4月19日(火)
土曜日。思いがけなく霧雨に濡れた翌日。
全く何もせず。ご飯を炊いただけ。やったことと言えば「水曜どうでしょう」、いや「日曜どうしよう」とあれこれ悩んだことくらい、か。
で「日曜日だから、SRにしよう」と決めておきながら、いざ日曜日になったら「酒を買いに朝来まで行こう」。
嵩張るから車だ。
往復ではなく、周回(周遊)。東条→西脇→豊岡→朝来→福崎→帰宅。
天気が良過ぎた。雲のない青天。買い物がなかったなら車には乗らない。
四月の晴天は決してコペン日和ではない。そういう時はカブかSRで出掛ける。まあ、昼前の出発でカブはきついが。
一升瓶3本と1800ミリ紙パックを一本。帰宅したのは5時過ぎ。
「買い物がなかったなら車には乗らない」のだけれど、今日はただただ楽しかった。
車に乗り始めて約十年。この頃やっと「車は車で楽しい」ということは思うようになってきた。
勿論、頭の中で、のことで五感全てで原始的に「楽しい」と思うバイクと同列に論じるような楽しさではないが。
「バイクは乗る。車は操縦する(操る)」というが、蓋し名言かも。「乗れてる」とも「操っている」とも実感できた経験はないけど。
「人馬一体」とか「鞍上人なく鞍下馬なし」?そういう時は来るのか???
忘れていた。庭の楠の幹、上部となる四本のうち2本をそれぞれ30センチばかり切ったんだった。で、それ、いつだったんだろう、と思い出そうとするが当然のように思い出せない。カレンダーを見てもダメ。
今日(火)でないことは間違いない。そこらへんはまだ大丈夫。
昨日?昨日は「スーパーカブ」の聖地巡礼本とパン購入で、神戸・三宮と行ったからやってない。
日曜は酒を買いに出たんだから、その前に鋸など持ち出す筈がない。
となると、「何もしてない」と威張って書いた土曜日だった、ということか。
何だか頭の中まで周遊。堂々巡りともいう。
ハーバーランドの書店に行く。バイク雑誌のところを見るが、ない。
続けてバイク本の棚を見るが、ここにもない。最後に小説「スーパーカブ」の置いてあるライトノベルの棚を見るが、当然ない。
まだ見てないところは、と店内をウロウロ歩き回るが、ないものはない。
仕方がない。店員に聞く。
「アニメで『スーパーカブ』ってのが」
「あ、はいはい」
「それの『聖地巡礼本』ってのが月曜に発刊と聞いて、来たんですけど」
「ちょっとお待ちください」と言って急いで店員が立ち去る。
結構待たされたが3冊ほど本を抱えて戻ってきた。
まだどこに並べるか決めてなかったらしい。
「見ていただいて、駄目なようなら持ってきていただければ」
「いえ、買います」
後でツイッターでこんなツイートを見た。
「アニメの棚に置いたって、売れるのは僅かだよ」
アニメの聖地巡礼本だからアニメの棚?いやいや、「リンちゃんの乗ってるバイク」って特集したら、ヴィーノはバカ売れするんだ。
散々熟考して、最後のもうひとひねりがあって、やっと市場に出る。
でも、それがそこまでして世に出たものだなんて大方の人は考えもしない。「周遊」でしかないと見切っている。
そういうものが居並ぶ中で、ごくわずかのものが陽の目を見る。
「考えもしない」、「考えもできない」のが世間だけれど、そんな世間しか「そういうもの」に陽の目を見せる力にはならない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます