急に思いついてふらっと出発しました。
水辺を走ることが好きで、それも海沿いより湖の周辺、湖の周辺より川沿い、というのが、どうも好きなようです。
水辺を走ることが好きで、それも海沿いより湖の周辺、湖の周辺より川沿い、というのが、どうも好きなようです。

ここは江の川(ごうのかわ、ごうがわ)の河口にある江津(ごうつ)の旧市街、江津本町から少しさかのぼった所です。
上流の「粕渕(かすぶち)」というところまで、何となく走って来ました。しばらくは三江線(三次と江津を結ぶ)と並走です。
春霞の立つ中、田舎の県道ゆえ、行き交う単車もありません。
流れの明らかな「川」
流量が多く逆巻くように流れる「河」。
そして、まるで入り江のように、ゆったりとした水面に漣を立てているだけの「江」。
勿論、江の川はこれです。相当な上流からこんなゆったりとした流れが始まっている、中国地方一の大河です。
昔は、この河の穏やかな流れを利用した水運が盛んだったらしく、戦国初期には広島の吉川(きっかわ)氏から分家した、石見吉川氏というのがいました。
2012.06/02
追記
長い年月をかけてやっと完成したこの三江(さんこう)線は、度重なる水害(橋の崩落等)や過疎による乗客の減少により、残念ながら廃線となりました。
江の川の上流から切り出される豊富な木材を収入源とした石見吉川氏の昔から、川沿いに安全な交通路を確保するのが、この地域の悲願だったんですが。
切り捨てられるのはあっという間でした。
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