今日の賀会でもこの件についてお褒めの言葉を頂戴しました。
市民からの思いがあるのなら、行政は動かなければならない。
行政のビジョンがあるのなら、市民と共同しなければならない。
文中でも述べていると思いますが、市民が出来るところと行政でなければ出来ないところ
があります。そこでどのような想いが行政にあるか・・・。
・・・ないのでこれからも言い続けます。
無くなってからでは取り返しがつかないから。
私の職域であるから。想いがあるから。
景観形成地区指定についての306回定例会(12月議会)での答弁(テープ起こし文)です。
景観形成地区指定についてお聞きします。平成18年に県から景観形成地区指定に向けた基礎調査が行われ、19年9月中旬に県から建物現況調査結果の報告を受けられたと思います。この時点での当時の技監の答弁では、景観形成地区として指定する方向ではなく、まずは地域住民の方が美しい景観作りや保全の為のルール作りが必要であると考えています。その前段として、三木城下町まちづくり協議会で、主に街道筋の地権者を対象にアンケート調査をされるように聞いています。市と致しましてはそのアンケート調査結果を踏まえ、今後地元住民の方々と一緒に検討していきたいと答弁されています。
又、先日の同僚議員に対する答弁でもありましたように、
穂積議員の質問番号3で企画管理部長の答弁の一つは、
(新年度予算の編成方針に加えて、主要な施策についてどの様にお考えなのかお伺いします。)
三木の歴史文化を引き継いだふるさとの誇りと愛着作りとして環境に優しいまちづくり及び市民によるまちづくりの推進に取り組む
又、初田議員の第79号議案一般会計補正予算中観光費250万4千円の具体的事業の内容について、産業環境部長からは
文化庁から採択を受けた地域伝統文化総合活性化事業を実施するための補正として、市内の登録有形文化財の活用を中核としたものとして、
市内歴史文化ウォッチングの開催
まちの文化歴史資源の調査
歴史文化を探るセミナーの開催
古民家の資料調査の研究
登録文化財建造物に残る民具の活用
三木市の歴史を市内外に発信し観光のまちづくりを進めていくものと答弁されました。
先の情況から積極的な景観形成に向けた動きが期待されます。貴重な歴史や文化を育んだ景観は一朝一夕にしてならず、
多くの人々の交流や連綿と続いてきた歴史があってこそであることは言うに及びません。刻一刻と迫る美しいまちなみが無くなっていくのは忍びがたいものがあります。
私もまちづくりの一環として、景観建築物の改修や修景に多くの市民の方と関わりを持ちながら活動を行っていますが、
やはり市民活動の限界が見えてきます。
ここはやはり、市民と行政とが協同で景観形成について取り組み美しいまちなみが崩れる前にそして、手遅れにならないように手を打つ必要があるのでは無いでしょうか。
そこで、2点お聞きします。
景観形成地区指定について
1点目は、景観形成地区に係る基礎調査の後、地元との調整や検討の現状についてお伺い致します。
2点目は、中心市街地のまち並みや文化の保全についてのビジョンをお伺い致します。
長谷川部長
景観形成地区指定については18年度県より、大塚、福井、本町、大手、東条町などで建物の現況調査を行った。
市は現況調査に基づき平成19年9月三木まちづくり協議会に説明をさせて頂き、その後地元との調整や検討を一緒に重ねて参りました。その後三木まちづくり協議会の中で協議され平成20年9月に景観形成地区の指定をするのではなく、景観作りや景観を保全するための住民ルール作りとしてまちづくり協議会が景観形成のガイドラインを作成されています。
市としてはまちづくり協議会や住民の皆様のご意見を最大限尊重したまちづくりが大事であると考えていることから、市の窓口に於いては建築確認の問い合わせや申請の際に景観ガイドラインを配布するなど歴史的景観に配慮した建築計画とするよう、申請者の皆様にお願いをしています。
今後に於いても地元住民及びまちづくり協議会の皆様のご意見をお聞きしながらまちづくり全般について取り組んでまいります。
市長
まちなみや文化の保全についてのビジョンをお答えさせて頂きます。まずその前に多くの市民の皆様がこの三木の中心市街地の街道筋に沿った昔からのまちなみの保全に向けてご尽力賜っていることに厚く御礼を申しあげる次第でございます。
先程、まちづくり部長が答弁したとおりでございますが、議員ご指摘のように片やにおいて古くから伝わるまちなみに於いて後世に伝えていかなければならないという必要性と合わせて行っていく為には、例えば強制力のあるような条例等を整備していくことによって、
個人の財産権等への一定の制限を加えていくこういうことの両方を睨む中で今後のまちなみの保全が考えられるところでございます。そのような中では、先程、長谷川部長が答弁しましたとおり、私どもとしましては三木まちづくり協議会と協議させて頂く中で、景観形成地区指定までいくと言うものでは無く、住民の皆様方の紳士協定的な自主的な保存に向けてのルールということ、こういったことを皆様で自主的に守って進めていこうと、素晴らしい方針を私どもも尊重させて頂く中で、まちなみの保全に向けて今後とも取り組んで参りたいと考える所存でございます。
問:私
景観形成地区指定について県から打診が無かったと言うことで答えを頂きました。平成18年度からそれが始まって県には市の方から景観形成地区指定に向けての調査ではない旨の趣旨は伝えてあるということも分かりました。只、その後平成20年度の段階で県からの打診は無かったのでしょうか。
長谷川部長
平成20年度に県からの打診は無かったかとのこと。
そういう問い合わせはございましたけれども、市としてはあくまでも当初の方針どうり住民ルールによるまちづくりを継続していくというような方針でございますので方針には一切代わりはございません。
問:私
景観形成についてですが、まちなみと言うものは刻一刻と時間が流れていって景観とか風景が変わっていきます。全て一緒ですが終わってからでは遅い、まちなみも変わってからでは遅い、今まであった景観が無くなってしまうそこが駐車場に駐車場になっていることの無いように市としては、まち協と地元の方と相談した上である程度の縛りとか提案とか今無くなってしまってからではだめですよ、じゃあこうしましょうよというところなどは行政の方から働きかけていくべきだと思います。市民の方から言ってくると言うのを待っている分けではないと思いますが、その辺もお互いに協同しながら、三木市と市民の方、まち協さんなりが、協同しあってどうしようかという話をしていったらいいと思います。
先程、県からの打診は無かったと言うことでした。その辺は、認識の違いかもしれませんが県からは平成20年度になってから2度ほど景観形成地区指定に向けて取り組んではという打診をしたと聞いています。その辺も県は景観形成地区指定については協力的です。まち協さんもガイドラインを作って、アンケート調査もされています。他にも景観に対する取り組みもされています。みんな前向きに進んでいる状態と思います。そのような情況を踏まえた上で再度お話をする機会を持って頂いて景観形成地区指定に向けてなのか、ちゃんとした景観をどうしようよというような、みんなで考える機会が必要かと思うんですが、
そのような機会を持って景観形成に取り組むようなお考えは如何ですか。
市長
元々平成18年度に県から話があったじたいも私としても消極的な姿勢でございました。
元々県が市のまちづくり云々についてここをああしなさい、こうしなさい、と県はもっと広域的なされればいいわけで、私ども市民に身近な自治体というかたちで市役所と言うところがあるわけで県から「ああやこうや」と言われて動くものでは無い。
合わせまして県は自分たちの予算を消化させたい為にこういうことを持ってきているのではないかと当時感じた覚えがあります。県からとやかく20年度にどういわれたかどうか大西議員がどこからそれをお伺いになったかどうか分かりませんけれども、大西議員が先程言われたように、待ち受けの姿勢でこのようなスタンスをとっているわけでございませんので、その辺は誤解があればお解き頂ければと思います。
又、まち協のほうも大西議員の話を借りれば景観形成地区指定について積極的なというふうに受け止めさせて頂いた訳ですけれども、議員さんの中にも顧問をされている方がいらっしゃいますので、議員さんどうしでご確認されればいいことだと思いますけれども。
まち協の中で景観形成地区指定をし財産権を制限してまでこの景観形成地区指定を積極的にやっていこうというお考えには今のところまだ無い。だからどうと言うことではございませんけれども、私どもとすれば確かに議員仰るところはよく分かります。失われたものを復活させるのも大変だということも分かる訳でございます。しかしながら、今住んでいる市民の生活そのものもございます。そのような中で今の三木のまちづくりを考えていった時に、まちなみの保全も大切でございますけれども、あれもこれも、財源に一定の限りがある中で一緒にあれもこれもやりたいのは山々ですが、あれもこれも一緒にと言うことはやれません。
一番のプライオリティはこの不況の時代においては、やはり、産業であり雇用こういったことに今は力を注がなければならない時代ではないか。このように考え取り組んでいるのでありまして、決して市として後ろ向きなスタンスで無いことを申し添え答弁とさせて頂きます。
問:私
先程の市長の話、よく分かりました。私もこれからの時代はあれもこれもでは無く、あれかこれかと言う時代です。只、県からとやかく言われる筋合いは無いと言うお話ですが、別に敵対関係では無く、県からどうしましょうか?と言われると、じゃあどうしましょうかと言うお話もあってしかりかなと。それについて前向きに考えていって市民の方に賛同を得るのであれば、それを進めていけばいいのかなと思います。あれもこれも出来ない中で時間が過ぎてしまっては取り返しのつかないものばかり山積していまして、市長のほうも大変苦慮されているところかなというものよく分かるところですが、只、あれもこれもとれない中で非常に難しいとは思いますが、景観についてもこれから失われていくような情況がたくさん見込まれます。上の丸城址公園の整備、文化庁の事業も受けられる。観光客を誘致するという方向も聞いておりますし、そのようなところをトータルに考えますと景観と言うところ一つ手をつけるともう少し広がった取り組みが出来るのかなと思いますので要望として終わりたいと思います。
県からとやかく言われる筋合いはなく・・・。
予算の消化の為・・・。(市長)
市が手付かずのまま放置しているので率先して助言をしてくれているのに。じゃ、県が言う前にしっかりビジョンを示さなければいけないのではないか。
県からの打診があったのに、打診とは受け取っていない・・・。
県は、打診をしたと仰っていた。
また、議論のすり替え。部長にまで。この事実が悲しい。
言い続ける。私は負けない。
私の質問が終わり議会が休憩に入り退席するときに、市長が私のところまで来て、
県とは敵対していませんからと、わざわざご説明にこられた。
私には言い訳にしか聞こえなかったが。
あんだけ言うとって、よう言うわ~と思った私でした。
広報です。
1月18日10時から100条委員会が開催されます。
プライバシーに関するところは一時退席を願うかも知れませんが
皆様のご参加お待ちしています。
当日の証人は上申書及び嘆願書を提出されたご本人においでいただきます。