第2回目の市長メッセージ の動画と原文です。
動画サイト YouTubeから 配信されていますので、ご覧ください。
https://youtu.be/_mWGy973flQ
令和２年５月５日
新型コロナウイルス感染症に係る対応について
三木市新型コロナウイルス対策本部長 三木市長 仲 田 一 彦
はじめに、病院関係の皆さま、感染症対策に携わる保健所 や検査技師の皆さまなど、新型コロナウイルス感染症との闘 いの最前線で懸命にご努力いただいている関係の皆さまに、 深く敬意と感謝の意を表します。 また、外出の自粛が続く中、物流の維持や生活必需品の販売 など、私たちの生活を支えていただいている皆さま、保育所 やアフタースクールで子どもたちを守っていただいている皆 さま、社会福祉施設などで高齢者などをお世話されている皆 さまに心からお礼申し上げます。
4 月 7 日に緊急事態措置の実施区域となった兵庫県におい ては、感染者数の増加は緩やかになりましたが、依然として 医療機関には多くの方が入院しており、予断を許さない状況 が続いております。 5 月 4 日には、政府において緊急事態宣言 を 5 月 31 日まで延長することを発表いたしました。三木市で は国よりも早く、緊急事態宣言下における感染拡大を食い止 めるため、市内公共施設等の休館や利用制限を 5 月 31 日まで 延長することを決定させていただきましたが、国や県の情勢 を見ながら自粛要請などを段階的に解除していくことを検討 していきたいと考えています。 まずは中央図書館と吉川図書館において、予約本の貸し出 しを再開します。
自粛期間が続き、皆さまには大変なご苦労と不自由な生活 をお願いしているところですが、一日も早く普段の生活に戻 るためには、皆さまそれぞれのご理解とご協力が必要です。
今一度、不要不急の外出自粛をはじめ、感染しないための 行動の更なる徹底をお願いします。
ここで、市民の皆さまに対しての支援内容の主なものにつ いて、お知らせいたします。
三木市は金物産業をはじめとして多くの中小企業が存在し、 三木市の経済を支えてくださっていますが、他市同様とても 深刻な状況となっています。そのため、いま手を打たなけれ ば多くの企業が経営困難となり、そこに働く市民の方だけで なく、三木市の今後にも危機的な影響を与えます。 よって、いまお困りの中小企業、個人事業主の事業継続に 対する、総額 1 億 5 千万円の給付金制度を創設することとし ました。市が独自の給付による企業支援の例は全国でも少な く、北播磨では現時点で三木市だけが行う支援となります。 申請受付については、５月７日から開始し、順次支給を行 ってまいります。
水道料金につきましては、外出自粛要請や学校等の休校な どにより自宅で過ごす機会が多くなっている一般家庭や収入 が減少している個人事業主の方への支援策として早い方では ７月徴収分から順次、上水道料金を所得制限なしで半年間無 料とし、法人に対しても基本料金を半額無料とする、総額 6 億 円の支援策を決定しました。 なお、国の特別定額給付金につきましては、市民の皆さま には一日でも早くお届けできるよう、担当する職員を増員し 準備を進めているところです。予定としましては、５月中旬 に申請書をお送りし、申請をいただいた後に金融機関へ振込 依頼をすることとなります。金融機関では依頼後７営業日程 度の事務処理期間を要するため、５月末から順次振込となる 見込みです。
マスクについては、去る 3 月 12 日から 13 日には市内介護 施設や障がい者施設、アフタースクールの職員へ、16 日に医 師会、歯科医師会と調整を行い、翌日 17 日から市内医療機関 に対して配布を行いました。 あわせて、消毒液につきましても、 4 月 8 日から市内介護施 設、障害福祉施設に配布を行っております。 今後も、必要なところに必要な支援が行えるよう、調整を 行ってまいります。
また、新型コロナウイルの感染症拡大による経済状況悪化 を理由に企業から採用内定を取り消された方や、休業要請に より働く場を失った方を支援するため、緊急的な雇用対策と して、会計年度任用職員（非常勤職員）を 5 月 7 日から募集 することとしています。
最後になりましたが、自分を守ること、そして自分の大切 な人を守る行動が、医療現場の負担を減らし、社会を守るこ とにつながります。市民の皆さまにはご不便をおかけするこ とになりますが、冷静な対応をお願いいたします。
この難局を市民一丸となって乗り越えてまいりましょう。
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