走っている、というのはそれなりに気が張って良いともいえる。実に不謹慎な捉え方、ではある。
 帰り掛け、数十年来通っている喫茶店の閉店まで三十分あるから、寄ってコーヒーを、と思ったのだが、既に閉まっていた。
 店主の体調が悪いのか。それとも暑過ぎて客足も途絶えたので、早仕舞いをしたのか。
 後者であれば良いのだが。
 明日も同じ時間くらいに通るだろうから、明日は寄ってみよう。
 5時前に帰宅。
 明日の仕事に、と思っていた虎刈り状態の庭が気になり、取り敢えず落ち葉を集めてごみ袋に入れたら一袋余り。
 どうも中途半端だから、とごみ袋を新しく出して、草刈り鎌も出して、結局四袋がいっぱいになる。
 週明けの収集日に(台風が来る前に)出してしまえば、庭も真夏を迎えられる。
 ちゃんと刈っておけば、以前みたいに足長バチの巣を、知らず刈り取って手の甲を刺され、テニスボールみたいに腫れ上がる、なんてことはなくなる。
 (あの時はバイクに乗るのにグローブをしようとしたら、指しか入らず、ハンドル自体、握れなかった)
 明朝、もう少し片付けたら、ごみ袋6つくらいにはなりそうな気配。

 何も手に付かない。何となく手をつけられなくて無駄に時間が過ぎてしまう。
 そう言っていたら何か変化があるか、というとそんなものじゃない。 
 夏休みの終わり、「宿題がたまっている。どうしよう」と言ってたって、やらなければ片付きゃしない。
 「する気になれないから」と言っているだけ、なのも同じ。
 渋々動き出す?それは疲れる。
 じゃ、やっぱり「ハッと言った、ハッと」だけれど、「ハッ」という気力もない。
 どうする?
 気負わず、動き出せばいいんじゃないか、今日の草刈りみたいに。
 
 

コメント
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