(市長室岩崎氏)
関西国際大学に看護学科を誘致する目的は
県内29市中人口減少数が4番目で、市外への若年層の流出が多い。
それを受けて人口減少に歯止めをかけることを目的とする。
三木市の負担額については、三木市と関西国際大学で設置費用を折半する。三木市が経費の1/2を財政的に支援するということで合意している。その金額は概算事業レベルで設置経費9600億の1/2相当額48000万円となっている。運営費は副次的に北播磨総合医療センターの看護師確保という面から企業団が支援していくことで合意している。
企業団の負担額は、図書購入費1億円について大学側が一部負担し残額を企業団が負担する支援とは別に、運営経費の支援が計画されている。
協定締結前に議会に諮る必要は無かったのかとの問に対しては、その機会を逸していた。
その点に対しては反省している。今後は政策形成過程に議会も参加して頂けるように留意していく。
9月、12月、3月議会では教授陣の選定確保の目途、文化庁申請の為の調査、そのような水面下での調整が必要な情況でしたので議会に対して報告出来なかった。
又、5月議会では大学側が行う国への事前協議を行うことを逆算した場合日程的に間に合わなかった。
企業団との事前協議については、実習生の受け入れ体制の調査、図書の助成や企業団からの支援については、事業の調整の場は協議会、その下の幹事会で協議を進めていく。
関係団体それぞれに持ち帰って団体ごとに協議を進めて行くことになる。
2回目の質問及び答弁
(大西)
最大の被害想定は震度及びマグニチュードでは幾らに設定するのか。
近隣市町村、県国とどの様に連携を行っていこうとしているのか。
(井上防災監)
内陸部では最大規模の想定で震度は現在6強を7.0に。マグニチュードは現在7.7を8.0に設定して行う。
近隣との連携は、被害想定に基づき地域防災計画を見直し県に提出して了承を得た後、市の防災計画として定める。
(大西)
教育センターの構造計算500万円の算出根拠は
役所には教育センターの設計図書及び構造計算書があり計算をし直すだけなのに500万円は何に使われるのか
(椿原氏)
まちづくり部建築課とも詳細な打ち合わせをして行ったもの。構造計算の専門家が何度も計算し、最終的に図書館として使用する安全性を確保する委託料で人件費や調査費が含まれる。
(大西)
構造計算を何度もすると500万円に近づくと言うことですが、本来、役所には設計図書や構造計算書が備えられていますので何度もする必要はないと思うので、もう少し確りとした積算根拠を示してほしいと思う。要望とします。
図書館の移転に対して歴史美術の杜構想検討委員会や図書館活性化構想検討委員会で移転をすると結論が出ていない中、500万円を先に計上するのは如何なものかと思うが、教育長はどの様に思っているのか。
(松本氏)
図書館を教育センターに移転しようというものですが教育長も先程言われましたが、三木の歴史文化を後世に伝える指定に際してその情報発信の施設を作るという大きな夢がある。
色々調査をした段階で、いわゆる発信施設として一番適切なものは現図書館を歴史博物館として活用するというものである。と言うことは図書館をどこかへ移転しなければならない、まず歴史博物館の前に図書館を移転する必要があるのでその方向として教育センターを第一に考えているところ。
(大西)
第一に教育センターに図書館を移すことを前提に考えられていることわかりました。
本来なら歴史美術の杜構想の大前提があって個々の検討をして、そこから図書館の移転、教育センターの移転や改装ということをしていくのが本来の姿である。
全体的な構想の予算が分かっていません。全体の予算が見えない中で、予算を小出しに,小出しにされると市民の皆様方にも見えにくい財政運営になってしまうので危惧している。この件に関しては後ほど質問する。
次に、神鉄に関して上下分離方式についてどういうものなのか、又、固定資産税相当額が幾らなのか
(西山技監)
上下分離方式とは電車は鉄道側が運営し、線路の敷地やそれに関係する施設の整備も含め第3者が管理するということ。
固定資産税相当額は約7000万円
他市との連携については今年三木市が活性化協議会事務局となって支援を呼びかけている。
その現状として5市1町に連絡をとって今月中には出会いに行きたい。
北播磨県民局側でも北播磨全体の公共交通と言うことで協議会を立ち上げる協力をして頂いている。
(大西)
要望書が提出されてからのち神鉄側と話し合いの場はもたれたのか。
(西山技監)
その後、一度要望書の内容に関して協議した。
(椿原氏)
図書館協議会の意見としては、活性化構想検討委員会の委員として委嘱してそこから参加頂いている。図書館協議会には決定した後、報告し意見を求める。
(大西)
歴史美術の杜構想検討委員会で図書館の移転が話されるようになってから図書館協議会は何度開かれたのか。
(椿原氏)
22年度の協議会開催はない
(大西)
開催されていないということで、本来なら委員として参加されていますので、協議会に持って帰って、そこで話をされその内容を意見としてもってくると思いますが、それについてはどの様に考えられているのか。
(椿原氏)
協議会は図書館法に基づき、図書館の運営に関し館長の諮問に応ずると共に図書館のサービスについて館長に意見を述べる機関になっている。
図書館活性化構想検討委員会については次代の変化に対応した魅力ある図書館とするために様々な角度から総合的に議論して頂く組織として、教育委員会として委員を委嘱して開催している。
そういう意味では若干、目的、趣旨が違っている。
しかしながら活性化構想についてこれからの図書館運営については、密接に関わるということですので、活性化委員会の意見がまとまったところで協議会の皆様には報告し意見を求める。ですので、協議会の方に活性化委員会の委員として委嘱して意見を述べていただいているところです。
(大西)
協議会がまだ開かれていない状況では、委員さんが委員会に持って帰って協議する場がない。協議会の委員として活性化構想検討委員会に出ているのであれば、協議会で説明、協議する必要がある。館長に委員会を是非、開いてもらって報告や協議をして頂けるような体制づくりを是非お願いします。
次に、移転した場合の活性化策については、車でのアクセスや図書の搬送について説明頂きましたが、センターに移転した時のセンター内での活性化について聞くことが出来なかったので内部の活性化についてどの様に考えているのかお聞きします。
(松本氏)
内部の活性化については、やはりメリット、デメリットがある。
青山図書館、吉川図書館を整備し教育センターに本館を移転しようとしている。三館と自由が丘の図書コーナーという連携という点で答えました。
活性化構想検討委員会では様々な意見が出ています。教育委員会でも議論して、市民の皆様にはトータルとして三木の図書館がよくなるという案を提示したいと思う。館の中に関しては協議中ですので具体的な案は提示することは出来ません。
(大西)
全体として図書館(三館と自由が丘公民館の図書コーナー)が活性化する方向で活性化していくという方向性よくわかりました。今までのところから移転したとしてデメリット、メリットもあるというのもよくわかります。
只、税金を使いますので極力デメリットを減らして頂いて活性化に向けて取り組んで頂きたいと思います。内部に関して協議中であれば確りと協議されてから、500万円の話もそうですが、もう少し確り協議されてから目的に向かって進むべきではないかと思っています。
(大西)
歴史美術の杜構想の総額はいくらなのか
それから、ここの事業費が幾らかということを市民の皆様にお示しして見えるようにしなければならないと思うが、全体の総額は幾らなのか。
(松本氏)
全体の予算は構想づくりで協議しているので、団体とも調整中で理解を得なければならない。そういう中でこそ経費が算出出来る。又、発掘調査費については今後文化庁と史跡指定をするにあたり様々な指摘を頂きながらどの部分を発掘するのが適切か、場所であったり広さであったり、そういうふうな手続きが必要となりますので、現時点では構想作り検討委員会であるとか、史跡指定をする中での予算の算出になります。
当然、次の年の予算についてはある時期になったらお示ししたいと思います。
(大西)
現在、構想中のなかで色々な団体とも協議していかなければならない。
しかし、その一方では一つ一つ手順を踏んで物事を進めようとしている。しかし、片方では全体の総枠が決まっていないのに先に先に進もうとしている。
全ての総枠が決まって、概算ですが幾らになるか市民の皆様にこれだけの税金が投入されますと提示されて、その中で図書館の移転とかセンターの移転とかそれに伴って議論も進めて頂きたいと思う。ですが、片方だけまだ、片方は進んでいる。気がつくと全部出来ている。それは少し違うと思いますので確りと議論して頂きたいと思います。
(大西)
関西国際大学の看護学科の誘致について
目的で人口が減少している若年層が減っている、地域で定着化とあったが地域定着としてどの様なことを考えているのかお聞きします。
以下、編集中の為、次回へ続く。