先週の26日金曜日から地元のNHKカルチャー・ユーカリが丘教室で担当している講座「初歩からの木版画」金曜クラスと土曜クラスのメンバーによるグループ展が始まった。
ここで木版画の講座を持って今年で11年目になる。始めた頃はこんなに長く続くとは思っていなかったのだが、いつの間にか10年を過ぎていた。それもひとえに熱心な生徒さんたちに支えられてここまで来れたのだと感謝している。受講者の5-6割は仕事をリタイヤした世代の人たちだが、教室での制作ぶりはとても集中力があり、スキル的にもどんどん上達していっている。指導する側も長く続けている受講生は普通にやっていたのではあきてしまうだろうと、あの手この手で新しい課題を提出していく。今回5年目になる対外的なグループ展に出品した作品もこの一年間さまざまな技法に取り組んできた成果の集大成となった。
内容(技法)としては「彫り進め法(リダクション技法)」、「ミニアチュール版画(極小作品)」、「彫らない木版画(マチエール法、コラグラフ、ニス版 etc.)」などが中心となっていて、かなり専門的な部分に踏み込んだものもある。
以下、展覧会概要となります。
・展覧会名:第5回 ユーカリ版の会展
・共催:NHKカルチャーユーカリが丘教室
・協力:山万株式会社
・会期:2016年 2月26日(金)~3月10日(木)会期中無休 10:00~17:00(最終日は16:00まで)
・会場:ユーカリプラザ 3階イベントホール (京成電鉄ユーカリが丘駅北口ウィシュトンホテルユーカリ隣)
・入場料:無料
・内容:NHKカルチャー「初歩からの木版画」講座で(社)日本版画協会会員 長島充に木版画を学ぶ金曜クラス、土曜クラスのメンバーによる一年に一度のグループ展。今年は木版画の特殊技法で制作した作品や小作品合わせて約50点の力作を展示しています。
以上、近隣にお住いで木版画に興味をお持ちの方々、ぜひこの機会にご高覧ください。画像はトップが会場での搬入、展示のようす。下が向かって左から展覧会ポスター、搬入展示の日にお互いの作品を前に熱心に作品批評をする出品者(画像2点)、展示された受講生のニス版技法の版木。