宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

来年産の高品質なぶどうづくりは剪定から!

2024年12月19日 11時11分37秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年12月17日、JAいしのまき主催で直売所等にぶどうを出荷している生産者

14人を対象に剪定栽培講習会が開催され、普及センター職員が講師として指導を行いま

した。

 初めに、芽の付き方や犠牲芽剪定の方法、短梢剪定における1芽剪定と2芽剪定のメ

リットやデメリット、結果母枝の配置の考え方など基本的なことを確認し、次に、実際

にシャインマスカットの樹を見ながら、結果部が空いているところがないかの確認とあ

った場合の対処法、新梢を20から30cm程度で切除する「あら剪定」、そして最後に本

剪定の実演を行いました。また、翌年の病害虫発生抑制のための落葉処理や巻き付いた

蔓の撤去についても指導しました。

 落葉も終わり、殆どの生産者がこれから本格的な剪定シーズンを迎えます。当講習会

で得た知識や技術を活かし、来年産の高品質なぶどうづくりに向けて的確に剪定が実施

されるよう期待しています。

 宮城県石巻農業改良普及センター TEL 0225-95-1435 FAX 0225-95-2999


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東和町内ノ目地区担い手法人設立に向けた先進地視察研修が行われました

2024年12月18日 08時36分18秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 登米市東和町の内ノ目地区は、令和4年に地域営農構想を策定し、令和5年度から農地整備事業採択に向け受託事業の中で、概略設計、営農計画等を作成中であり、令和8年度採択を目指しています。

 また、内ノ目地区の担い手3人と法人参画予定者の2人を含め、担い手法人設立の発起人会を令和6年9月に組織しています。

 これまで、担い手法人設立に向けた発起人会で法人の営農形態等を検討してきましたが、この度、具体的な法人経営を学ぶため、令和6年12月16日(月)に、大崎市鹿島台の「有限会社エイト農産」と加美郡色麻町の「農事組合法人下高城ふぁあむ」を視察しました。当日は、関係機関を含めて5人が参加し、各法人の設立経過や課題、高収益作物導入の際の品目選定、栽培や販売の工夫、補助事業を活用した農業機械類の導入など、広範な研修内容となりました。今後は、この視察研修で得られた情報を参考として、令和8年3月の法人設立を目指し検討を進めていくこととしています。

 普及センターでは、今後も関係機関と連携し、内ノ目地区担い手法人の設立に向けて支援していきます。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  


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七ヶ宿町において、補助暗渠施工の実演会が開催されました。

2024年12月17日 16時59分40秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年11月26日(火)に、七ヶ宿町において「RTK活用による補助暗渠施工実演会」が開催されました。当管内では、園芸作物を栽培する上でほ場の排水対策が課題となっており、補助暗渠を導入することで今後栽培する作物のさらなる生育改善が見込まれます。

 

 実演会は農業者や関係機関など約60名が参加し、七ヶ宿町、ヤンマーアグリジャパン株式会社、宮城県農業・園芸総合研究所の協力のもと、カットドレーン(穿孔暗渠機)及びカットブレーカー(全層心土破砕機)による補助暗渠施工が実演されました。カットブレーカーは、RTK(衛星測位情報を利用して位置情報の精度を上げる技術)の自動操舵システムを用いたトラクターにより施工が行われました。出席者からは、けん引するトラクターの馬力や施工する方向等の具体的な質問が出され、個人農家でも取り組みやすい補助暗渠の施工に興味を示していました。

 

 普及センターでは、今後も管内におけるスマート農業の導入や排水対策等による作物の生育改善に向け支援してまいります。

 ↑ 実演会の説明の様子

 ↑ 機械の説明の様子

 ↑ カットブレーカーの走行の様子

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班

     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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令和6年度農業法人等の労務管理研修会

2024年12月17日 15時59分17秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

近年、農業法人等の高齢化や担い手不足が深刻化していることから、これらの課題を解決するために雇用の導入を検討・強化する傾向が強まっています。

加えて、農業経営者にとって、経営を支える担い手を育成し、長く働いてもらう環境を整備することはますます重要となっており、労務管理に関する法令等の幅広い知識の習得が求められています。

この課題解決の一助とするため、管内の農業法人等を対象に、労務管理に関する研修会を12月9日に大崎合同庁舎会議室を会場に開催しました。

「『農業法人等の労務管理について』~これからでも間に合う~」と題して、県農業経営・就農支援センター等の専門家として、多くの農業者等への支援で実績のあるすずき労務経営コンサルタンツ代表の鈴木大輔氏から、労務管理のポイントについて講演をいただきました。

従業員を採用する際の、募集・採用から更新終了(定年等)に至るまでの各段階における関係法令を基に雇用者として留意しなければいけないポイントを御教授いただきました。   

特に、令和6年に改正された労働基準法等の関係法令に関する労務管理事項や「パート従業員の『壁』」等、タイムリーな話題を含めて丁寧に解説いただきました。

3時間に及ぶ研修会でしたが、参加した皆さんは、熱心に講義に聞き入り、雇用を導入する際の雇用者責任について改めて学ぶ有意義な研修会となりました。

普及センターでは、研修会等の開催を通じて引き続き、農業者等の課題解決を支援してまいります。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター     先進技術班

 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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「海と大地の恵みを食卓へ!とっておきのレシピ教室」が開催されました

2024年12月17日 10時28分51秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和6年12月11日、JAいしのまき河南総合センター調理室において石巻地域生活研究グループ連絡協議会主催で「海と大地の恵みを食卓へ!とっておきのレシピ教室」が開催されました。本教室は、地域の若手女性農業者グループのベジ☆Hopeとの交流も兼ねています。

 今年度は、漁業者会員を講師に「わかめご飯」と「牡蠣と野菜の甘酢あんかけ」を、農業者会員を講師に「地元野菜たっぷりのはっと汁」と「ブルーベリームース」のレシピと作り方のコツを教わり、地元食材を活用した領地や意見交換など有意義な時間を過ごしました。

 石巻地域生活研究グループ連絡協議会及びベジ☆Hopeでは、一緒に活動する会員を随時募集しております。今後も、会員同士で交流する様々なイベントやセミナーを企画して活動していきますので、興味のある方は、事務局の石巻農業改良普及センター地域農業班までご連絡ください。

<連絡先>

石巻農業改良普及センター 地域農業班

TEL:0225‐95‐7612

FAX:0225‐95‐2999


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~何植える?~ 深谷東地区高収益作物勉強会

2024年12月17日 09時04分40秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和6年12月5日(木)に、河南矢本土地改良区において、宮城県東部地方振興事務所農業農村整備部主催の「深谷東地区高収益作物勉強会」が開催され、生産者や関係者約20人が出席しました。

新規ほ場整備地への「高収益作物の導入」について検討が行われ、「加工用ばれいしょ」や「直播たまねぎ」などの品目が具体的に取り上げられましたが、機械や労働力の手配などが課題とされました。

 その課題に対応すべく、当普及センターから石巻地域における「加工用ばれいしょ」や「直播たまねぎ」の取組事例を情報提供しました。

 ほ場整備地への「高収益作物の導入」は地元だけの課題ではなく、地域全体の課題であることから、当普及センターではこれからも支援を行ってまいります。

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術二班

  TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999


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優良な水稲種子の安定生産を目指して!

2024年12月13日 08時41分06秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年12月11日に、令和7年産の水稲種子生産に向けて、JAみやぎ登米水稲種子採種組合の栽培講習会が開催されました。

 はじめに、普及センターから優良種子の3つの条件とそれらに係る栽培管理のポイント、本年度の審査状況等について説明しました。次に農薬メーカーから、次年度使用予定の除草剤について、現地試験結果も交えた説明がありました。

 JAみやぎ登米水稲種子採種組合では、令和6年度に「ひとめぼれ」55.8ha、「だて正夢」6.4haで種子栽培を行い、「ひとめぼれ」については、令和7年の作付け増加が見込まれることから契約数量以上の優良種子を出荷する予定です。

 普及センターではJAや採種組合と連携しながら、次年度も優良種子の契約数量出荷を達成できるよう支援を行ってまいります。


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JAみやぎ登米花卉部会、ストック専門部で出荷査定会、現地検討会が開催!

2024年12月11日 08時47分53秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年12月5日に、年末の出荷に向けて、JAみやぎ登米花卉部会ストック専門部の出荷査定会、現地検討会が行われました。

 出荷査定会はJAみやぎ登米北方支店で行われ、生産者15人が参加しました。始めに、株式会社仙花の担当者から市場の動向や出荷時の注意点について説明があり、その後、参加者は当日出荷されたストックを実際に見ながら気を付けるべきポイントを確認していました。

 現地検討会では、栽培中のストックを前に、本年の生育の特徴や病害虫の発生状況について活発な情報交換が行われました。

 普及センターからは病害虫についての資料の提供及び説明、農薬の適正使用について情報提供を行いました。特に農薬の適正使用については、薬剤耐性及び抵抗性の発達を防ぐためのローテーション散布を呼びかけました。

 普及センターでは引き続き産地発展に向けた支援を行ってまいります。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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内ノ目地区担い手法人設立に向けた発起人会が開催されました

2024年12月11日 08時43分16秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

登米市東和町の内ノ目地区は、令和4年に地域営農構想を策定し、令和7年度には農地整備事業採択に向けた促進計画書を策定する予定の令和8年度採択予定の農地整備事業地区であり、事業目標年度である令和17年度に向けて、新規に設立する担い手1法人に農地を集積・集約化し、整備農地の一部に、新たに高収益作物を作付けする計画としています。このため、当普及センターでは内ノ目地区での法人設立と高収益作物試作の支援を行っています。

令和6年11月29日(月)に、内ノ目地区担い手による発起人会が開催され、関係機関も含めて8人が出席しました。今回はこれまでに話し合われた地域農業の現状と課題を再確認し、法人設立後の将来像等について、広範な話し合いが行われました。今後は12月に予定されている視察研修を通して法人設立後のビジョンを膨らませ、次回の発起人会でさらなる検討を進めることとしています。

普及センターでは、今後も関係機関と連携し、内ノ目地区地域営農構想の実現に向けて支援していきます。


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第2回シャインマスカット栽培技術研修会を開催しました

2024年12月10日 15時55分25秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年12月6日(金)に栗原市金成で「第2回シャインマスカット栽培技術研修会」を開催し、シャインマスカットの生産者や今後導入予定の方々、合わせて60人の参加がありました。

 当日は、現地ほ場の園主である田中学さんを講師に、田中さんが作成した資料に基づき、今年の生育概況とせん定に当たってのポイントについて説明を行い、その後に実際のせん定について実技を行いました。出席者からは、「どのようにせん定を進めれば良いか理解でき、大変参考になった。」との感想が聞かれました。

 なお、生産資材のうち実際に使用している栽培管理用の果実袋や出荷袋の紹介や電動のせん定鋏などの情報提供もありました。

 普及センターでは、今後もシャインマスカット等のぶどう栽培技術の向上に取り組んでまいります。

  <連絡先>
 宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144


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