天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

鹿児島市立科学館で皆既日食準備

2009-07-11 | 博物館・美術館に行く
いよいよ再来週に迫った皆既日食2009。
そろそろ種子島への渡航準備を本格的に始めないと…
そうそう、何より重要な「太陽観察メガネ」がまだ手に入っていない。太陽を直接肉眼で見るのはメチャクチャ危険。眼球が目玉焼きになるからね(マジです。本当に失明します。間違っても、絶対に、直接太陽を見たりしないようにしましょう!by天燈茶房亭主)。

でも、あれってどこで売ってるのかな?眼鏡屋?ホームセンター?本屋かも知れんな…??
ネット通販で買うか?でも品薄で散々待たされた挙句、皆既日食の翌日に届いたりしたらイヤだな…
ええい面倒だ、博物館か科学館のミュージアムショップなら間違いなく扱ってるだろう。…って、我が地元の熊本博物館にはミュージアムショップなんか無いじゃないかーーー!!!
それなら、皆既日食の地元鹿児島の科学館まで買いに行くぞ!

という訳で、先週末に愛車ビストロ君に乗ってひとっ走り行ってきました、ビッグアイこと鹿児島市立科学館

ここに来るのは初めて。
図書館と同じ建物に入ってます。円筒形の外観がいかにも科学館してますねぇ。



とりあえず入館チケットを買って入館。
館内を巡回してた案内のお姉さんに
「こんにちは…え~っと、実は『太陽観察メガネ』を買いたくて来たんですけど、ミュージアムショップはどこですか?」と聞くと、
「ああ、スミマセン、以前はミュージアムショップあったんですけど、今は無いんですよ」何ーーー!!??
ああ熊本県から遥々走ってきたのに何てこったい。って、全然下調べをしてなかった自分が悪いんだが。

でも、かごんまのお姉さんは優しい。
「ちょっと待ってて下さい。市内でどこか『太陽観察メガネ』売ってるところがないか聞いてきますから」とわざわざ調べてくれた。その結果、
「どうやら『いずろ』にある山形屋デパートで売ってるらしいです」とのこと。ご親切にどうもありがとう!

「いずろ」は鹿児島市内一番の繁華街として有名な「天文館通り」の近くにあって、路面電車で行くことができる。
山形屋デパートに「太陽観察メガネ」を買いに行く前に、せっかく来たんだから鹿児島市立科学館の展示を見ていこう。
流石、JAXAの2つのロケット打ち上げ基地の地元だけあって、宇宙関連の展示は充実してます。

先ず目を引いたのはこれ、いや「この子」!

地元の鹿児島宇宙空間観測所(内之浦)から宇宙に旅立った、ISAS宇宙科学研究所のハレー彗星探査機PLANET-A「すいせい」
の、これは各種地上試験に用いられた試作モデルの実物。
日本初の人工惑星である探査試験機MS-T5「さきがけ」と共にハレー彗星の国際協力探査、栄光の“ハレー艦隊”の一翼を担った「すいせい」、先日購入した「現代萌衛星図鑑」にも人工衛星娘(さてらいこw)の1人としてしっかり登場していましたね。
それにしても、「すいせい」は小柄です。
こんな小さな船がハレー艦隊の日本旗艦としての重責を担い、遥か宇宙の彼方でジェットを噴出し荒れ狂うハレー彗星に果敢に挑んだんだねぇ…


「すいせい」と並び展示されているこちらはX線天文衛星ASTRO-C「ぎんが」
日本が最も得意とするX線によるブラックホール観測などを行いました。日本の宇宙科学の申し子とも云うべき衛星。

展示フロアの渡り廊下で、こんな素敵なものを見つけた!

日本初の人工衛星「おおすみ」から始まる、日本の歴代の人工衛星・探査機が並ぶオブジェ。
これはカッコいいし、お洒落!
こんなの自宅の廊下に置きたいぞ!

こちらは日本の歴代ロケットを紹介したパネル。

ISAS宇宙科学研究所とNASDA宇宙開発事業団、両方のロケットを列挙していたのだけど…
「え~っと、N-IとかH-Iって、こんな色してたっけ?」
何故か本来真っ白だった筈のNASDAのロケットまでISASのロケットの特徴である「ウルトラマンカラー」に塗られてます。これはこれでカッコいいけどねw

この他、直径23mの大ドームを持つプラネタリウムもあるのだけど、上映してる番組が余りにも「…お子さま向け、悪いけど」だったのでパス。
銀河鉄道の夜」とか「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」みたいな、大人が楽しめる上質な作品を上映してくれないかなぁ、せっかく素晴らしい設備を持ってるんだから。

さて、そろそろ山形屋デパートに「太陽観察メガネ」を買いに行くか、と鹿児島市立科学館を後にしようとすると
「お客さん、日食メガネ買いに行くんでしょ!ちょっと待って!」
とお姉さんに呼び止められる。
何事かと振り返ると、「あの後、みんなに聞いたら、この近くの本屋でも売ってるんだって!クルマで行くならそっちの方が近くて便利ですよ!」とのこと。何とご親切な!
受付カウンターで市内地図を広げて、「この科学館を出て野球場の角を左折して真っ直ぐ行って…ボウリング場の角を曲がって…そのまま海まで真っ直ぐ」
「成程、何となく行き方がイメージできた。どうもありがとう!」

かくして、無事「太陽観察メガネ」をゲット!
鹿児島市立科学館の受付と案内のお姉さん、本当にありがとうございました!

メガネは手に入ったし帰宅後に鹿児島までの鉄道移動の切符と高速船の乗船券も買ったし、後は当日晴れることを祈るだけなのだが、ここまできて更にラッキーなことが。
今日、皆既日食当日の鹿児島から種子島までの1本早発の高速船「トッピー」の予約キャンセル待ちが取れたと連絡がありました。
これで、これまで予約していた高速船「ロケット」より30分早く午前9時05分には西之表港に到着できるから、皆既日食の始まる時間までには余裕を持って島南部の皆既日食帯に突入できると思う。

これが、最終的に確定した皆既日食弾丸ツアーの行程!
7月21日(皆既日食前日)
勤務後、熊本県八代市の自宅から肥薩おれんじ鉄道最終列車とJR鹿児島本線乗り継ぎで鹿児島市へ移動
市内インターネットカフェ泊

7月22日(皆既日食当日)
高速船「トッピー」始発便で種子島・西之表港へ
西之表港9:05着
予約してあるタクシーで島を南下、皆既日食帯突入
(最終目的地:JAXA種子島宇宙センター 皆既日食開始時刻までに到達できない場合はタクシーで南下できるだけ南下して道端で観察も止む無し)
皆既日食終了後、温泉入浴してから西之表港へと徒歩で引き返す

7月23日
朝までに西之表港に到達
高速船「ロケット」で鹿児島港へ
鹿児島からJR鹿児島本線・肥薩おれんじ鉄道乗り継ぎで帰宅


…とりあえず、体調管理に気を付けます。。。

ブルートレイン「はやぶさ」、ちょっとだけ復活

2009-07-11 | 鉄道
今年3月のJRダイヤ改正で廃止され、走り去ったブルートレイン「はやぶさ」。
僕も3月13日熊本駅発の東京行き上り「はやぶさ」最終列車に乗り込み、最期の夜を過ごした。

はやぶさは旅立った 平成21年3月13日夜、寝台特急「はやぶさ」ファイナルラン
LIFT OFF! 平成21年3月14日朝、寝台特急「はやぶさ」ファイナルラン

あれから4ヶ月…遥か星空の彼方から突如として「はやぶさ」が帰って来た!
JR九州による「ありがとうブルートレイン」企画の一環として、熊本駅から鹿児島中央駅までを山越えの肥薩線を経由する特別編成のイベント列車として1往復走行することになったのだ。

しかし…僕としては、今回の企画を知ってもそれ程興味を持てなかったのが事実。
だって「ブルートレイン」即ち「寝台特急列車」なのに、日中走行のみの「ヒルネ列車」なんだよ。
やっぱりブルートレインは妖艶な夜の女王。夜の闇の底を駆け抜けてこそ輝くってもんでしょう!?
(と思ったら、何と今後日豊本線を「富士」号として夜行運転する企画もあるみたいなんだけど…うむむ)

それに、現役の定期列車だった頃には殆ど縁が無かった肥薩線(災害による迂回運転による入線実績が1回あったのみ)を走るってのも…そりゃあ、景色は奇麗だろうけど、そんなの全然「はやぶさ」じゃないよ、似て非なる列車だよ!
それより何より、もう僕の中では「はやぶさ」はあの日、宇宙に旅立ったことになっているんだから、こんな中途半端な形で復活してもらうと却って興醒めしちゃうよ。

という訳で、僕は今回の復活「はやぶさ」は敢えて無視することにしたのだ。
第一、今月は皆既日食で種子島に乗り込んで散財しまくることになってるし、乗りたくても先立つ軍資金が無いわい。

とは云いつつ、走行日当日になったらやっぱり気になる。何しろ、僕の下宿のすぐ近所の鹿児島本線八代駅近辺を通過するし、この区間を寝台車が走行するのは九州新幹線開業時にブルトレ「なは」の熊本以南区間が廃止されて以来、随分久し振りだし。

そんなこんなで、あれだけ偉そうに復活「はやぶさ」企画にケチを付けたのに臆面も無く、鹿児島本線沿線に見送りに行ってきました。しかし…
「夜明け前から、熊本県南部は大雨だー!肥薩線が運転見合わせてるし、こんな状況で来るのか?」
携帯で某巨大掲示板の鉄道板をチェックすると、車内から実況カキコしている乗客の方がいて、少々発車が遅れたがちゃんと熊本駅を出たらしい。
果たして線路際の路肩にクルマを停めて待っていると、やって来た!
DE10の重連に牽かれた、碧い客車のブルートレイン!



…余りに雨が激しくて、クルマから出られませんでした。
窓から突き出してると携帯が雨粒にやられて壊れるかも知れんので、途中から車内に引っ込めてフロントガラス越しに撮影という無茶苦茶クオリティの低い動画になってしまったが…まぁとりあえず、見届けたぞ復活「はやぶさ」!



「そういえば、3月のファイナルランも涙雨だったな…今日も『はやぶさ』は泣いていたのかな?
もっと走りたいよ、東京まで行きたいよって駄々をこねて泣いてたのかも知れないな…」
僕もまた「はやぶさ」に乗って東京まで行きたかったよ。
再来週は毎年恒例のJAXA相模原キャンパス一般公開なのに、今年はブルートレイン「はやぶさ」がいないから小惑星探査機「はやぶさ」に会いに行けないじゃないか…

ちなみに復活「はやぶさ」はこの後、肥薩線内で土砂流入が発生し不通になってしまったので八代駅で長時間抑止を食らい昼過ぎまで停車していたらしい。
その後、運転打ち切りになるかと思ったら何とJR九州関係者が執念で土砂を取り除いてしまい、そのまま運行再開し肥薩線に突入していったそうだ。
何だか探査機「はやぶさ」並みに波乱万丈な旅路になってきているような…今頃、鹿児島県に入った頃だろうか。

無事、鹿児島中央…いや、「西鹿児島駅」に到着できることを祈る!

ニュージーランドのカップラーメン

2009-07-11 | 食べる
ニュージーランドのクライストチャーチ滞在中、スーパーマーケットで見つけた「Noodle Cup」です。
日本の本家カップヌードルとは一切無関係の、地元メーカーの製品のようですね。

ホテルの部屋に備え付けのポットで冷水機の水を沸かして、カップに注入して待つこと3分。

カップ内に同封されているフォークで食べます。
チキン味と書かれていたので「チキンラーメン」みたいな味かと想像してたら、全然違いました。何というか…風味が抜け切っていて、しみじみと日本が恋しくなるような味です。

一人旅ばかりしているので外食は億劫で、大抵ホテルの部屋で独りでこんなものを食べています。
シングルルームでカップ麺と缶ビールの夕飯です。って、出張のサラリーマンみたい(苦笑)