昨日の21日は民生生活常任委員会が開催されました。
其々の議員が所管の事業について質問を行いました。
私は、現在市内各地域で行われている「三木市バス交通の見直し計画(案)」
について数点質問を行いました。
Q:公共交通では、神戸電鉄も同じ位置づけにあるので、バス同様市内一律運賃(200円)にすることは考えていないのか?
A:神鉄については他でも支援しており、するつもりはない。
Q:市内一律料金にすることに伴い、高齢者の福祉パス廃止をするが、市民に対する説明責任は?
A:廃止は30年度なので、広報や窓口などで説明をしていく。
Q:財政に与える影響では、27年度予算は路線バス(7千万円)、コミュニティバス(84百万円)、直通バス(2億5千万円)
であり、見直し案としてそこから▲4700万円が提示されているが、其々の増減について聞く。
A:3種類のバスを一つにするので、便宜上算出した数字は、路線バス(-4百万円)、コミュニティバス(+37百万円)、直通バス(-8千万円)
合計▲47百万円
Q:スクールバスの廃止も提案されているが、何処か。
A:瑞穂小学校の廃校に共い豊地小学校に統合されたのでそれに共いスクールバスを走らせた。バス路線の整備に伴い廃止を提案しているが
地元と協議中であり、地元の意見を最優先に考えたいと思う。
Q:バスの再編に伴う各路線の乗車見込数は算出しているのか。
A:アンケートなどを用いて検討はしたが、乗車見込み数の算出は行っていない。
下は、バス見直し案を抜粋しました。
非効率な運行になるのは初めから分かっていたはずです。
自発的な取組の普及が必要➡市長の政策の責任を市民に転嫁 残して欲しければ乗るように、と言うことです。
立場を逆転させています。(何時もの手法ですが)
路線バスによる延伸も直通バス運行前に訴えていましたが、出来ないと説明を受けました。
平気で説明を変える役所の態度に辟易とするのは私だけでしょうか?
3種類のバス其々を見直しているはずですが、合計の説明しか無いので確認をすると、便宜的にと前置きがあり其々-4、+37、-80(単位:百万円)
(例:-4=-400万円)
内訳は、ルートの見直しよりも、みっきいバス老朽化の為、直通バスをみっきいバスに振替る為の予算が大きいのは明白です。
直通バス➡みっきいバス老朽化の為:よかたんバス1台、朝日ヶ丘コミバス1台、青山緑ヶ丘ルートコミバス1台
その他に、瑞穂より豊地小に通うためのスクールバスも削減の対象になっています。
(瑞穂小廃校に伴う条件としてスクールバスを運行しました。)
教育委員会はこれに対して反論できないのでしょうか?
ページを変えているので分かりにくいですが、5000万円の削減の内高齢者福祉パス(バス分)の廃止2500万円があり、
実質的には2500万円の削減しか出来ていません。この様な詭弁を役所が使うことに疑問を感じます。
また調査結果が、出たとしても無意味な気がするのですが、どちらかというと市民の意向をもっと真剣に聞いて欲しいですね。
会場から出た4.4億を何年かけていくらに減らすつもりかとの質問に、「数値目標はない、3路線を統合して効率化を図り、全体を4.4億を超えないようにルート変更などで対応する”キャップ方式”を取る」と…
耳を疑いました。つまり、上限設定だけです。
また、全体的に紳鉄を無視しているように思いました。すでに病院に行く場合の紳鉄の運賃には補助が出るそうですが、質問しない限りどこにも書いていないから分からないし、「乗って残そう」という割には紳鉄を含めた総合的な地域交通網の計画ではなく、今回の説明会は「いかにバスを存続させるか」ばかりで、回答によっては「バスに乗らない市民のせいでお金がかかる」とでも言われているようにも聞こえました。
病院直通バスにかかる経費を、みっきいバスや路線バスをコミコミにした大きな枠内で覆い隠すようにして、見えにくくしているだけにも思えました。
ちなみに、既存のバス停は廃止しないと言いながら、ルート変更等はありうるとも言いました。バス運賃は市内一律200円と言いながら、乗り継いだら乗り継ぎ割引(乗り継ぎ後80円引き)を適用しても320円になりますから、慣れ親しんだバスルートで日常生活を送っている方も、ルート変更で乗り継ぎを強いられる場合、目的地には行けるけど運賃は今までより高くなる場合があるかもしれません。
こうなると、ルート変更によってメリットを受ける方とデメリットになる方、同じくらいいるんじゃないかと心配になりました。
また、市内一律200円にするために本来それより高い分を市が補助するわけですが、うっかりしてたらこの補助が高額になって4.4億円を越えてしまうのではと、なんだか心配になりました。
結局空バスのツケを市民に負わせてる感がいっぱいです。