三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

26年12月議会一般質問三木市幼保一体化計画(案)について

2014年12月10日 | 議会

本会議での一般質問を行いました。下記は質問内容と答弁の要約です。(誤字脱字はご容赦下さい)

約13000筆の署名活動をされた「三木市の就学前施設の未来を考える連絡会」

のお母さん方の取り組みに対する役所の姿勢です。



三木市幼保一体化計画(案)についてであります。

Q:広報三木8月号別冊で示された内容と11月25日に議員総会資料の内容で

第1園区の三樹幼稚園、三木幼稚園、広野幼稚園はそれぞれ存続期間を

2年間延長に変更されていますが、その理由をお伺い致します。

又、第2園区の緑が丘幼稚園では当初、27年9月に募集を停止して

当年度中の廃園の計画でしたが、今回は認定こども園として市が整備し、

28年度から民間運営の認定こども園に計画の変更がされていますが、その理由をお伺い致します。


A:第1園区、2園区を8月の計画から変更した理由は平成27年からの

保育認定の基準の中で職を求める活動や職業訓練等の就労でも

保育所に預けることが出来るため、本年度平成26年度途中から就園の申し込みが

増えている状況にある。28年29年に於いても就園児童数の増加が

見込まれるため園区内の受け入れ人数を10%増やして確保する為、

その結果として第1園区は三樹、三木、広野の各幼稚園の存続期間を2年間延長した。

 

A:第2園区の緑が丘幼稚園を認定こども園として市で整備して

活用する理由は緑が丘地区で0歳~5歳の児童が最も増えている為。

28年からの民間運営としていたが、準備期間確保の為、平成29年4月からの移行になる。

(11月25日に説明があったばかりなのに、更に変更の訂正です!)

 

A:吉川幼稚園は34年から指定管理としていたが、の中には指定管理や

民間運営を想定していたが指定管理の場合は国からの補助金が入ってこない為、

緑が丘幼稚園同様民間運営とする。これがベストと言う案を示した。

(国からの補助金の件は、初めから分かっていたはず。等の使い方が姑息)



 

Q:以上のことから、今後存続する予定の別所幼稚園は公立で、

吉川幼稚園は33年までは公設公営で34年度からは指定管理で、

緑が丘幼稚園は公設民営で運営されますが、3園の運営方法がバラバラな理由をお伺い致します。


A:別所は公立の幼保が隣接しており既にH22年度の公立園としての一体化を決定している。

緑が丘と吉川に関しては、新たな民間活力を活かした教育保育の充実が図れる為であり、

幼保一体化を見据えて来た中、公立園の職員採用を抑制してきた為、

正規の職員数は1園の人員となっていることから。


 

Q:この度の計画(案)を元に各地域で開催された意見交換会等の

市民皆様の意見にはどのようなものがあったのかお伺い致します。


Q:計画が早すぎるのではないか

A:H27年度から国の制度がスタートする中で市としては教育保育の

適正な規模を確保する為にも3歳児の受け入れや仕事のあるなしで

子どもが園を変わることがないようにする為に先延ばしをするものではない。

 

Q:特色ある教育は今後、どうかわるか?

A:三木市共通のカリキュラムを基礎として過度の負担とならない範囲で各園の特色は残る。

 

Q:三木市独自のカリキュラムの内容は?

A:12月中のカリキュラムの事務局案の策定に現在取り組んでいる。


 

Q:最終的にこの度、議員総会や三木っ子未来応援協議会等で

配布されたものが計画案とされると思いますが、パブリックコメントのタイムスケジュールをお伺い致します。


A:8月号の広報みきで周知した他、市内50か所で意見交換会をおこなった。

今後は、広報みき1月号別冊で周知を図り、1月から10地区で説明会を開催する。

計画変更に付いては、みきっこ未来応援協議会で説明を行う。

以上の周知を図りパブコメと同等の効果が得られることから、パブコメは行わない。

 

 

一問一答2回目以降です。

Q:就園申し込み数が例年の5倍になったのは以前からお母さん方の中では

幼保一体化が始まる前に我先にと申し込みが殺到するだろうと話があったが、

見込が甘かったのではないか。市の考え方を聞く。


A:例年以上の数字になったので急きょ変更した。

毎年県の調査で保育所の入園状況を調査するが、

休職中の申し込みが殺到し、25年10月14人の申し込み者に対し、

26年10月78人で第1園区の3園では25年10月12人に対し

26年10月では45人の申し込み者であったので2年間の延長とした。

 

Q:第2園区の0歳~5歳児の増加については何時分かったのか?

A:園区については他の園区の受け入れ人数よりも少なかったこともあったので

受け入れ人数を10%加えて就園の増加も見込んだ計画とした。

 

Q:緑が丘幼稚園は28年公設民営が29年に変更になっている。

政策にブレがみえる。子育て中のお母さん方に不信感を与えかねない。

緑が丘幼稚園のタイムスケジュールは?

A:27年当初から業者の選定、実施設計、

工事は子ども達に支障が出ないように29年度に向けて進めていきたい。

 

Q:業者の選定は保育協会に協力を得られるように打診はしているのか?

A:三木市の考え方にそった理念を持った業者を選定することになる。

28年度は11園全てが認定こども園になるので、

仮称ですが認定こども園協会というものが設置されるのではないかと思いますが、

その中で十分役割を果たして頂けるような業者になって頂きたいと思う。

その方針や考え方については保育協会さんにはご理解を頂いている。

 

Q:吉川幼稚園の指定管理から民営に変わった理由として

補助金が出ないという説明があったが、初めから分かっていたのではないか。

その都度その都度辻褄合わせをしているように見える。

スピード感は必要かもしれないが動き出すまではジックリと考えて頂いて、

動き出せるような体制づくりをして欲しいと思う。

 

Q:パブコメの有無について

非常に重い13000余りの署名が提出されており広報みき8月別冊

を見て議論されて各地域の意見交換会に参加されお話をされている。

その時の内容と今回の内容が大きく変わっているので、

可能ならパブコメをとって欲しい。10か所の説明会だけではなく、

今までに行ってきた意見交換会と同じぐらいは誠意をもってする必要があるのではないかと思う。

A:パブコメはご意見として賜る。我々としては、これまでの取り組み、

これからの取り組みでパブコメに変わる仕組みを行っていくと考えているので

現時点ではパブコメをとることは考えていない。

 

Q:幼保一体化計画案の議決事項は何時か?

A:2月に臨時議会を開催してと考えていたが時間的なこともあり、3月議会に於いて上程をさせて頂きたい。

 

最後に、私が幼保について思うことを述べさせて頂きます。

保育協会さんと三木市の就学前施設の未来を考える連絡会さんから請願が出ており、

双方の請願については双方とも反対すべきでないと思っています。


只、三木市の進め方で大きく変更があったりスムーズに進んでいないように見受けられるところがあったり、

一括して進められようとしているところがあったりしているので、反対を表明させて頂いています。


何故かと言うと、例えば教育委員会。教育委員会は幼稚園を所管していますが、

自ら幼稚園を所管している教育委員会がほぼ全ての園を廃園していこうと決断された、

苦渋の決断だと思います。でも、そこでもう少し議論して頂きたかったですね。市民やお母さん方と。

僕は教育委員会が市長部局の陰に隠れているように見えて仕方がない。

もっと前に出てやって頂きたいと思うし、署名をされたお母さん方の思いだと思う。

一括して進めるやり方は、今回に限らず以前から他の政策についても、

一括して進めるのは危険ではないかと言ってきた。

直通バスだってそう。一括して進めるのは危険だと言った。

進めた後、何が起こったかというと、もう一度やり直すとか、もう一度考え直すと言うことをやっている。

だとするならば、社会実験として公立でどうしていくのか研究して

時間をかけて進めて頂きたいと思う。そうすることによってよりよい教育が出来るのではないかと思っている。

ですから、こう言う質問をさせて頂いたり、もう少し時間をおこうよ、

パブコメとってよと言うお母さん方の請願にも署名をさせて頂いている。

皆さんの考え方と私の思いに齟齬があるのは分かりますが、私の意見を表明させて頂きました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。