長島充-工房通信-THE STUDIO DIARY OF Mitsuru NAGASHIMA

画家・版画家、長島充のブログです。日々の創作活動や工房周辺でのできごとなどを中心に更新していきます。

152.足袋を履く。

2014-07-17 20:07:59 | 日記・日常

絵画や版画の制作をしていると、毎日、食事などの時間を除いて8~10時間ぐらいほとんど同じ体制で座りっぱなしの生活である。

こうした生活を始めた頃はTシャツにジーパン、それに絵の具やインクの汚れ防止に大きめのエプロンというスタイルだった。それが動きにくく感じた頃、ツナギに換えた。これは版画の摺りの作業などには都合が良かったが、まだ動きにくい。と、いうわけで現在は作務衣の上下となった。これが実に快適である。なにより袖と裾がオープンになっているというのがとても楽である。ところが靴下だけは履いていた。一日中座りっぱなしだと、運動不足も重なって靴下のゴムの部分がむくんできて具合が悪い。草履も履いてみたのだが、指の間が痛くなる体質であるらしい。何か良い手はないものかと考えていたところ、連れ合いが「足袋を履いてみたらどうなの?」とアドバイスしてくれた。「…足袋ねぇ、子供の頃の祭の時以来だなぁ、まあ物は試しで履いてみるか」

というわけで、ホームセンターを探し回るがなかなか見つからない。困った時、迷った時のネット頼み。パソコンで検索するとすぐに出てきた。さっそくネット上で購入し履いてみた。初めは床の感触がダイレクトに伝わってくるようで違和感があったのだが、履き慣れてくると、これがクセになる。長い間、悩まされていた足首の浮腫みも治まってきた。この頃では毎日足袋を履く生活である。朝から、上下作務衣に足袋を履き、頭にはラーメン屋の大将が汗よけに巻くターバンのような和風バンダナをして準備完了。この姿で住宅地内を分別ゴミの袋を持って、ごみ捨て場までショタショタと歩いて行く。「おはようございます!」 近所の人は怪訝そうな表情をして「…(絶句)」である。「角の家の長島さんは、平日に家にいて妙ないでたちをしているが、いったいどんな仕事をしているんだろう」と顔に書いてある。ここであえて言わしてもらいますが「けっして怪しいものではございません、善良な市民の一人であります」 足袋効果はてきめんで毎日の作業生活がかなり快適になった。でも、まだ何かできそうだな…お次は下着を『越中〇〇〇〇』にしてみるか、日本人男性にはとても合うらしい(笑)。画像はトップが足袋を履いている両足を上から撮影したところ。下がハゼ(ホック)をはずしたアップ。

 

 



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1 コメント

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いつもありがとうございます。 (uccello)
2014-07-23 22:17:31
ブロガーのみなさんいつもマイブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。いいね!をいただいた方々、感謝します。
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