いよいよ再来週に迫った皆既日食2009。
そろそろ種子島への渡航準備を本格的に始めないと…
そうそう、何より重要な「太陽観察メガネ」がまだ手に入っていない。太陽を直接肉眼で見るのはメチャクチャ危険。眼球が目玉焼きになるからね(マジです。本当に失明します。間違っても、絶対に、直接太陽を見たりしないようにしましょう!by天燈茶房亭主)。
でも、あれってどこで売ってるのかな?眼鏡屋?ホームセンター?本屋かも知れんな…??
ネット通販で買うか?でも品薄で散々待たされた挙句、皆既日食の翌日に届いたりしたらイヤだな…
ええい面倒だ、博物館か科学館のミュージアムショップなら間違いなく扱ってるだろう。…って、我が地元の熊本博物館にはミュージアムショップなんか無いじゃないかーーー!!!
それなら、皆既日食の地元鹿児島の科学館まで買いに行くぞ!
という訳で、先週末に愛車ビストロ君に乗ってひとっ走り行ってきました、ビッグアイこと鹿児島市立科学館。
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ここに来るのは初めて。
図書館と同じ建物に入ってます。円筒形の外観がいかにも科学館してますねぇ。
とりあえず入館チケットを買って入館。
館内を巡回してた案内のお姉さんに
「こんにちは…え~っと、実は『太陽観察メガネ』を買いたくて来たんですけど、ミュージアムショップはどこですか?」と聞くと、
「ああ、スミマセン、以前はミュージアムショップあったんですけど、今は無いんですよ」何ーーー!!??
ああ熊本県から遥々走ってきたのに何てこったい。って、全然下調べをしてなかった自分が悪いんだが。
でも、かごんまのお姉さんは優しい。
「ちょっと待ってて下さい。市内でどこか『太陽観察メガネ』売ってるところがないか聞いてきますから」とわざわざ調べてくれた。その結果、
「どうやら『いずろ』にある山形屋デパートで売ってるらしいです」とのこと。ご親切にどうもありがとう!
「いずろ」は鹿児島市内一番の繁華街として有名な「天文館通り」の近くにあって、路面電車で行くことができる。
山形屋デパートに「太陽観察メガネ」を買いに行く前に、せっかく来たんだから鹿児島市立科学館の展示を見ていこう。
流石、JAXAの2つのロケット打ち上げ基地の地元だけあって、宇宙関連の展示は充実してます。
先ず目を引いたのはこれ、いや「この子」!
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地元の鹿児島宇宙空間観測所(内之浦)から宇宙に旅立った、ISAS宇宙科学研究所のハレー彗星探査機PLANET-A「すいせい」!
の、これは各種地上試験に用いられた試作モデルの実物。
日本初の人工惑星である探査試験機MS-T5「さきがけ」と共にハレー彗星の国際協力探査、栄光の“ハレー艦隊”の一翼を担った「すいせい」、先日購入した「現代萌衛星図鑑」にも人工衛星娘(さてらいこw)の1人としてしっかり登場していましたね。
それにしても、「すいせい」は小柄です。
こんな小さな船がハレー艦隊の日本旗艦としての重責を担い、遥か宇宙の彼方でジェットを噴出し荒れ狂うハレー彗星に果敢に挑んだんだねぇ…
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「すいせい」と並び展示されているこちらはX線天文衛星ASTRO-C「ぎんが」。
日本が最も得意とするX線によるブラックホール観測などを行いました。日本の宇宙科学の申し子とも云うべき衛星。
展示フロアの渡り廊下で、こんな素敵なものを見つけた!
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日本初の人工衛星「おおすみ」から始まる、日本の歴代の人工衛星・探査機が並ぶオブジェ。
これはカッコいいし、お洒落!
こんなの自宅の廊下に置きたいぞ!
こちらは日本の歴代ロケットを紹介したパネル。
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ISAS宇宙科学研究所とNASDA宇宙開発事業団、両方のロケットを列挙していたのだけど…
「え~っと、N-IとかH-Iって、こんな色してたっけ?」
何故か本来真っ白だった筈のNASDAのロケットまでISASのロケットの特徴である「ウルトラマンカラー」に塗られてます。これはこれでカッコいいけどねw
この他、直径23mの大ドームを持つプラネタリウムもあるのだけど、上映してる番組が余りにも「…お子さま向け、悪いけど」だったのでパス。
「銀河鉄道の夜」とか「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」みたいな、大人が楽しめる上質な作品を上映してくれないかなぁ、せっかく素晴らしい設備を持ってるんだから。
さて、そろそろ山形屋デパートに「太陽観察メガネ」を買いに行くか、と鹿児島市立科学館を後にしようとすると
「お客さん、日食メガネ買いに行くんでしょ!ちょっと待って!」
とお姉さんに呼び止められる。
何事かと振り返ると、「あの後、みんなに聞いたら、この近くの本屋でも売ってるんだって!クルマで行くならそっちの方が近くて便利ですよ!」とのこと。何とご親切な!
受付カウンターで市内地図を広げて、「この科学館を出て野球場の角を左折して真っ直ぐ行って…ボウリング場の角を曲がって…そのまま海まで真っ直ぐ」
「成程、何となく行き方がイメージできた。どうもありがとう!」
かくして、無事「太陽観察メガネ」をゲット!
鹿児島市立科学館の受付と案内のお姉さん、本当にありがとうございました!
メガネは手に入ったし帰宅後に鹿児島までの鉄道移動の切符と高速船の乗船券も買ったし、後は当日晴れることを祈るだけなのだが、ここまできて更にラッキーなことが。
今日、皆既日食当日の鹿児島から種子島までの1本早発の高速船「トッピー」の予約キャンセル待ちが取れたと連絡がありました。
これで、これまで予約していた高速船「ロケット」より30分早く午前9時05分には西之表港に到着できるから、皆既日食の始まる時間までには余裕を持って島南部の皆既日食帯に突入できると思う。
これが、最終的に確定した皆既日食弾丸ツアーの行程!
7月21日(皆既日食前日)
勤務後、熊本県八代市の自宅から肥薩おれんじ鉄道最終列車とJR鹿児島本線乗り継ぎで鹿児島市へ移動
市内インターネットカフェ泊
7月22日(皆既日食当日)
高速船「トッピー」始発便で種子島・西之表港へ
西之表港9:05着
予約してあるタクシーで島を南下、皆既日食帯突入
(最終目的地:JAXA種子島宇宙センター 皆既日食開始時刻までに到達できない場合はタクシーで南下できるだけ南下して道端で観察も止む無し)
皆既日食終了後、温泉入浴してから西之表港へと徒歩で引き返す
7月23日
朝までに西之表港に到達
高速船「ロケット」で鹿児島港へ
鹿児島からJR鹿児島本線・肥薩おれんじ鉄道乗り継ぎで帰宅
…とりあえず、体調管理に気を付けます。。。
そろそろ種子島への渡航準備を本格的に始めないと…
そうそう、何より重要な「太陽観察メガネ」がまだ手に入っていない。太陽を直接肉眼で見るのはメチャクチャ危険。眼球が目玉焼きになるからね(マジです。本当に失明します。間違っても、絶対に、直接太陽を見たりしないようにしましょう!by天燈茶房亭主)。
でも、あれってどこで売ってるのかな?眼鏡屋?ホームセンター?本屋かも知れんな…??
ネット通販で買うか?でも品薄で散々待たされた挙句、皆既日食の翌日に届いたりしたらイヤだな…
ええい面倒だ、博物館か科学館のミュージアムショップなら間違いなく扱ってるだろう。…って、我が地元の熊本博物館にはミュージアムショップなんか無いじゃないかーーー!!!
それなら、皆既日食の地元鹿児島の科学館まで買いに行くぞ!
という訳で、先週末に愛車ビストロ君に乗ってひとっ走り行ってきました、ビッグアイこと鹿児島市立科学館。
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ここに来るのは初めて。
図書館と同じ建物に入ってます。円筒形の外観がいかにも科学館してますねぇ。
とりあえず入館チケットを買って入館。
館内を巡回してた案内のお姉さんに
「こんにちは…え~っと、実は『太陽観察メガネ』を買いたくて来たんですけど、ミュージアムショップはどこですか?」と聞くと、
「ああ、スミマセン、以前はミュージアムショップあったんですけど、今は無いんですよ」何ーーー!!??
ああ熊本県から遥々走ってきたのに何てこったい。って、全然下調べをしてなかった自分が悪いんだが。
でも、かごんまのお姉さんは優しい。
「ちょっと待ってて下さい。市内でどこか『太陽観察メガネ』売ってるところがないか聞いてきますから」とわざわざ調べてくれた。その結果、
「どうやら『いずろ』にある山形屋デパートで売ってるらしいです」とのこと。ご親切にどうもありがとう!
「いずろ」は鹿児島市内一番の繁華街として有名な「天文館通り」の近くにあって、路面電車で行くことができる。
山形屋デパートに「太陽観察メガネ」を買いに行く前に、せっかく来たんだから鹿児島市立科学館の展示を見ていこう。
流石、JAXAの2つのロケット打ち上げ基地の地元だけあって、宇宙関連の展示は充実してます。
先ず目を引いたのはこれ、いや「この子」!
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地元の鹿児島宇宙空間観測所(内之浦)から宇宙に旅立った、ISAS宇宙科学研究所のハレー彗星探査機PLANET-A「すいせい」!
の、これは各種地上試験に用いられた試作モデルの実物。
日本初の人工惑星である探査試験機MS-T5「さきがけ」と共にハレー彗星の国際協力探査、栄光の“ハレー艦隊”の一翼を担った「すいせい」、先日購入した「現代萌衛星図鑑」にも人工衛星娘(さてらいこw)の1人としてしっかり登場していましたね。
それにしても、「すいせい」は小柄です。
こんな小さな船がハレー艦隊の日本旗艦としての重責を担い、遥か宇宙の彼方でジェットを噴出し荒れ狂うハレー彗星に果敢に挑んだんだねぇ…
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「すいせい」と並び展示されているこちらはX線天文衛星ASTRO-C「ぎんが」。
日本が最も得意とするX線によるブラックホール観測などを行いました。日本の宇宙科学の申し子とも云うべき衛星。
展示フロアの渡り廊下で、こんな素敵なものを見つけた!
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日本初の人工衛星「おおすみ」から始まる、日本の歴代の人工衛星・探査機が並ぶオブジェ。
これはカッコいいし、お洒落!
こんなの自宅の廊下に置きたいぞ!
こちらは日本の歴代ロケットを紹介したパネル。
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ISAS宇宙科学研究所とNASDA宇宙開発事業団、両方のロケットを列挙していたのだけど…
「え~っと、N-IとかH-Iって、こんな色してたっけ?」
何故か本来真っ白だった筈のNASDAのロケットまでISASのロケットの特徴である「ウルトラマンカラー」に塗られてます。これはこれでカッコいいけどねw
この他、直径23mの大ドームを持つプラネタリウムもあるのだけど、上映してる番組が余りにも「…お子さま向け、悪いけど」だったのでパス。
「銀河鉄道の夜」とか「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」みたいな、大人が楽しめる上質な作品を上映してくれないかなぁ、せっかく素晴らしい設備を持ってるんだから。
さて、そろそろ山形屋デパートに「太陽観察メガネ」を買いに行くか、と鹿児島市立科学館を後にしようとすると
「お客さん、日食メガネ買いに行くんでしょ!ちょっと待って!」
とお姉さんに呼び止められる。
何事かと振り返ると、「あの後、みんなに聞いたら、この近くの本屋でも売ってるんだって!クルマで行くならそっちの方が近くて便利ですよ!」とのこと。何とご親切な!
受付カウンターで市内地図を広げて、「この科学館を出て野球場の角を左折して真っ直ぐ行って…ボウリング場の角を曲がって…そのまま海まで真っ直ぐ」
「成程、何となく行き方がイメージできた。どうもありがとう!」
かくして、無事「太陽観察メガネ」をゲット!
鹿児島市立科学館の受付と案内のお姉さん、本当にありがとうございました!
メガネは手に入ったし帰宅後に鹿児島までの鉄道移動の切符と高速船の乗船券も買ったし、後は当日晴れることを祈るだけなのだが、ここまできて更にラッキーなことが。
今日、皆既日食当日の鹿児島から種子島までの1本早発の高速船「トッピー」の予約キャンセル待ちが取れたと連絡がありました。
これで、これまで予約していた高速船「ロケット」より30分早く午前9時05分には西之表港に到着できるから、皆既日食の始まる時間までには余裕を持って島南部の皆既日食帯に突入できると思う。
これが、最終的に確定した皆既日食弾丸ツアーの行程!
7月21日(皆既日食前日)
勤務後、熊本県八代市の自宅から肥薩おれんじ鉄道最終列車とJR鹿児島本線乗り継ぎで鹿児島市へ移動
市内インターネットカフェ泊
7月22日(皆既日食当日)
高速船「トッピー」始発便で種子島・西之表港へ
西之表港9:05着
予約してあるタクシーで島を南下、皆既日食帯突入
(最終目的地:JAXA種子島宇宙センター 皆既日食開始時刻までに到達できない場合はタクシーで南下できるだけ南下して道端で観察も止む無し)
皆既日食終了後、温泉入浴してから西之表港へと徒歩で引き返す
7月23日
朝までに西之表港に到達
高速船「ロケット」で鹿児島港へ
鹿児島からJR鹿児島本線・肥薩おれんじ鉄道乗り継ぎで帰宅
…とりあえず、体調管理に気を付けます。。。