2013.10/27 (Sun)
この標題は皮肉です。
私は全くそんなことは思ってない。
みのもんた氏が、月~土の朝のニュースショーの司会を降りました。
理由は、「息子の不始末の責任を取って」。
テレビでやっていたところは、みんな前日の降板会見のシーンで、「申し訳ありません」、と「妻だったら息子と刺し違えているかもしれない」を何回か流してました。
「いくつになっても、息子は息子。その責任は取らねばならない」
カッコいい!(だから、皮肉です、って。)
初めは
「三十も過ぎたら、本人の問題だろう、と世間も言っていた」
が、段々に
「辞めざるを得ない方向になってきた」
そして
「それが今の風潮じゃないんですか?」
最後に
「息子さんに一言、言われるとしたら?」
「バカヤロウ!」
で、丁寧に礼をして退場。
最後の一言は、息子にかこつけて、記者とその場の報道陣全員に投げつけた罵声だと思う。
本当はそういうことじゃない、と、みの氏も、報道陣も百も承知での記者会見だったのではないか。
視聴率が落ちている。6、7%しかない。
それも月から土、の帯番組だ、局の「顔」、だ。出演料も法外だ。
やめてほしいと言いたいけれど、誰が代わりにいるのだ。
下手なことをすれば首が飛ぶぞ。
そして、本人はやめる気なんかさらさらない。
視聴率は取れない、出演料は高い、セクハラは日常的だ。
けど、何か大きな失敗がなければやめさせることはできない。
大体、このニュースショーの対象設定は基本的に低い。朝の早い時間に、分かり易く、できるだけ簡単に、でも、ちょっと「知ってるよ」的な雰囲気で職場の話題にできるようにしてある。
以下のような雰囲気です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「天下国家を論ずる」 2011年7月08日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(略)
売り物は、みのもんたの「お姉様方」対象目線での、景気のよいコメント。それを後押しするコメンテーターのチームプレー。
けど、この番組をバカにしてはいけないと思います。
この番組の、程度の低さを嗤ってはならないと思う。
この番組は「お姉様方」の目線(目の高さ)でつくられている。
つまり、これがみのもんたを看板とするチームのレベルなのではなく、これが日本の「お姉様方」のレベルなんだ、ということなんです。
昼の番組でやっていた時の「お嬢様方」を、「お姉様方」に言葉を置き換えているだけで、スタンスは何ら変わってはいない。
そして、ここからが本当の問題なのですが、実際には、この番組は仕事に出る前のサラリーマンが大慌てで朝食を摂りながら見る、という時間設定だから、ニュースと論評(というより、寸評)は、早い時間に集中する。
しかし、当然これも「お姉様方」対象の解説であることは、何回か見ていれば分かる。
つまり、朝早くにこの番組を見て仕事に出かける人は、みんな「お姉様方」の目の高さで世間を見たものを、情報として仕入れ、出掛け、世事を判断する毎日を送っているわけです。
「お姉様方」対象が、なぜいけないのか。一昔前(いや、二昔?)なら、非難轟々となる言い草を、私は、しています。
みの氏言うところの「お姉様方」は、家計を握り(護り、ですね)亭主の尻を叩き、子供を育て上げて来た「逞しい日本の主婦」です。
「社会のことを考えて来たか」。
「理想の国家とは」、或いは「国家とは何か」、「人間とは何か」。
「政治はいかにあるべきか」「我が国の進むべき道は」等々、考えて来たか。
「生活が大変で、それどころじゃなかった。主婦をやってみなけりゃ、この大変さは分からないわよ!」
これが大多数の意見である筈です。
そして、それは全面的にその通り。異論はありません。
「だから」、ということなんです。
今になって、いきなり
「テレビを見ただけで得た知識で、天下国家のことを語る」
ことになるんですよ?
「お姉様方」の目の高さで番組をつくる。その目の高さで天下国家を分析し、批評するということは、そういうことなんです。
そうなると、その目の高さでつくられた番組を見て、出勤する人々はどうなりますか?
毎日、本を読み、天下国家について考え続け、半ば論文のような日記を毎日欠かさず数十頁も書く何の変哲もないサラリーマン、が居たとしましょう。(まあ、滅多に居ないでしょうけどね)
そんなサラリーマンが、この番組を見て影響されるでしょうか。
そんな「みのもんたの朝ズバッ!」
今朝、
「ストレステスト」
「玄海原発番組に関するやらせメール」
「海江田氏、辞任に言及」
の三つを一括りにして、論評していました。
「海江田氏も辞めると言ってる。この内閣はどうなってるんだ。今はそれどころではないだろう」
「ストレステストをやることは良いことだ」
「あんな大事故を起こしても、電力会社の体質はちっとも変わってない」
そして与良氏が
「この対応、これまで何もして来なかった自民党ならどうするか聞いて見たい」
だって。
そんなもん、聞いてどうすんだ!
・・・・「だからテレビなんか要らないんだ。PCだけあればいい」
という結論でいいんでしょうか?
「お姉様方と大半のサラリーマン」
は、放って置けばいい??
天下国家を論ずる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あれから二年と数か月。
何かあるごとに
「年金はどうなるのか」「この無駄遣い、結局は我々の税金なんでしょう?」
「ネンキンガー」「ゼイキンガー」
と叫び、「ほっとけない!」で括る。
昼、やってた「サンデースクランブル」でしたか、誰かが言ってました。
「報道に関して毎日なんですから、大きな影響力があります。だから私人ではない。公人です。普通の父親なら『お前何やってんだ!』、で終わるだろうと言ってたけれど、とんでもない。普通の父親が罪を犯した者を『お前何やってんだ!』、で終わらせるわけないでしょう?」
お姉さま目線で報道をする。それもちっとも進歩しない。十年一日の如く、全く学ばない視線のままの上からの「やれやれ」と呆れてみせる見方。
「サンデーモーニング」と合わせ、これがTBSの姿勢です。
それに視聴者はうんざりしている。本当はそうだったんじゃないかな?
視聴率が絶対。しかしそれが取れなくなった。で、ここは一つ刷新を。制作側はその好機と見た。
お姉さま目線で社会を斬ることの安易さから、視聴者が離れ始めた。
「いつも代わり映えのしないことをエラそうに」
、と。
・・・・・なぁんて思ったんですが、まだまだ、擁護者は多いみたいですね。
みんなテレビ見てるんですかね?
その上で擁護しているのならば、日本の将来は、まだ暗雲が立ち込めている。
この標題は皮肉です。
私は全くそんなことは思ってない。
みのもんた氏が、月~土の朝のニュースショーの司会を降りました。
理由は、「息子の不始末の責任を取って」。
テレビでやっていたところは、みんな前日の降板会見のシーンで、「申し訳ありません」、と「妻だったら息子と刺し違えているかもしれない」を何回か流してました。
「いくつになっても、息子は息子。その責任は取らねばならない」
カッコいい!(だから、皮肉です、って。)
初めは
「三十も過ぎたら、本人の問題だろう、と世間も言っていた」
が、段々に
「辞めざるを得ない方向になってきた」
そして
「それが今の風潮じゃないんですか?」
最後に
「息子さんに一言、言われるとしたら?」
「バカヤロウ!」
で、丁寧に礼をして退場。
最後の一言は、息子にかこつけて、記者とその場の報道陣全員に投げつけた罵声だと思う。
本当はそういうことじゃない、と、みの氏も、報道陣も百も承知での記者会見だったのではないか。
視聴率が落ちている。6、7%しかない。
それも月から土、の帯番組だ、局の「顔」、だ。出演料も法外だ。
やめてほしいと言いたいけれど、誰が代わりにいるのだ。
下手なことをすれば首が飛ぶぞ。
そして、本人はやめる気なんかさらさらない。
視聴率は取れない、出演料は高い、セクハラは日常的だ。
けど、何か大きな失敗がなければやめさせることはできない。
大体、このニュースショーの対象設定は基本的に低い。朝の早い時間に、分かり易く、できるだけ簡単に、でも、ちょっと「知ってるよ」的な雰囲気で職場の話題にできるようにしてある。
以下のような雰囲気です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「天下国家を論ずる」 2011年7月08日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(略)
売り物は、みのもんたの「お姉様方」対象目線での、景気のよいコメント。それを後押しするコメンテーターのチームプレー。
けど、この番組をバカにしてはいけないと思います。
この番組の、程度の低さを嗤ってはならないと思う。
この番組は「お姉様方」の目線(目の高さ)でつくられている。
つまり、これがみのもんたを看板とするチームのレベルなのではなく、これが日本の「お姉様方」のレベルなんだ、ということなんです。
昼の番組でやっていた時の「お嬢様方」を、「お姉様方」に言葉を置き換えているだけで、スタンスは何ら変わってはいない。
そして、ここからが本当の問題なのですが、実際には、この番組は仕事に出る前のサラリーマンが大慌てで朝食を摂りながら見る、という時間設定だから、ニュースと論評(というより、寸評)は、早い時間に集中する。
しかし、当然これも「お姉様方」対象の解説であることは、何回か見ていれば分かる。
つまり、朝早くにこの番組を見て仕事に出かける人は、みんな「お姉様方」の目の高さで世間を見たものを、情報として仕入れ、出掛け、世事を判断する毎日を送っているわけです。
「お姉様方」対象が、なぜいけないのか。一昔前(いや、二昔?)なら、非難轟々となる言い草を、私は、しています。
みの氏言うところの「お姉様方」は、家計を握り(護り、ですね)亭主の尻を叩き、子供を育て上げて来た「逞しい日本の主婦」です。
「社会のことを考えて来たか」。
「理想の国家とは」、或いは「国家とは何か」、「人間とは何か」。
「政治はいかにあるべきか」「我が国の進むべき道は」等々、考えて来たか。
「生活が大変で、それどころじゃなかった。主婦をやってみなけりゃ、この大変さは分からないわよ!」
これが大多数の意見である筈です。
そして、それは全面的にその通り。異論はありません。
「だから」、ということなんです。
今になって、いきなり
「テレビを見ただけで得た知識で、天下国家のことを語る」
ことになるんですよ?
「お姉様方」の目の高さで番組をつくる。その目の高さで天下国家を分析し、批評するということは、そういうことなんです。
そうなると、その目の高さでつくられた番組を見て、出勤する人々はどうなりますか?
毎日、本を読み、天下国家について考え続け、半ば論文のような日記を毎日欠かさず数十頁も書く何の変哲もないサラリーマン、が居たとしましょう。(まあ、滅多に居ないでしょうけどね)
そんなサラリーマンが、この番組を見て影響されるでしょうか。
そんな「みのもんたの朝ズバッ!」
今朝、
「ストレステスト」
「玄海原発番組に関するやらせメール」
「海江田氏、辞任に言及」
の三つを一括りにして、論評していました。
「海江田氏も辞めると言ってる。この内閣はどうなってるんだ。今はそれどころではないだろう」
「ストレステストをやることは良いことだ」
「あんな大事故を起こしても、電力会社の体質はちっとも変わってない」
そして与良氏が
「この対応、これまで何もして来なかった自民党ならどうするか聞いて見たい」
だって。
そんなもん、聞いてどうすんだ!
・・・・「だからテレビなんか要らないんだ。PCだけあればいい」
という結論でいいんでしょうか?
「お姉様方と大半のサラリーマン」
は、放って置けばいい??
天下国家を論ずる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あれから二年と数か月。
何かあるごとに
「年金はどうなるのか」「この無駄遣い、結局は我々の税金なんでしょう?」
「ネンキンガー」「ゼイキンガー」
と叫び、「ほっとけない!」で括る。
昼、やってた「サンデースクランブル」でしたか、誰かが言ってました。
「報道に関して毎日なんですから、大きな影響力があります。だから私人ではない。公人です。普通の父親なら『お前何やってんだ!』、で終わるだろうと言ってたけれど、とんでもない。普通の父親が罪を犯した者を『お前何やってんだ!』、で終わらせるわけないでしょう?」
お姉さま目線で報道をする。それもちっとも進歩しない。十年一日の如く、全く学ばない視線のままの上からの「やれやれ」と呆れてみせる見方。
「サンデーモーニング」と合わせ、これがTBSの姿勢です。
それに視聴者はうんざりしている。本当はそうだったんじゃないかな?
視聴率が絶対。しかしそれが取れなくなった。で、ここは一つ刷新を。制作側はその好機と見た。
お姉さま目線で社会を斬ることの安易さから、視聴者が離れ始めた。
「いつも代わり映えのしないことをエラそうに」
、と。
・・・・・なぁんて思ったんですが、まだまだ、擁護者は多いみたいですね。
みんなテレビ見てるんですかね?
その上で擁護しているのならば、日本の将来は、まだ暗雲が立ち込めている。
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